新型コロナウィルスが蔓延し、日常が大きく変化してきました。
ホテルでの過ごし方やサービスも、従来と全く同じというワケにはいかず、
サービスによって大小様々な変化が起きています。
今後も、しっかりとした落としどころが見つからない限り、
試行錯誤を繰り返す事になるのではないでしょうか。
今回は、そんなコロナ時代ともいうべき現在、
ホテルを楽しむにはどうすれば良いかや心構えを考えていきます。
ホテルレストランは事前に営業日やサービスをチェック!
最も影響を強く受けているのは間違いなくホテルレストランです。
店舗によっては休業も余儀なくされ、現在でもそれは続いている状態です。
また、利用客が激減してしまった為に、営業日数を限っている場合も。
下記に、ホテルレストランの現状一覧を記載します。
- 営業日を限定
- ランチもしくはディナーの休止
- 外来からの朝食を拒否もしくは週末限定
- メニューを絞って提供
- 客席を絞って営業
- テイクアウトメニューを提供
概ね以上の点が当てはまります。
特に客席を絞って営業はどのホテルレストランも実践していることです。
状況はホテルレストランによって様々な為、
もしホテルレストランの利用を検討されている場合は、
予め調べておくことを強くおすすめします。
注目したいのはテイクアウトメニューの提供です。
かなり多くのホテルがテイクアウトメニューを提供しており、
自宅でも気軽にホテルレストランの料理が楽しめる様になりました。
また、考え方を少し変えると、宿泊時にこれを利用すれば、
少しお得にインルームダイニングを気軽に楽しめる事も出来ます。
ホテルレストランのビュッフェは今どうなっているの?
ホテルレストランと言えばビュッフェ。
そんなイメージも今ではすっかり定着しています。
特に朝食時のビュッフェはホテル宿泊時の楽しみの1つでもあります。
しかし、今回のコロナ時代になってからというもの、
ビュッフェスタイルを提供するのは非常に厳しいのも事実。
各ホテルレストランも何とか頑張って提供スタイルを試行錯誤しているのですが、
まだまだコレといったスタイルは確立されていない様子です。
- トングを1人1つ用意
- セミオーダー形式を採用
- 提供メニューそれぞれにカバーをつける
- ビュッフェ調達時にはマスク着用を義務
- 手袋を1人1枚用意
概ね上記の様なスタイルでの提供へと変化してきています。
ただ、この形式だと自ずと提供ペースが遅くなります。
その為、未だにビュッフェスタイルを中止し、
セットメニューで朝食を提供しているホテルも数多く存在します。
ホテルの朝食は今殆どがセットメニューでの提供に
非常に残念なことではありますが、
今ホテルでの朝食は殆どがセットメニューでの提供になっています。
コンチネンタルブレックファストやアメリカンブレックファストでの提供が主。
和食の場合は御膳での提供が主となっています。
セットメニューとなると、価格を考えると中々悩ましい。
ホテルで優雅な朝食を取りたいのは山々ですが、
敢えて別の選択肢を考えてみるのは如何でしょうか。
ホテル朝食の楽しみ方①ルームサービスを利用!
このコロナ時代で、ホテルが力を入れているサービスの1つが、ルームサービス。
朝食でも提供するホテルが徐々に増えてきています。
提供方法は様々ですが、概ね、客室内のテーブルにセット展開する、
もしくは専用のテーブルを搬入してそのまま利用するの2タイプ。
お部屋でゆっくり朝食を楽しめる為、
コロナ時代でも安心と、利用者も徐々に増えている様子。
特別感の高い朝食でおすすめです。
品数が少ないホテルもあったりするので、その辺りは事前に調べておくと安心です。
また、ホテルによっては宿泊当日の決まった時間までに、
翌日の朝食ルームサービスを予約しておかないとダメな場合もあるので、
チェックイン時等にコンシェルジュへ伺ってみましょう。
人気の高いホテルは、チェックイン時ですら
既に朝食ルームサービスの受付が終わっている事も・・・。
確実にお願いしたい場合は、予めホテル側にリクエストを出しておくことも大切です。
ホテル朝食の楽しみ方②ブランチ・ランチを楽しむ
意外とおすすめなのが、敢えて朝食を抜いてブランチやランチへスライドさせる事。
朝食を抜くという事は、朝ゆったり眠れることに繋がります。
忙しい毎日から何も気にせずゆったり眠れることは、非常に有益です。
ホテルによってはチェックアウトが12時以降である事も多く、
その場合は、ブランチやランチ後に少しではありますが、客室で寛ぐ事も出来ます。
早いホテルだと11時前後からブランチやランチをスタートしている事もあり、
私は良く朝食を飛ばしてランチをゆったり取るという過ごし方をします。
朝ゆったり眠れますし、オシャレをするのも余裕を持って出来るので、
おすすめの過ごし方です。
ホテル朝食の楽しみ方③敢えてホテルでは朝食は取らない!
