今回宿泊記をお届けするのは
「ホテルモントレ銀座」
ホテルモントレは大阪の不動産会社「マルイト株式会社」が、
1986年にホテル事業へと参入した際から使われているホテルブランド。
そんなホテルモントレの中では、東京に2番目に誕生したホテルが、
2000年に開業した今回のホテルモントレ銀座となっています。
近隣にはレストランが有名な「ホテルモントレ ラ・スールギンザ」もあるので、
そちらとお間違えのないように。
ホテルモントレ銀座 客室は至ってスタンダード。SDGsの推進も。
今回は客室から先に見ていきます。
今回予約していたのは「スタンダードシングル」だったのですが、
ツインルームへとアップグレードしてくれました。
まずはウェットエリアから見ていきます。
シンプルなユニットバスタイプ。
特徴的なのはシャワーヘッドがTVCM等で有名なミラブルが導入されていること。
ストレートとミストを自分で切り替えられるのですが、
特にミストはミラブルでしか体験出来ないきめ細やかなミストとなっています。
シャンプー等はホテルオリジナルのボトルに入っています。
中身は花王のホテル向けブランドのREANA。
最近はこういったボトルタイプのホテルが俄然増えてきましたね。
タオルもたっぷり用意されていますが、
アメニティはボディタオルとコットンセットのみとなっています。
2022年4月からホテルモントレグループはSDGsの推進を図っていて、
歯ブラシ、ヘアブラシ、レザー等の一部アメニティはフロントにて、
希望のものを調達する様になっています。
私個人としてはこういったものは賛成派なのですが、
それなら化粧水等の女性向けアメニティもフロントにて調達出来る様にしてくれればと
思わずにはいられません。
次はベッドルームを見ていきましょう。
お部屋の広さはそこまで広くなく、ツインルームは19.8~21㎡となっています。
テレビは42インチの丁度いいサイズ感。
スマートTVなのでミラーリングや各種動画配信サービスとの連携も。
テレビ下の棚の中には冷蔵庫や湯沸かしポット、そしてコーヒー等のセットが。
この辺りはかなり年期の入った雰囲気を受けますね。
コーヒー等のセットはトレイに載せて収納されています。
コーヒーカップやグラス、コースター代わりにもなる蓋は全てホテルのロゴ入り。
共通のロゴもあれば、銀座ならではのロゴもありますね。
デスクには各種案内やメモ帳の他、
ヘアドライヤーや無料でいただけるミネラルウォーターも。
ヘアドライヤーを使える場所がバスルームにはない為、
身支度をするには若干不便なのがBADポイントの1つ。
バゲッジラックはデスクの隣に置かれています。
こちらも少々年期が入った印象を受けますね。
ベッドの隣にはクロゼットが。
これがまたかなりクラシカルな雰囲気。
扉の蝶番が傷んでる様子で、勝手に開く事も屡。
中にはハンガーと使い捨て用スリッパがあります。
ベッド回りはかなりシンプルで旧世代的。
雰囲気はクラシカルで素敵だと思いますが、
流石にUSBジャックはそろそろ常設して欲しいと思います。
目覚まし時計も今では殆ど見掛けないようなタイプ。
ベッドはシモンズ社製で寝心地良好。
ナイトウェアはグンゼとの共同制作によるセパレートタイプのもので、
こちらも着心地が良く、ぐっすり眠ることが出来ました。
最後に客室の窓からの景色をお届け。
といっても、薄っすら見えていると思いますが、景色が楽しめるホテルではないです。
今回のお部屋からの景色は御覧の通り。
客室ランクを上げると、銀座柳通りに面した客室もありますが、
そちらも見ごたえがある景色とは中々言い辛いです。
客室からの様子は以上です。
ホテルモントレ銀座 ホテル館内は1~2階が絶好のフォトスポットに
ここからはホテル館内を散策していきましょう。
と言っても、付帯施設はホテルレストランが1軒のみと非常にシンプル。
散策出来るスペースも1~2階の一部供用フロアのみです。
フロント周辺もやや狭めなので、コロナ過の今、チェックイン時間は少し気を使います。
ホテルモントレ銀座はパリの邸宅をイメージしたデザイン。
エレベーターホール前にはこの様な暖炉も。
勿論実際に使うことはないですが、ちょっとした雰囲気作りに。
エレベーターの階数を示すメーターはクラシカルでオシャレ。
小気味いい音を立てて、針が左右へ動いて現在の階数を示します。
私はこういうものが大好きなので、このエレベーターに乗るのがとても楽しみでした。
ホテルの至る所で見掛けるのがホテルモントレを表したHMのロゴ。
客室フロアの絨毯にもホテルのロゴがしっかりと刻まれています。
このホテルのハイライトの1つが1階から2階へ続く吹き抜けの階段やエントランス。
コロナ過の今、エントランスは実質閉鎖されており、
フロント横から出入りする様になっています。
1階奥には結婚式場の他、エレベーターホールを抜けると、
ホテルレストランのエスカーレへと通じています。
エントランスホールは現在こういったソファーやチェアが置かれていて、
エスカーレを利用する方や、ホテルで待ち合わせする方のウェイティングスペースになっています。
ついつい目を奪われる調度品がこのエントランス付近には沢山置かれています。
