ホテルに宿泊して一番の楽しみと言えば
「朝食」
ホテルの朝食はビュッフェスタイルを筆頭に、
名物料理があったり、中々家では食べられない様な贅沢な食材が使われたりと、
ホテル朝食ならではの魅力が沢山詰まっています。
今回は、朝食が人気のホテルをランキング形式でご紹介します。
5位 マンダリンオリエンタル東京 絶景と美食のハーモニー
ホテルそのものの評価が極めて高いマンダリンオリエンタルホテル東京。
その評価はサービスだけでなく、ホテルレストランの質の高さも勿論影響しています。
朝食はイタリアンダイニング「ケシキ」のビュッフェが基本。
最上階ならではの景色は、天井まで大きな窓が貫いているので、開放感も抜群。
ホテル朝食ビュッフェらしい種類豊富な中から自分で好きなものをチョイス出来ます。
卵料理1品はシェフが丁寧に作り上げてくれます。
なかでもホワイトオムレツとエッグベネディクトは絶品の一言。
個人的にはパンがおすすめで、是非自家製ジャムと一緒に楽しんでいただきたいです。
コロナ禍になってからインルームダイニングでの朝食にも、更に力が入っています。
プライベートな空間で、ゆったりと上質な朝食が楽しめるのも嬉しい限り。
こちらは基本的にセットメニューになっており、
お好みの卵料理を1つ選ぶことが出来ます。
エッグベネディクトも、ビュッフェで注文出来るものとは少し違ったりと、
インルームダイニングならではの変化も楽しみの1つ。
朝食の質に関しては、インルームダイニング、ケシキ、そのどちらも素晴らしいので、
単純にプライベート空間で食事したいか、
気持ちのいい陽射しを浴びながらビュッフェを楽しみたいかで選択して良いと思います。
4位 フォーシーズンズホテル丸の内東京 個性派な朝食は見た目も中身も異彩を放つ!
全57室という割とミニマムな客室数ながら、
洗練されたサービスで多くの固定ファンを生んでいるフォーシーズンズホテル丸の内東京。
東京駅近郊ホテルの中でも個性派のホテルは、その朝食もやはり個性的。
2021年6月に旧MOTIF RESTAURANT&BARから全面リニューアルとなった、
MAISON MARUNOUCHIが朝食の舞台となります。
以前のMOTIFはビュッフェが基本でしたが、現在はセットオンリーでの朝食に。
上記画像はコンチネンタルブレックファーストなのですが、既にビジュアルが異質。
どんと中央にグレープフルーツが構えており、実にシンプルな朝食です。
しかし、おすすめしたいのはこちらではなく、丸の内ブレックファースト。
洋食・和食どちらかのセットメニューにプラスして好みのメイン料理を選択出来ます。
上記コンチネンタルブレックファーストとほぼ変わらず、
ビジュアル的には東京都内一地味と言っても過言ではありません。
しかし、その地味すぎるビジュアルとは打って変わって味は絶品の一言。
特に写真のからすみオムレツは、ここでしか味わえない1品だと思います。
エッグベネディクトかと思いきや、クリスピーエッグという捻った品も。
ボリュームとしては全体的に見てもかなり控えめで、
色んな意味でホテル朝食らしさは微塵もないですが、
実に振り切った面白い朝食だと思います。
これがコロナ禍だけなのか、今後もこのスタイルでいくのかは判りませんが、
似たり寄ったりなホテル朝食に一石を投じる素晴らしいホテル朝食だと思います。
因みに朝食はインルームダイニングで楽しむことも可能です。
価格帯がトップクラスの高さなので、お得な朝食付きプランで予約をおすすめします。
3位 ザ・キャピトルホテル東急 名物のORIGAMIブレックファーストで伝統を感じる!
旧キャピトルホテルから脈々と受け継がれてきたサービスは多くの著名人を虜にしています。
そんなザ・キャピトルホテル東急の朝食と言えば、ご存知「ORIGAMI」
オールデイダイニングであり、メインダイニングでもあるORIGAMIでは、
和洋食の幅広い朝食を楽しむ事が出来ます。
一番の名物となっているのが「ORIGAMIブレックファースト」
ORIGAMIらしいココットを使った料理を中心に、
ボリューミーなメニューの他、更にはビュッフェまで楽しめてしまいます。
洋食がメインではありますが、
時期によっては日本料理「水簾」お手製の和朝食も提供していたりと、
幅広いメニューから朝食を楽しむ事が出来ます。
現在はコロナ禍ということもあって、朝食ビュッフェは休止中。
それに伴い、「ORIGAMIブレックファースト」や
「キャピトルブレックファースト」もお休み。
ORIGAMIならではの朝食が楽しめる様になるには、少し時間が掛かりそうです。
ORIGAMIに代わって力を入れ始めたのがインルームダイニングでの朝食。
ヘルシーなホワイトオムレツを中心としたヘルシーブレックファーストや
ORIGAMIらしい朝食が楽しめるコンチネンタルブレックファーストまで。
価格帯が3,795円~とやや高めではありますが、
広く快適な客室でのんびりゆったり朝食を楽しめるので一考の価値ありです。
2位 ACホテル・バイ・マリオット東京銀座 今最も注目のホテル朝食!何でもありな多国籍ビュッフェ!
