2月未明、ついにSPGアメックスから発表がありました。
「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」
への切り替えが間もなく行われるとのこと。
海外では既に切り替わっており、いよいよ日本もSPGアメックスが無くなる事に。
今回は、発表内容を精査しつつ、
今後SPGアメックスから
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードになって
どう変わっていくかも徹底検証、解説致します。
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの概要
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードの概要
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで注目すべき特典①遂にマリオットボンヴォイプラチナエリートが特典に!
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで注目すべき特典②無料宿泊特典の拡充&達成条件追加
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで注目すべき特典③家族カードが1枚無料に!
- SPGアメックスとMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード最大の違いは年会費が高くなりました。適用は2022年5月11日請求分から
- SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへの切り替えは2022年2月24日以降に自動的に順次特典も含めて切り替え!
- 結局SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは切り替えるべき?
- SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードに切り替えるのはあり?なし?
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードにするかヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カードにするかを徹底比較・検証!
- マイルを溜めるならMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード一択!
- マイルを別カードで貯めていて年間200万円以上利用出来るならヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カード!
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード まとめ
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの概要
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
年会費:49,500円(税込み)
特典:
- マリオットポイントの獲得
- 入会後3ヶ月以内に300,000円以上利用でボーナスポイント
- Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)ゴールドエリート付与
- 1年間に400万円以上利用で
Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)プラチナエリート付与 - 入会後2年目以降、15泊分の実績付与
- 入会後2年目以降、150万円以上の利用で無料宿泊特典
(50,000ポイントまで) - ザ・リッツ・カールトンまたはセントレジスにて2連泊以上で100米ドルクレジット
- AMEX優待(アメリカン・エキスプレス・セレクト、
空港ラウンジ、エアポートサービス、旅行傷害保険、各種プロテクション等)
以上がMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの主な特典です。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードの概要
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:23,100円(税込み)
特典:
- マリオットポイントの獲得
- 入会後3ヶ月以内に300,000円以上利用でボーナスポイント
- Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)シルバーエリート付与
- 1年間に100万円以上利用で
Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)ゴールドエリート付与 - 入会後2年目以降、5泊分の実績付与
- 入会後2年目以降、150万円以上の利用で無料宿泊特典
(35,000ポイントまで) - ザ・リッツ・カールトンまたはセントレジスにて2連泊以上で100米ドルクレジット
- AMEX優待(アメリカン・エキスプレス・セレクト、
空港ラウンジ、エアポートサービス、旅行傷害保険、各種プロテクション等)
以上がMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードの主な特典です。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで注目すべき特典①遂にマリオットボンヴォイプラチナエリートが特典に!
変更される特典として最も注目すべきはやはりプラチナエリートの獲得。
1年間の利用金額400万円以上でプラチナエリートになる事が出来ます。
年間で月平均34万円弱の決済が必要になってきます。
因みに年会費や分割払い、リボルビング払いは対象とならない為、
実際の支払額は405万円以上を超える必要があります。
私の現在の決算額ではちょっと足りそうにありません。
そんな方には15泊分の宿泊実績がカード更新時にプレゼントされますので、
普通にプラチナ修行をした方が結果的にお得に達成出来るのではないでしょうか。
ゴールドエリート会員はSPGアメックスと同じで無条件で自動付与されるので、
客室アップグレード等で快適な修行になる事は約束されます。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで注目すべき特典②無料宿泊特典の拡充&達成条件追加
これは以前お伝えした通り、フレキシブルレートになる事に合わせた、
無料宿泊特典の拡充が今回新たに追加される事に。
今までは50,000ポイントまでのホテル、
つまり、オフピークのカテゴリー7までのホテルに無料宿泊する事が出来ました。
しかし、カテゴリー制が廃止され、
今後マリオットのポイント無料宿泊はフレキシブルレートが採用されます。
それに合わせて、50,000ポイントを超えるホテルであっても、
ご自身が持っているポイントを追加利用すれば、
最大で65,000ポイントまでのホテルに無料宿泊する事が出来るようになりました。
未だフレキシブルレートに変更が始まっていない為、
実際にはどんなホテルに宿泊出来るかは未知数です。
そしてもう1つは残念な改悪。
無料宿泊特典は1年間の利用額が150万円以上にならないと付与されない事に。
無料宿泊特典が無条件でなくなったのはかなり手痛い改悪だと思います。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで注目すべき特典③家族カードが1枚無料に!
現在のSPGアメックスは家族カードを追加するごとに17,050円の年会費が別途掛かりました。
今回のMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、
その家族カードの年会費が1枚のみですが無料になっています。
カード決済をこのカードに家族で集約させれば、
プラチナエリート達成も夢ではないかもしれません。
家族カードを利用したい方は、少しだけですがお得度が上がりました。
SPGアメックスとMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード最大の違いは年会費が高くなりました。適用は2022年5月11日請求分から
今回、多くの方が該当するであろうSPGアメックスから、
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへの乗り換え。
一番気になるのが年会費の高騰です。
SPGアメックスの年会費は34,100円。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの年会費は49,500円。
その差額、15,400円です。
ちょっといいゴールドカード1枚分くらいの年会費上乗せとなってしまいました。
因みに家族カードは2枚目以降24,750円掛かります。
家族カードは絶対1枚のみに止めるべきですね。
年会費の改定は2022年5月11日以降の請求分からとなっています。
SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへの切り替えは2022年2月24日以降に自動的に順次特典も含めて切り替え!
