2021年4月9日、コロナ過真っ只中に、
銀座、歌舞伎座の程近くにハイビジネスホテルが誕生しました。
関西を中心に展開していたアゴーラブランドですが、
アゴーラプレイス東京浅草に続いて、東京では2軒目となるアゴーラホテルです。
ホテルランクとしては判りやすいハイビジネスホテル。
ですが、アゴーラらしさもふんだんに散りばめられています。
今回は、そんな開業したばかりのアゴーラ 東京銀座へ宿泊してきました。
アゴーラ 東京銀座 昨今流行のハイビジネスホテルらしさ満載!
東銀座駅からは4番出口から徒歩2分前後とかなり利便性が良い場所です。
歌舞伎座も道路を挟んで向かいにある為、お芝居を見に行く際も重宝します。
雑居ビルが多い周辺地域に、突如モダンな外観のホテルが登場します。
フロントは現在、アクリル板が立てられ、新型コロナウィルス対策もバッチリです。
チェックインはタッチパッド式で新規開業ホテルらしく現代的。
予約サイトで入力した情報を確認し、サインを終えるだけでチェックイン完了。
カードキーが発行されるまで、周りを見渡していると、
エントランス隣に何やら銀座一帯の地図が貼られていました。
コンシェルジュ、ゲストが間接的に交流できるまごころマップ
まちごころマップと呼ぶそうで、
なんでも、コンシェルジュだけでなく、
ゲストが気に入った場所の情報を他のゲストにオススメ出来るらしく、
実際には沢山の付箋が地図に貼られています。
コンシェルジュだけでなく、
ゲストも間接的に他のゲストとやりとり出来るのは面白い試みですね。
カードキー発行までもう少しフロント周辺を見て周りましょうか。
チェックインカウンターの隣には、
フレーバーウォーター等の飲み物が置かれています。
こちらの飲み物はフリードリンクだそうで、
フロント向かいのラウンジで飲みながら寛ぐことも出来ます。
アゴーラ 東京銀座 「Ichié・Lounge(いちえ・ラウンジ)」は宿泊者以外のゲストも利用可能
「Ichié・Lounge(いちえ・ラウンジ)」と称されたホテルラウンジ。
フリードリンク以外の飲み物は、フロントにて有料でお願いする事が出来ます。
概ね1杯500円前後。
宿泊者じゃなくてもドリンクを注文すれば利用出来るので、
銀座で疲れた際の休憩スペースとして如何でしょうか。
広くはないですが、基本的にゲスト以外は立ち寄らない他、
利用する方も少ないので、ゆったり休憩するには絶好のスポットだと思います。
ラウンジを見ている間に、カードキーが出来上がったので、客室へと向かいましょう。
因みに、エレベーターホール前には東京の観光ガイトブックが多数展示されています。
外国人向けの物が殆どですが、
特に左側の書籍は私達日本人が読んでも面白い内容となっています。
最上階は12階。
12階には一部スイートルームの他、
このホテルのハイライトとなるアウトドアラウンジや喫煙スペースが設けられています。
エレベーターはホテルラバーの皆様にはお馴染みのカードキーをタッチすると、
自分の客室フロアのみ押せるタイプ。
ただ、12階はアウトドアラウンジがあるので、12階のみ自由に出入り出来ます。
因みに、12階はプラン次第でアウトドアラウンジを含めて、
なんと1フロア丸々貸切状態に出来ます。
そんな贅沢貸切プランは53,600円~。
現在は公式サイトからのみ予約出来るプランとなっているそうです。
客室数は全部で97室と少な目。
高階層が良いですとリクエストしておいたのですが、
嬉しいことに高階層+客室アップグレードまでして貰えました。
では、いよいよ客室を見て行く事にしましょう!
アゴーラ 東京銀座 プレミアキングルームはとっても大きなベッドが特徴!
元々予約していたのは一番リーズナブルなスーペリアーキングルーム。
それがアップグレードによってプレミアキングルームに。
客室の広さの差は2㎡なので、主な違いはベッドの大きさと、
少し部屋の造りが違う様です。
では、客室の中を見ていきましょう。
客室入って右側の鏡。
取っ手がついているので、勘の鋭い方はお分かりかもしれませんね。
大正解!トイレットが隠れていました。
こういった生活感を消す造りは、最近のホテルの流行ですね。
メズム東京も同じ様な造りでしたし、特別感を感じられるポイントの1つ。
このままウェットエリアを引き続きみていきましょう。
こちらはシャワーブースへの扉。
因みにバスタブは最上級ランクのエグゼクティブスイートのみ完備。
基本的にはシャワーブースのみとなっています。
スタンダードなシャワーブースです。
レインシャワーではない点が残念。
水の勢いは高階層だったからなのか、気持ち弱めとなっています。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは、
山陽物産の環境配慮商品となる「HAJIMARI」のボタニカルシリーズ。
香りも柔らかで低刺激なバス用品でした。
アゴーラ 東京銀座 入口付近にアメニティや備品はほぼ全て集約
翻って入口付近をざっくりとチェック。
客室の備品はほぼ全てこちらにまとめられています。
流石にハイビジネスホテルなので、荷物が置ける場所も最低限。
ハンガーラックがありますが、ロングコート等、丈の長い洋服だと、
台に触れてしっかり置けない点はマイナス要素。
ロングスカートでもギリギリ台についてしまいます。
様々な備品をギュッと凝縮したかったのでしょうが、
薄着の夏場はともかく、冬場はやや厳しい気がします。
写真奥から靴ベラ、洋服ブラシ、消臭・除菌スプレー。
下段にはスリッパの他、貴重品ロッカーと冷蔵庫が完備です。
コーヒー用のカップとインスタントコーヒーセット、
グラスに湯沸かし用のケトルが完備。
ケトルはベッドルームのテレビにて使い方を調べる事も出来ます。
ベイシンにはハンドソープとミネラルウォーター。
コンセントも近くにあるので、ドライヤーも鏡を見ながら使う事が出来ます。
ミネラルウォーターが2つ用意されているのも嬉しい点ですね。
バスアメニティのケースは引き出しの様になっていて、
手前に引き出す事が出来ます。
ドライヤーの他、歯ブラシ、ヘアブラシ、コットン・綿棒、
ボディタオルと、必要最低限のものは揃っています。
アゴーラ東京銀座 とても大きなベッド!ナイトウェアも着心地良し!