2020年7月開業と、銀座のマリオット3兄弟では最も後発となった
ACホテル・バイ・マリオット東京銀座。
運営はマリオット3兄弟の長男でもあり、
歴史の長いコートヤード・マリオット銀座東武ホテルと同じ東武ホテルが担当しています。
朝食は1階のACキッチンが舞台に。
基本的にはビュッフェオンリーで、セットメニュー+ビュッフェのスタイルです。
このビュッフェがかなり多国籍な感じになっていて、
とっても面白い他、質に関しても中々に良いものが揃っています。
ACホテルがそもそもスペイン発祥だそうで、料理もスペイン料理を中心。
フラメンカエッグとフォーが名物料理。
フラメンカエッグはスペインの郷土料理だそうで、
乱暴に説明するとラタトゥイユにポートドエッグを乗せたもの。
生ハムは特に絶品で、恐らく原木から削ったものを小分けにして提供しています。
他にもチュロスやワッフル、ナティージャといった実にスペインらしい料理や、
ホテルビュッフェ定番のメニューが揃っています。
価格は4,427円とこのクラスのホテルとしては割と高めな価格帯ですが、
バターやジャム等も全体的な質は驚く程高く、
新しいスタイルのホテル朝食ビュッフェとして、今後の発展も多いに期待出来ます。
1位 東京ステーションホテル シーズンを問わず極めて高水準な朝食がいつでも楽しめる!
もし、朝食のみでホテルを選ぶことになったらどのホテルにするか。
予算等を考えずに選べるのであれば、私は迷うことなく東京ステーションホテルを選びます。
理由は単純で、いつ宿泊しても極めて高水準な質の朝食が楽しめるからです。
宿泊時の朝食会場となるアトリウムは、宿泊時や予約必須の食事時のみ入室が可能な場所。
特に宿泊時の朝食ビュッフェの質の高さは、東京都内でも随一と言い切れる程です。
また、質だけでなく、サービス全般の良好さも東京ステーションホテルらしい点。
ビュッフェはライブキッチンの豊富さも魅力の1つ。
特にエッグベネディクトとオムレツは絶対味わいたい一品。
ビュッフェそのもののメニューの豊富さも随一で、全種食べるのは至難の業かも。
東京ステーションホテルには、アトリウムだけでなく、
ロビーラウンジでも朝食が楽しめます。
こちらはセットメニューが基本で、宿泊時だけでなく外来ゲストも自由に楽しめます。
おすすめは1日に極少数のみ用意されているプレミアムブレックファスト。
価格は4,900円とホテルの朝食としてはトップクラスの価格帯ですが、
その質も勿論トップクラス。
大満足のボリュームで、朝から黒毛和牛のステーキに舌鼓打つことも。
ちょっとしたコールドミールに至るまでその全てが本当に上質です。
インルームダイニングでお部屋で食事を取る事も出来ますが、
東京ステーションホテルの客室は少し手狭なお部屋が多いので、
やはりおすすめはアトリウムやロビーラウンジ。
特にアトリウムの朝食は現在宿泊時限定となっているので、
そのプレミア感も手伝って、思い出に残るホテル朝食になることを約束します。
まとめ
今回はホテル朝食をランキング形式でお届けしました。
1位はもう不動と言いますか、記事作成時から決まっていました。
やはり東京ステーションホテルの朝食はどのホテルと比べても別格で、
価格帯こそ高めですが、満足度もずば抜けて高いホテル朝食だと思います。
今回、2位、そして4位を敢えて新しいホテルや新しい朝食スタイルのホテルを選びました。
ACホテル・バイ・マリオット東京銀座は、東武ホテルのノウハウがありつつも、
銀座東武ホテルとは全く違うアプローチの朝食となっており、
ホテル朝食ビュッフェの新たな可能性を感じる事が出来ました。
一方、4位のフォーシーズンズホテル丸の内東京ですが、
あまりにも個性派過ぎて、実際に賛否両論ある朝食になっています。
私の様に少食であれば、その質の高さも相まって、
非常に満足度の高いホテル朝食だと思うのですが、
ホテルの朝食らしさや、華やかさは皆無なので、
人によっては厳しい評価になるかもしれません。
ホテル朝食は、何回体験しても本当に楽しく魅力的なイベントだと改めて感じました。
ホテルの違いだけでなく、シーズン毎に変化があるホテルだと、
宿泊だけでなく、朝食がメインの滞在にもなり得ます。
コロナ禍によって、ホテル朝食ビュッフェが難しくなった際、
多数のホテルでお話を聞きました。
皆さん口を揃えて仰っていたのが
ホテルの朝食は新しいスタートを切ってもらう為のお食事なので、
どんな形になっても最良の状態で皆様に楽しんでいただきたいです
という熱い想いでした。
今の所、ビニール手袋とマスク着装や、
ラップ済み小鉢でのビュッフェがホテル朝食のニュースタンダードとなりました。
苦心の結果このスタイルを生み出したホテルは勿論素晴らしいと思いますが、
私は、このスタイルに特に文句を言わず、
きちんと従って朝食を楽しんでいらっしゃるゲストの皆様も併せて素晴らしいと感じています。
是非、これからも、美味しく素敵なホテル朝食を、
存分に楽しんでいただければと思っております。
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