SPGアメックスをお持ちの方は2022年2月24日以降、
特に手続き等必要なく、自動的に各特典等が切り替わります。
各特典の適用時期や条件が、カードの更新タイミングによってちょっと判り辛いのですが、
まとめるとこんな感じに。
SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへ2022年2月8日~23日にカードの更新をする方向け
まず2022年2月8日~23日の間にカードの更新タイミングが来てしまった場合。
あまりにも考える時間がないからか、カードを更新した場合、
2022年度分の5泊の宿泊実績と無料宿泊特典は無条件で獲得出来ます。
更に、翌年、SPGアメックスから
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへ切り替えた場合、
年会費はこのタイミングで49,500円へと変わりますが、
2023年度も15泊分の宿泊実績と無料宿泊特典は無条件で獲得出来ます。
2024年以降は、通常通り年間150万円以上の利用条件が必要になってきます。
実は私が正にこのタイミングでの更新となっており、
更にはカードの刷新タイミングも重なっていた為に、
今後5年間は新しいカードではなくSPGアメックスカードのまま利用する事に。
SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへ2022年5月11日以降にカードの更新をする方向け
2022年2月8日以前に、既にカード更新を終えている場合、
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへ切り替えた際は、
次回のカード更新時に年会費が49,500円に。
ただ、2023年度の15泊の宿泊実績と無料宿泊特典は無条件で獲得出来ます。
多くの方がこの条件に該当するのではないでしょうか。
年会費こそ変わるものの、1年分の宿泊実績と無料宿泊特典は
問題なく貰えると考えれば判りやすいです。
SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードへ2022年2月24日~5月10日にカードの更新をする方向け
最も複雑な条件となっているのがコチラの方々。
カードの更新タイミングが2022年2月24日~5月10日にある方は、
まず、2022年のカード更新の年会費はSPGアメックスのまま、
そして5泊の宿泊実績と無料宿泊特典も無条件で獲得出来ます。
ただ、2023年の2月24日~5月10日の更新の際、
年会費はMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの49,500円に、
そして15泊の宿泊実績プレゼントが獲得出来ますが、
無料宿泊特典に関しては年間150万円以上の利用条件達成が必要になってきます。
カード更新を切り替えるかどうかの検討出来る時間がある為、
2023年度の無料宿泊特典は優遇されないという事ですね。
結局SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは切り替えるべき?
今回の切り替えは相当悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
判り易く今回のGOOD・BADポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
年間400万円以上利用で50泊必要なプラチナエリートになれる!
家族カードが1枚無料になった!
宿泊実績が15泊分も貰える様になった!
リッツやセントレジスに連泊で100米ドルクレジットが貰える!
スマートフォンプロテクションが付いて修理代金が3万円まで補償!
年会費が15,400円も高くなった・・・
無料宿泊特典が年間150万円以上利用しないと貰えなくなった・・・
年会費と無料宿泊特典以外はほぼ今までのSPGアメックスと変わりません。
京都特別観光ラウンジがもしかすると特典から無くなっているかもしれませんが・・・。
マリオットボンヴォイのゴールドエリートもSPGアメックスと同じで無条件で付いてきます。
ゴールドエリートの主な特典は客室アップグレードとレイトチェックアウト。
そして今はレストラン割引も重要な特典になるでしょうか。
各種特典に関しては下記の記事で他のホテルグループと共に解説しております。
特典としては十分過ぎる程魅力なので、
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの年会費でも
ゴールドエリートの価値や満足度は高いと思います。
となれば、残るは無料宿泊特典。
切り替えるかどうかは年間150万円以上の利用が出来るかどうかのみで判断して良いと私は思います。
SPGアメックスからMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードに切り替えるのはあり?なし?
今回の発表で突如登場したMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード。
SPGアメックスから切り替える候補になり得るかどうか。
まず初めに結論から申し上げますと
このタイミングで絶対に切り替えるべきではありません!