敢えてホテルで朝食を取らず、外出して近隣のレストラン等で取る方法です。
私は地方で泊まる際、時折この朝食を選択します。
特に、ホテル周辺にパン屋や名物のモーニングセットがあるレストランがあれば、
1回は必ずと言って良い程ホテル周辺の近隣施設で朝食を取っています。
コロナ時代でも、変わらずモーニングセットを用意しているレストランは多く、
パン屋に関しても、朝早くから開いている事も多い為、
今後、更に重宝する朝食の取り方ではないかと考えています。
特にGo To トラベルの地域共通クーポンが配布された場合、
朝食でクーポンを使う、なんて手段もとれるので、より気軽に利用出来るかと。
ホテルバーは営業時間短縮。地下のホテルバーは軒並み大苦戦・・・
ホテルレストランでも最も苦境に立たされているのがホテルバーです。
再開目途が立ったのも、多くのホテルが8月上旬~中旬。
それも営業時間は大幅に短縮している他、
営業日もかなり制限しているホテルバーが殆どです。
特に週末を敢えて定休日と設定している場合が多いです。
それ以上に厳しい状態なのが、地下にあるホテルバーです。
元々、見つけにくい隠れ家の様な設計をしていたホテルバーも多く、
そういったホテルバーは空気の循環が悪い印象を受けやすく、
抜本的な解決策も難しい為、かなり死活問題となっています。
実際には、換気が悪いホテルバーはそこまで多くないのですが、
「地下」「窓がない」「狭い」というイメージだけが先行して、
悪い印象に捉えられてしまうからでしょうか。
また、ゲストの絶対数が全体的に減っている上に、
ホテルバーを利用するゲスト自体が少ない為、
単純に採算が合わない状態である場合も。
12月現在でも、まだ営業休止中のホテルバーが数多く存在します。
ホテルバーの利用は事前に営業日等を確認する事をおすすめします。
クラブラウンジがフルサービスである事は希少。フルサービスじゃなくても泣かない!めげない!いじけない!
当サイトでも人気のクラブフロア・クラブラウンジ。
私自身、ホテルが好きになったのはクラブフロアに宿泊した事が切っ掛けです。
そんなクラブフロアにあると嬉しいサービスがクラブラウンジ。
飲食が無料で出来、非常に優雅な時間を過ごす事が出来る為、
とてもおすすめしたいホテルのサービスとなっています。
しかし、コロナ時代になってからというもの、
クラブラウンジのサービスは縮小の一途を辿っています。
先に結論から申しますと、今はクラブフロアは避けた方が無難です。
現状、フルサービスのクラブラウンジは東京都内でも半分程度といった印象。
特に朝食に関してはクラブラウンジで提供される事はかなり少なく、
レストランでの代替えサービスとなっている事が多いです。
また、提供されるものに関しても、保存がある程度利くアルコール類はともかく、
フード類に関しては、今までの平常時と比べると格段に質が下がっています。
これはホテルの稼働率や収益に如実に影響される為、仕方のない要素なのですが、
価格帯を考えると、素直に納得出来るかどうかかなり難しいです。
クラブフロアが大好きで、お気に入りのホテルは殆どクラブフロアに泊まる私も、
このコロナ時代になってからというもの、クラブフロアに宿泊したのは1回のみ。
理由は勿論、平常時と比べるとクラブラウンジの質が大幅に下がっていたからです。
ですので、クラブフロアを避け、敢えてレギュラーフロアで宿泊し、
浮いた金額でホテルレストランのランチやディナー利用する事をおすすめします。
勿論、営業日等をチェックしてしっかり前以ての予約をお忘れなく。
様々な付帯施設のサービスが変更・簡略化になっても泣かない!めげない!くじけない!
