ホテルスプリングス幕張プレミア 本来はハイライトとなるべきエグゼクティブラウンジは評価が難しい
それでは、プレミア最大のハイライトとなるべきエグゼクティブラウンジを見ていきます。
営業時間は10:00～15:00のティータイム。
15:00～17:00のアフタヌーンティー。
17:00～19:00のアペリティフタイム。
19:00～21:00のイブニングタイム。
そして後述する朝食となっています。
チェックインから1時間程は、ドリンクのみが提供されています。
ドリンクの種類は多くはなく、ソフトドリンクが4種類とコーヒーマシン、紅茶です。
基本的に自由に出入り出来るので、気軽に利用出来るのはGOODポイント。
アフタヌーンティーなのですが、本当に極少量のスイーツが提供されるのみです。
また、補充ペースがやや遅い為、スイーツが無くなっている時間帯もかなり多いです。
これに関しては、ゲストの心遣いにも左右されるので、何とも難しい要素ですね。
フルーツカクテルやドーナツは、補充量も多く、人気の高いメニューの1つ。
このドーナツは本当に良く見掛ける様になりましたね。
最中やタルト、マカロンは特に人気が高く、補充されても一瞬で無くなってしまいます。
また、タルトはどうやら冷凍焼けがされてしまっている様で、イマイチな印象。
こればかりは、開業仕立てらしいBADポイントですね。
消費量が分かってくれば、解凍も上手に行われる様になるかと思います。
アフタヌーンティーやアペリティフタイムで人気のバゲットサンド。
ゲスト自らバゲットをカットして、野菜等をサンドしていきます。
こちらも人気が高く、御覧の様に殆ど食材が無い状態に・・・。
サービスの中心がこのエグゼクティブラウンジに集約されているのですが、
現状、ゲストのキャパと全く釣り合っていない印象は否めません。
余程タイミングが良くない限り、各フードは御覧の様な状態が長時間続きます。
アペリティフタイムの中心はこのピンチョスフードなのですが、
これも補充されて一瞬でなくなりました。
客室数は全95室。
ラウンジの席数は割と豊富なのですが、
フードの補充量が全く釣り合っていないですね。
アペリティフタイムからはアルコールが提供されている為、
13歳未満のお子様は利用出来なくなっています。
アルコールの種類も他のクラブラウンジ等と比べるとかなり控え目。
ビールも瓶ビールで用意されているのですが、こちらもあっという間に無くなってしまい、
中々補充されない時間帯がかなり長く続きました。
コンシェルジュの皆さんは一生懸命補充作業を行ってくださっているのですが、
完全に消費ペースに追いついていないです。
ハードリカーはジンやウォッカを中心に、モナン等の副材料でカクテルを楽しめます。
カクテルに重要な氷がアイスペールで用意されているのですが、
かなり小ぶりなアイスペールなので、あっという間に氷が無くなってしまい、
これもまた補充ペースが全く釣り合っておらず・・・。
私はアペリティフタイムの様子をある程度見届けて、外へ食事へと出掛けました。
イブニングタイムに戻ってみると、アペリティフタイム時とは打って変わって落ち着いた様子。
フード類も、補充ペースが漸く釣り合う様になっていました。
エグゼクティブラウンジの評価に関しては、まとめで詳しく記述します。
ホテルスプリングス幕張プレミア エグゼクティブラウンジ 朝食はハイライトらしさもありつつ・・・
ここからは朝食の様子をお届け致します。
朝食もエグゼクティブラウンジにて提供されており、今のところ、全客室が対象です。
こちらはパンコーナー。
パンの種類は思いの外豊富ですね。
トースターはアラジンなので、回転率は高いです。
ホットミールも多数用意されています。
どちらかと言えば和食が多い印象ですが、
ホットミールには洋食も少なからず用意。
注目メニューはポップアップで分かり易く伝えてくれます。
ポップアップする程のものか？というメニューもありますがそれはご愛敬です。
ご飯のお供にピッタリのメニューが殆どです。
また、ご飯は後述するライブキッチンでも提供があるので、
お茶碗へ盛る量は控え目に。
サラダやフルーツはこちらのコーナーに。
スイーツ系は殆どないので、フルーツがデザート代わりでもあります。
右手には３種類のヨーグルトが。
各ビュッフェ台の下段にはお皿が用意されているのですが、
コーナーによってお皿の種類が違っています。
和食が基本ではありますが、味はどれも及第点です。