カード自体の特典は割と順当だと思います。
- マリオットボンヴォイシルバーエリート付与
- 年間100万円以上利用でマリオットボンヴォイゴールドエリート獲得
- 家族カード1枚無料
- 5泊分の宿泊実績
- 年間150万円以上利用で無料宿泊特典獲得(35,000ポイントまで)
ただ、最後の無料宿泊特典が相当危険な香りがします。
まだカテゴリー制からフレキシブル制になっていないので、
35,000ポイントでどんな国内マリオットホテルに宿泊出来るかは判りませんが、
他国と比べると日本のマリオットホテルのポイント無料宿泊は全体的に高めです。
マリオットを良く利用される方なら分かるかと思いますが、
35,000ポイントで泊まれるホテルは現状でもかなり少ないです。
それでいて、年会費は23,100円となんとも微妙な価格帯。
マリオットボンヴォイのポイント宿泊がフレキシブル制に切り替わり、
35,000ポイントでどんなホテルが宿泊出来るかを把握してからで良いと思います。
現状すぐ切り替えるカードではないと断言します。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードにするかヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カードにするかを徹底比較・検証!
ヒルトンVISAが終了し、何とも難しい立ち位置になっていたヒルトンアメックスプレミアム。
今回、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの概要が判った事で、
中々に悩ましい事になってきました。
ここでは両プレミアムカードを徹底比較してみましょう。
特典/カード名 | マリオットアメックスプレミアム | ヒルトンアメックスプレミアム |
年会費 | 49,500円 | 66,000円 |
家族カード | 1枚無料 2枚目以降24,750円 | 3枚まで無料 4枚目以降13,200円 |
付帯上級会員 | マリオットボンヴォイゴールドエリート | ヒルトンゴールド |
条件達成上級会員 | 年間400万円以上利用で マリオットボンヴォイプラチナエリート | 年間200万円以上利用で ヒルトンダイヤモンド |
無料宿泊特典 | 年間150万円以上利用で 無料宿泊1泊分 50,000ポイントまで無料 | 継続毎に ウィークエンド無料宿泊特典1泊 年間300万円以上利用で 更にもう1泊分の ウィークエンド無料宿泊特典 |
年会費はヒルトンアメックスプレミアムが圧倒的に高いです。
ただ、家族カードを考えると一概にそうとも言い切れず。
上級会員はマリオット、ヒルトン共にゴールドです。
特典としては経験上マリオットの方が適用される可能性が高いので、
マリオットに軍配があがるでしょう。
注目は条件達成で獲得出来る上級会員。
マリオットアメックスプレミアムは年間400万円で漸くプラチナエリートに対し、
ヒルトンアメックスプレミアムは年間200万円でダイヤモンドです。
今までヒルトンアメックスプレミアムは、
比較されていたのが今や伝説となったヒルトンVISAプラチナだったので、
どうしても分が悪かったのです。
ですが、こうしてマリオットアメックスプレミアムと比較すると、
強ち悪いとは言い切れなくなってきました。
そして無料宿泊特典に関しても、
マリオットアメックスプレミアムが年間150万円以上必要なのに対し、
ヒルトンは無条件でウィークエンド無料宿泊特典が一泊、
更に年間300万円以上でもう1泊獲得出来ます。
今まではVISA対アメックスの構図があったので、
VISAはVISAらしい特典、アメックスはアメックスらしい特典で勝負していましたが、
同会社になった事で、確実に選択肢を狭めてきていますね・・・。
マイルを溜めるならMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード一択!
私の様にマイルを溜めるカードがSPGアメックスだった場合は、
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード一択で良いと思います。
現状、ヒルトンオナーズポイントはマイル変換するのにかなり不向きです。
勿論、マリオットボンヴォイポイントもいつマイル変換率が変更されるかは未知数ですが、
今の所は変更等ないので、問題ありません。
マイルを別カードで貯めていて年間200万円以上利用出来るならヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カード!
一方、マイルを別のカード等で貯めていて、
更に年間200万円以上利用するなら、
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カードはかなり魅力的な選択肢です。
ヒルトンダイヤモンドでクラブラウンジが使えるのは最大の利点。
無料宿泊も無条件で1泊付いて来ますし、その無料宿泊でクラブラウンジが使えるとなれば、
年会費に迫る価値を特典で得る事が出来ます
特にコンラッド東京や大阪等を無料宿泊で利用されるならその価値はかなり高くなります。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード まとめ
私にとってはまさかのタイミングでの発表となった
「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」
新しいカードを拝めるのは5年後と、嬉しいやら悲しいやらですが、
特典としては、一応納得出来る範囲に収まってくれた気がします。
プラチナエリート達成条件は年間400万円以上利用とかなり厳しいですが、
宿泊実績15泊分があるので、純粋にプラチナ修行するのはありかなと思っています。
何にしても、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードと言うよりは、
3月以降に控えるポイント宿泊のフレキシブルレートがどの様なレートになるかが一番の問題です。
35,000ポイントでも多くのホテルに泊まれるなら、
通常のMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードの価値が飛躍的に上昇しますし、
50,000ポイント、ないしは65,000ポイントでも大したホテルに宿泊出来ないのであれば、
カードの再構成もやむを得ないのではないかとも考えています。
フレキシブルレートになった際に、改めて別記事で特集しようと思います。
新規入会を検討の方は、絶対まだ待った方が良いです。
少なくともマリオットボンヴォイのポイント宿泊レートが定まってからでも遅くはありません。
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