オミクロン株という新たな脅威が世界的に広がりつつあります。
その一方で明るい話も少しずつ増えてきています。
早速、ホテル関連のニュースを見て行くことにしましょう。
2021年10月の日本人宿泊者数が大幅回復へ。
観光庁が定期的に発表している宿泊旅行統計調査によると、
2021年10月の日本人宿泊者数が前年同月比5.5%減に留まったと発表。
9月は前年同月比21.8%減だったことを踏まえるとこれはかなり良い兆し。
私自身、10月は多数のホテルへ宿泊しましたが、
明らかにゲストとすれ違う頻度が増えました。
客室稼働率に焦点を当てると、驚きなのがビジネスホテルは前年同月差が+2.6と、
著しい回復を見せていること。
そしてコロナ禍で最も苦戦を強いられているのは
リゾートホテルだという事もはっきり分かってきました。
都道府県別の客室稼働率は更に興味深いです。
リゾートホテル部門では奈良県の稼働率が全国1位に。
これは今奈良県が怒涛の高級ホテルラッシュなのが一因でしょう。
旅館、ビジネスホテル部門で1位になったのは秋田県。
これに関しては理由が皆目見当つかず。
有名な温泉宿、温泉地が多数ある秋田県なので、
もしかするとお手頃価格な時に行ってみたい方が多かったのかもしれませんね。
延べ宿泊者数を見ると、新型コロナウィルス、
そして緊急事態宣言の影響がどれだけ大きいかが数字としてはっきり判ります。
9月と違い、10月は明らかな回復傾向となっています。
また、コロナ禍の生活リズムや生活基準、各種対策に
ゲスト、ホテル側がしっかり順応してきたのも影響はあるでしょう。
宿泊施設別の稼働率を見て行くと、
ビジネスホテルがコロナ禍の昨年であっても大きな波に巻き込まれず、
安定した稼働率を誇っていることにも注目。
この稼働率には勿論、軽症者の隔離宿泊分も折り込み済みでしょうが、
そうだとしてもこの安定感の高さは脅威的です。
また、旅館の稼働率が外国人観光客が著しく減ったにも関わらず、
徐々に安定した稼働率になってきているのは、
今まで旅館を利用しなかった日本人が再び旅館に足を運ぶようになった事を示しています。
コロナ禍との相性が良い旅館も多く、
インバウンドが無くなったお陰でゆったりとした雰囲気を取り戻したことも要因でしょうか。
年末は満室のホテルも多く耳にしています。
オミクロン株で海外旅行を中止せざるを得なくなった方も多いはず。
今年の年末は多くの方が日本国内を旅行するのではないかと予測しています。
ウォルドーフ・アストリア大阪が開業へ。ついに日本初のウォルドーフが誕生へ!
今週最大のニュースと言えば、間違いなくこちらでしょう。
ヒルトングループでも最上級ラグジュアリーブランドとなる「ウォルドーフ・アストリア」
今回大阪駅前に「ウォルドーフ・アストリア大阪」として開業する事が発表されました。
それに伴い、ライフスタイルブランドの「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」も開業が発表。
キャンピーbyヒルトンも国内初上陸となるブランドです。
ウォルドーフ・アストリア大阪は2025年開業予定、
キャノピーbyヒルトン大阪梅田は2024年の開業を予定しています。
ヒルトンは既に大阪でヒルトン大阪、コンラッド大阪、
そして2024年開業予定のダブルツリーbyヒルトン大阪城があり、
大阪に国内で展開中のヒルトンブランドほぼ全てが揃い踏みとなります。
大阪駅北側にはウォルドーフ・アストリア大阪、
大阪駅南側にはヒルトン大阪、コンラッド大阪と盤石の布陣になりそうです。
ホテルオークラ京都岡崎別邸が1月20日に開業が決定
既に以前1月開業予定と通知していたホテルオークラ京都岡崎別邸。
開業日が正式に1月20日と発表されました。
ホテルオークラブランドの新規開業は実に約20年ぶりとのこと。
客室数は別邸らしく60室と少な目。
ホテルレストランはガストロノミーが新設。
素晴らしい日本庭園を眺めながら、極上のガストロノミーを堪能出来ます。
オープン価格は55,000円前後~とオークラらしい価格帯。
立地が丸太町通り東側とちょっと不便な場所。
バスもしくはタクシーで訪れるのがおすすめです。
高低差の激しい蹴上駅からの徒歩はおすすめしません。
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