人参のラペは味付けも程良くて美味しかったです。
突出して美味しいものはないですが、平均点は割と高めな印象。
和食が中心なのは、旧新館に日本料理店があった名残なのでしょうか。
千葉県産の食材にこだわりがあるのも好印象です。
パンコーナーの向かい側にはジャムや各種調味料がセットされています。
オリーブオイルは拘りのものなのか、割と良いものが置かれています。
コーンフレークは３種類用意。
必要なものが必要な場所にない事が多数あり、少しフラストレーションが溜まります。
一言で言えば導線や視線誘導が上手じゃないですね。
サラダの種類はそこまで多くないですが、ドレッシングは６種類と豊富。
葉物の状態は良好です。
チーズとグレーターが用意されているのですが、これは完全に提供方法が悪いですね。
ホテルスプリングス幕張プレミア 朝食のハイライトはライブキッチン！
朝食のハイライトとなるのはこちらのライブキッチン。
２種類のおにぎりとエッグステーションが用意されています。
エッグステーションでは、オムレツか目玉焼きを選ぶ事が出来ます。
私はまだオーダーを一言もお願いしてないのですが、何故かオムレツが勝手に作られていました。
流石に勿体無いので、オムレツをいただくことに。
ソースはケチャップの他、キノコソースの２つから選べるそうです。
キノコソースは仄かにトリュフの香りがします。
焼き加減はフワトロで美味しく仕上がっています。
ホテルスプリングス幕張プレミアの様子は以上となります。
ホテルスプリングス幕張プレミア ブログ風宿泊記 まとめ
- 客室は上手くまとまっていて快適度も高め！
- コンシェルジュのサービスはそこそこ安定
- エグゼクティブラウンジは非常に不安定・・・
- 宿泊費は現在も激しく乱高下・・・
今回宿泊したホテルスプリングス幕張プレミア。
GOODポイントは、新しく誕生した快適性の高い客室。
バスルームも広く、客室に関してはほぼ言う事なしで、
昨今の流行りを上手く取り入れており、快適に過ごす事が出来ました。
また、ホテル館内の様子も、プレミアに関しては高級感もあり、
上手にリノベーションが施された印象を受けました。
BADポイントはサービスの根幹を成すエグゼクティブラウンジ。
そして乱高下し続ける宿泊費です。
まず、宿泊費に関して。
現在は1万円台半ばから3万円台半ばで推移しています。
平日、週末に限らず、かなり激しく乱高下しており、
先に提言しておきますと、1万円台ならギリギリ許容範囲かなという印象です。
2万円を超えると、エグゼクティブラウンジのサービスに重きが置かれる為、
非常に評価は厳しくなるのではないかというのが私の率直な感想です。
では、問題のエグゼクティブラウンジなのですが、これは本当に評価が難しい。
まず、フードの枯渇に関してはゲストのマナーで大きく左右されます。
私が滞在した日も、フードを山の様に取っていくゲストが多数散見されました。
特にアペリティフタイムは、フードが補充されても、
心無いゲストが大量に持って行ってしまい、
並んでるゲストには何もない状態になってしまう事が1度や2度ではありませんでした。
こればかりはホテル側に責任の要素はない為、不当な評価と言わざるを得ません。
ただ、そもそもの提供量や補充ペースが少ないのでは？という印象は受けました。
フードが無くなるのは仕方ない事ですが、氷やドリンク類が枯渇するのは、
他のクラブラウンジでは殆ど遭遇しない事例です。
海浜幕張では初のラウンジが完備されたホテルとなりましたが、
明らかにデータ不足、調整不足が露呈していますね。
ターゲットは間違いなくインバウンドだと思いますが、
果たしてどこまで受け入れられるかは聊か疑問です。
完全な導線上に小さなフィットネスジムを造ったりと、
端々に疑問符を抱える付帯施設もその要因。
同価格帯のニューオータニやマンハッタンと張り合えるかと考えると、
現状ではかなり厳しいと言わざるを得ないです。
ただ、ラウンジのサービスが安定し、
本館のレストランや付帯施設が万全の態勢になれば、大分話は変わってくる気がします。
現状のサービスでははっきり言っておすすめ出来ませんが、
ラウンジを筆頭にもう少しサービスが安定してさえくれば、
1万円台なら気軽におすすめ出来る筆頭ホテルになる可能性は
十二分に秘めているホテルだとも思います。
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