このコロナ時代になってから最も変化があったと言えば、
ホテルのフィットネス・プール関連だと思います。
プールは人数制限、時間帯縮小が顕著になっており、3~4時間待ちが当たり前の日も。
今年は海水浴場等が軒並み閉鎖されてしまった他、
市民プールも休止している事も多く、ホテルプールへの需要が一層高まった事に加え、
人数制限の為、1度に利用出来る人数は極めて少なく、
その為に、とんでもない待ち時間が提示される事も珍しくありません。
また、フィットネスに関しても、多くのホテルが24時間利用可だったのが、
今では時間を大幅に短縮しての利用となっている場合が多いです。
マシンに関しても、1台を使用不可にして、スペースを開けたり等、
かなり苦肉の策を展開している印象が強いです。
他にも、本来は飲食を提供している宿泊者専用ラウンジでの飲食提供を休止し、
休憩スペースとしてのみ利用可能になっていたり等、
平常時は強みとなっていたサービスが軒並み使えなくなっていたりします。
特にハイビジネスホテルやアッパーミドルホテルは顕著で、
折角のアピールポイントを完全に潰された状態になってしまっています。
現状、そういったサービスを展開していたホテルは、宿泊費が控えめになっており、
かなり気軽に泊まり易い日が多くなっています。
自由でゆとりのある過ごし方を心掛けて!
このコロナ時代でホテルを利用するなら、ゆとりを持った気持ちが大切です。
また、旅先やホテルでの過ごし方に関しても、
自由な発想で過ごした方がより有意義に過ごせるかと思います。
ホテルでのおこもりステイも良いですし、観光地を巡るのも良いと思います。
ただ、今まで混雑していた観光地は、変わらず今も混雑している事が多いです。
その為、目的の場所が混雑で行けない・近付きたくない場合、
違う目的の場所の代替え案も予め用意しておけば、
折角の旅行が台無しになる事も少ないです。
私の場合で恐縮ですが、1つの旅で主要目的地を3つ用意する様にしています。
そしてその中から最低2つは達成する様に旅を計画立てています。
そうすれば、万が一1つを飛ばしたとしても、残り2つでカバー出来、
旅の良い思い出もしっかりと味わえます。
また、1日予備日も設けておき、
目的地に行けなかった場合のカバーも行う様にしています。
「全ての目的地に行かなくてもいい」
「最低2つは目的地に行く」
「予備日はその場で目的を自由に決める」
この3点を心掛けるだけで旅はかなり楽しくなる事を提言します。
これは、ちょっとした心理プログラムを応用しているのですが、
長くなるので割愛させていただきます。
まとめ
- レストランは予め営業日等をチェック!
- テイクアウトを上手に利用してお得にホテルレストランを楽しむ!
- 現状、クラブフロアに宿泊するのはあまりおすすめ出来ません
- クラブラウンジがフルサービスじゃなくてもめげないで!
- 色んなサービスがないかもしれませんがくじけないで!
- 観光地への旅行は、ちょっとしたコツで最高の旅に!
ホテル業界にとってはとんでもない時代となってしまったコロナ時代。
各ホテル、生き残る為に必死です。
ただ、私達ゲスト・ホテルラバー達も同じく生きる為に必死です。
そんな中、折角休息を取ろうとホテルに行ったのに
望んだサービスを受けられなかった。
そうなるとホテルの評価ももれなく下がっていくでしょう。
しかし、初めから過度なサービスを期待しなければ、
ホテルへの印象はかなり違ってきます。
平常時であればやはりしっかりしたサービスを受けたいですが、
お互いに思いやれば、その旅やホテル滞在はきっと素敵なものになるはずです。
楽しいホテルライフを送って、この厳しい情勢すら楽しんでいきましょう!
コメント