こちらは結婚式場としても使われるホテルなので、
このベルがウェディングベルとして使われる時もあるのかもしれませんね。
壁に飾られた金のプレートは、
こちらで実際に結婚式を挙げられた方々の名前が刻まれています。
こういった物があると、ホテルがまた特別な場所に感じられますね。
アンティークな調度品の数々は恐らく実際にパリで使われていたものでしょう。
このままらせん階段を上っていきます。
どこを写真に収めても絵になるのは素敵ですね。
ヨーロッパの建築様式や雰囲気が好きな方にはたまらないと思います。
80~90年代に誕生したホテルはこういった雰囲気のホテルが多かったですが、
ホテルモントレ銀座の誕生は2000年。
モダンでスマートなホテルが流行していた時代で、
敢えて差別化を図ったのかもしれませんね。
エントランスを上から覗き込むとこんな感じに。
何て事のない写真ですが、ついつい撮りたくなる不思議な魅力があるんです。
意外と気付かない人もいらっしゃるお手洗い前のスペースにはステンドグラスも。
こちらも恐らくパリ等で実際に使われていたものを移築したのでしょう。
ステンドグラス好きな私にはたまらないものです。
2階のエレベーターホールにも少数ですがチェアやテーブルが備わっています。
朝食時にテイクアウトしたコーヒーで暫しのコーヒーブレイク。
折角なので、このまま次は朝食の様子をお届け。
ホテルモントレ銀座 朝食は至ってシンプルなビュッフェ。和食を中心に自家製メニューが美味しい。
朝食の会場は2階の宴会場。
日によっては、違う宴会場を使う場合もあるそうですが、
概ねはこちらの会場となっています。
ゴージャスな雰囲気を感じさせる朝食会場は、ちょっとだけ狭い印象。
席数もそこまで多くはありません。
朝食は和洋ビュッフェスタイルとなっており、
ピックアップ時はマスクとビニール手袋必須です。
粗方写真に収める事が出来ましたが、コロナ過なのでやや遠目のアングルとなっています。
サラダはパワーサラダと銘打たれており、ボリューミーに仕上げる事も出来ます。
野菜の質はまずまずといったところ。
こちらは洋食コーナー。
鶏唐揚げは胸肉を使ったヘルシー仕様。
トリュフ入りのスクランブルエッグはトリュフの香りがかなり控えめです。
エッグベネディクトは、マフィン等のパンがついていません。
つまりポーチドエッグのオランデーソース仕立てといった感じです。
各種スープや和食、そしてご飯はこちら。
どちらかと言えば和食の方が充実しており、実際に手の込んだメニューは殆どが和食。
ご飯に合うおかずが多く揃っています。
お魚は鯖と鮭の2つ。
思いの外の和食重視なメニューで、何を選ぶか迷ってしまいます。
朝食のハイライトの1つがこのコーナー。
特に牛すじ大根、粕汁、手作り豆腐は美味しかったです。
パリな雰囲気なのにここまで和食よりなホテルビュッフェっていうのも面白いですね。
こちらも朝食のハイライトとなるモントレカレー。
甘味とスパイシーが両立したこちらも美味しいメニューでした。
コロナ過としては割とパンも充実しています。
特にクロワッサンやワッフルはこのホテルの名物と言っていい一品。
以前はこのワッフルやオムレツをライブキッチンで作ってくれたのですが、
コロナ過になってから残念な事にライブキッチンは長らくお休みとなっています。
トースターはアラジン製で、加熱がかなり速いタイプです。
ドリンクは各種ジュースの他、テイクアウトも出来るコーヒーマシンも。
こちらは至って普通な感じですね。
デザートコーナーはこのテーブルに集約。
自家製はプリンとブランマンジェでブランマンジェの味は日替わりだそう。
プリンはしっとり系のプリンで美味。
量も程々なので、プリンはおかわりしちゃいました。
価格帯は通常2,400円と、割とリーズナブル。
朝食込みプランなら平均して2,200円前後ともう少しだけリーズナブルになります。
パリな雰囲気なのに和食が充実しているミスマッチが何とも楽しく、
しかも完全に和食の方が美味しいので、和食好きな方にはおすすめです。
ホテルモントレ銀座 ブログ風宿泊記 まとめ
今回宿泊したホテルモントレ銀座。
現在は閑散期とコロナ過が重なり、かなりリーズナブルに宿泊できるホテルとなっています。
通常の価格帯も12,000円前後~スタートなので、銀座周辺のホテルとしては良心的。
客室の使い勝手やアメニティの少なさは気になりますが、
1~2階の素敵な雰囲気と、和食の美味しい朝食は満足度が高いです。
他の新規開業ホテルと比べると、様々な点で物足りなさは感じるかもしれませんが、
あくまで銀座やその周辺を探索する拠点として利用するのであれば、
リーズナブルな日ならば一考の価値ありだと思います。
姉妹店となる「ラ・スールギンザ」と使い分ければ、より楽しいのではと思います。
特に朝食は、和食ならモントレ銀座。
洋食ならラ・スールギンザと完全に使い分け出来るかと。
価格帯もそこまで大幅に違いはないので、
気分によって宿泊先を変えるのもありではないでしょうか。
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