今回宿泊記をお届けするのは
「富士マリオットホテル山中湖」
旧リゾートホテル ラフォーレ山中湖として、長年営業していましたが、
2017年にマリオットホテルとしてリブランド。
それを機に、客室等もリノベーションが施されました。
富士マリオットホテル山中湖 山中湖の奥地にひっそりと佇む温泉リゾート
富士マリオットホテル山中湖へのアクセスは中々に大変です。
車での移動なら楽なのですが、電車やバス等になると、
かなり乗り継いで行かなければなりません。
山中湖旭ヶ丘バスターミナルから送迎バスが出ているので、
まず目指すは山中湖旭ヶ丘バスターミナルでしょうか。
バスは現在、事前の予約が必須となっています。
送迎バスでも15分程掛かります。
実は今回、道路が混雑していて、送迎バスの時間に間に合いませんでした。
山中湖旭ヶ丘バスターミナルには送迎バスの予定時間から5分遅れで到着したのですが、
有難い事に送迎バスの運転手さんが待っていてくれました。
事前予約、そして閑散期だからこそ出来る対応だとは思いますが、本当に有難い限りです。
ホテルに到着するとスムーズな引継ぎの後、チェックインの為フロントに。
フロントでのチェックインも実に丁寧でスムーズ。
現在、ホテルレストランの「グリル＆ダイニング G」が時短営業となっている他、
全時間帯で予約制を取っているとの事。
実際にランチやティータイムにレストランは営業しておらず、この様に閉まったまま。
チェックイン時に予約しないと、
後でディナーを取りたくなっても難しい場合があるそうです。
今回は、素泊まりのプランだったので、
チェックイン時にディナー、そして朝食も予約をお願いしました。
私は現在マリオットボンヴォイのゴールドエリートなのですが、
割引に関してはディナー時のみ有効となっているそうです。
更に、チェックアウト後の送迎バスも事前予約制とのこと。
こちらもチェックイン時に翌日の予定に併せて予約をお願いしました。
客室の前にフロント周辺を見ていきましょう。
エントランスから左手には、ちょっとしたロビーラウンジが広がっています。
コーヒーやオレンジ・アップルジュースといったウェルカムドリンクも。
一番奥には「Cozy Works」と銘打たれたワークラウンジが。
こちらは宿泊ゲスト限定で無料で使えるコワーキングスペースとなっています。
宿泊ゲスト限定とはいえ、無料で使えるのは良いですね。
では、客室へと向かいましょう。
エレベーターは2基ですが、最上階でも4階と低階層なホテルなので待ち時間は少なめ。
エレベーターの速度がかなりゆっくりなので、
繁忙期はもしかするとコロナ過の規制も手伝って結構待つことになるのかも。
全体的にエレベーターホールはゆとりのあるホテルとなっていますね。
景色を眺めたり、エレベーターを待つ為のチェアーもセットされています。
有難いことに、今回は最上階となる4階をアサインして貰えました。
では、早速客室へと向かいましょう！
富士マリオットホテル山中湖 PUREウェルネスルーム キング
今回予約したのはスーペリアキング。
チェックイン時に「PUREウェルネスルーム キング」への変更を告げられました。
一応PUREウェルネスルーム キングの方が1,500円程価格は高いのですが、
どうやら客室アップグレードには相当しない様子。
元々スーペリア キングルーム相当が21室しかなく、
その内PUREウェルネスルームが7室となっています。
クローゼットの側面にはアイロン台が収納されています。
このアイロン台、使い勝手は割と良いのですが、結構重いです。
高さ調節の際に、指を挟まない様にする注意も必要となっています。
クローゼットはオープンタイプのものが1つのみ。
収納スペースはかなり広々としており、ハンガーもたっぷり。
シューミットや洋服ブラシ、靴ベラも勿論完備です。
上部の棚にはアイロンが置かれています。
下段の棚にはルームウェアとなる浴衣や、大浴場に行く際の小物入れ袋が。
浴衣はFサイズと書かれていますが実際はＭサイズ。
SサイズやLサイズもコンシェルジュにお願いすれば持ってきてくれます。
後述もしますが、大浴場はタオル等が一切なく、
客室内からタオル等を持ち込まないといけなくなっています。
富士マリオットホテル山中湖 PUREウェルネスルーム キング ウェットエリアは狭くて古めかしい・・・
このホテル最大のBADポイントは客室のウェットエリアの狭さと古臭さ。
ベッドエリアの広さとは裏腹にウェットエリアの使い勝手は悪いです。
ベイシンは1つ。
この洗面所は1人が使用しているともう1人が入るのはかなり大変です。
何故扉を内開きにしたの？と言わざるを得ない狭さとなっています。
バスアメニティも本当に必要最低限。
一応数は限られているそうですが、
スキンケアやマウスウォッシュ等はコンシェルジュにお願いすれば、持ってきてくれます。
念の為、予めご自身で持参することをおすすめします。
ベイシン下にはタオルが大小2つずつとヘアドライヤーも。
BADポイントとして、大浴場に行く際は、バスタオルも持参しなければいけないのですが、
このバスタオルを乾かせる場所が、客室のどこにもありません。
タオルハンガーはウェットエリアに1ヶ所だけですし、バスタオルを干すには厳しいです。
客室内にタオルを掛ける場所があれば良いのにと凄く勿体なく感じました。
トイレットは現代的で、自動洗浄もある使い勝手のいいもの。
広さも十分ですし、ウェットエリアで最も快適な場所となっています。
大浴場があるので、基本的に使う人は少なめだとは思いますが、
それにしてもお家感が半端じゃない浴室＆バスタブ。
あくまでおまけ程度の設備と思っておいた方が無難です。
洗い場の広さも割とコンパクトで、漂う香りが何とも古めかしいです。
一方、シャンプー等のトイレタリーは有名ブランドのTHANN。
香りがとっても華やかで、特にボディソープは良いフレグランスに。
シャワーは3段切り替えですが、低階層にしてはほんのりと水圧が弱めです。
富士マリオットホテル山中湖 PUREウェルネスルーム キング 持て余す程広いベッドエリア
次はベッドエリアを見ていきましょう。
客室の広さは41.2㎡となっているのですが、その殆どがベッドエリアとなっています。
持て余す程に広々としており、大変居心地の良いベッドエリアです。
この広さを少しでもウェットエリアに割いてくれればいいのにと思わざるを得ません。
テレビは32インチと程々の大きさ。
外部入力用のHDMI端子があるので、対応しているケーブルで、
スマホやPCと繋げれば、割と簡単にテレビへ映像を映すことも出来ます。
チャンネル数は多くなく、地上波と一部ニュースチャンネルのみです。
ルームアメニティ等がまとめられたキャビネット。
天板部には、サービスのミネラルウォーターの他、アルコール除菌シートも。
そして山梨県の名産でもある信玄武者のほうとうが置かれていました。
このほうとうは、客室アップグレードが出来なかった代わりのお土産だそうです。
折角のプレゼントなので有難くいただきました。
キャビネットを開けるとご覧の通り、ルームアメニティや冷蔵庫、ポットが収納。
グラスやコーヒーカップ等は必要最低限となっています。
ドリップコーヒーやノンカフェインコーヒー、緑茶に紅茶がセットされています。
紅茶はTWGなのですが、何故か1つだけ。
富士マリオットホテル山中湖に宿泊するゲストはコーヒー派が多いのでしょうか。
富士マリオットホテル山中湖 PUREウェルネスルーム キング PUREを謳った高性能空気清浄機と寛げるソファー
客室奥に鎮座するなにやら見慣れない大きな機械。
こちらがPUREウェルネスルーム キングのPUREたる所以だそうです。
Pureマシーンと銘打たれた高性能空気清浄機がこの機械の正体。
最大風量にすると物凄い爆音と共に風を送り出します。
注意点としては、後述するベッドサイドのルームコントローラーで、
マスターボタンを押して照明を落とすと、この空気清浄機までOFFになってしまいます。
折角の空気清浄機&Pureマシーンも宝の持ち腐れになるので、
就寝時の照明の落とし方には皆さまご注意を。
テーブルとソファー、ゆったりサイズのチェアも備わっています。
ソファーは丁度いい反発具合で座り心地良好。
クッションも程良く元気で、膝の上に乗せたり、背もたれにしたくなります。
外は生憎の天気でしたが、ソファーから眺める木々は心を癒してくれます。
晴れ間が出ると、小鳥のさえずりやウグイスの鳴き声も聞こえてきます。
晴れた日の滞在になれば、凄く心地の良い時間になりそうです。
富士マリオットホテル山中湖 PUREウェルネスルーム キング ベッドも広々キングサイズ！
ベッドはキングサイズなので、お2人で寝てもゆとりがあります。
マットはやや硬めですが、寝心地は良好です。
私は重めの枕を抱き枕代わりにしていたのですが、
重さが心地良く、グッスリ眠る事が出来ました。
ルームコントローラーは左右どちらも全く同じものとなっています。
前述の通り、マスターボタンは空気清浄機までOFFにしてしまうので要注意。
ウェットエリアとソファー近くのライトだけは独立タイプとなっています。
ベッドエリアに関しては、持て余す程広くて快適性も高く、言うことなしです。
のんびりとした時間を過ごすには最適な客室でした。
一番リーズナブルなスーペリアルームでこの快適性ですから、
温泉付きプレミアルームにするのは一考の価値ありだと思います。
最後にベッドからの外の眺めをお届けします。
と言っても、全面が森となっており、夜になると結構暗くなるので、
見応えがあるのは朝から夕方に掛けてでしょうか。
鳥のさえずりが聞こえる時間帯が特におすすめです。
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