では、いよいよお待ちかねのベッドルームへ。
部屋の殆どを占める大きなベッド。
備品に関しては、ナイトウェアと空気清浄機、
ベッドサイドに目覚まし時計や電話がある程度。
かなりシンプルなベッドルームとなっています。
テレビは大き目サイズ。
ホテルのコンセプトや様々な詳細が見られる他、
動画配信サービスに完全対応。
リモコンでも一発で動画配信サービスを利用する事が出来ます。
勿論、各種動画配信サービスに予め利用登録していなければ利用する事は出来ません。
テレビ下にはホテルの売りの1つであるBluetooth対応サウンドバーが。
テレビで見られる案内で最も重要となるのは朝食でしょうか。
アゴーラ 東京銀座にはラウンジを除いてホテルレストランがありません。
また、1階のラウンジでは朝食の提供がない為、
提携先となっているPRONTO東銀座店での朝食となっています。
このホテル最大のBADポイントと言えるでしょうか。
ブラインドを上げてみました。
窓からの景色はご覧の通り。
高階層でこの景色なので、夜景を楽しむ様なホテルではありませんが、
ボンヤリと東銀座を眺めるには結構楽しいです。
客室によって窓の数は違うかと思いますが、
今回私が宿泊したプレミアキングはもう1つ窓が設けられていました。
こちら側もブラインドを上げて外を見てみましょう。
こちら側はビルビューで何とも言えない景色。
そっとブラインドを下しておきましょう。
空気清浄機も勿論完備です。
やや乾燥気味な客室なので、加湿用のお水を忘れずに充填する事をおすすめします。
ナイトウェアはワンピースタイプなのですが、
ボタンが一切ない何とも変わったナイトウェアとなっています。
私の感想は「ポンチョみたい」
かなりゆったりサイズで、着心地が割と良いのは面白いです。
プレミアキングのベッドサイズは240cmととっても広々。
とは言え、1タイプのキングベッドなのかなと思ったら、
実はハリウッドツイン的な感じで、
2つのベッドをまとめてキングベッドサイズにしている様子。
もしかすると、要望によって使い分けたりするのかもしれませんね。
手前側のベッドサイドには、電話や各種リモコン、目覚まし時計。
そしてルームコントローラーが一ヵ所にまとめられています。
テレビリモコンに各種動画配信サービスのボタンがありますね。
反対側にもコンセントとUSBコネクタがありました。
この辺りは、新規開業ホテルらしいベッドサイドになっています。
ベッドヘッド側のライトは調光が出来て、中々にムーディーな雰囲気にも。
何よりこれだけ大きなベッドはやっぱりゴロゴロしたくなります。
テレビが真正面にある事も手伝って、
動画配信サービスで映画を見ながら滞在中は常にゴロゴロしていました。
ベッドルームはこの様に扉を閉じることも出来ます。
ウェットエリアを使う際、同伴者に気を使わせる事がないのは嬉しいです。
高級ホテルは広さを感じてもらう為に、
こういう造りにする事は少ないですが、
広さを取れないハイビジネスホテルは、
逆に扉を付ける事でプライベート感を上げられる為、
今後、こういった造りのハイビジネスホテルは
益々増えるのではと思います。
客室の様子は以上です。
アゴーラ 東京銀座 ハイライトとなるアウトドアラウンジ
最後にこのホテルのハイライトとなるアウトドアラウンジを見ていきましょう。
12階に到着後、カードキーを翳す事でアウトドアラウンジに出られます。
宿泊した日は生憎の雨模様。
その為、各席が濡れない様に、パラソルの下にギュッと寄せられていました。
この時期、雨の日は気軽に使えなさそうですね。
晴れればこの様な感じでゆったり日光浴出来る空間として楽しめます。
居心地は良さそうなので、晴れた日の滞在なら立ち寄ってみては如何でしょうか。
狭いながら割と緑は豊富。
季節によって表情を変えてくれそうで、滞在時の楽しみの1つになりそうです。
宿泊者だけが利用出来るこのアウトドアラウンジ。
現在は別段何かサービスがあったり等はないそうです。
宿泊者が色んな使い方を見つけられれば楽しい場所になりそうですね。
アゴーラ東京銀座 まとめ
- 客室はベッドルームが快適でプライベート感も素敵
- 客室の造り的にビジネス利用はほぼ×
- 銀座散策やデートでお泊りするなら〇
- アウトドアラウンジは天気の良い日なら絶好の休憩スポット!
- あくまでハイビジネスホテルなので、自由な使い方を!
今回、アップグレードでスーペリアーキングルームから
プレミアキングルームに宿泊する事が出来ました。
元々のプランが++込みで6,000円。
プレミアキングルームとの差額は当時のレートで4,000円強と、
かなり大盤振る舞いして貰えました。
率直な感想を申しますと、甲乙付け難い印象。
ハッキリと断言出来るのは、客室の造り的にビジネス利用は×。
ノートパソコンを広げたり、書類を整理出来る様な場所が
ウェットエリア付近にしかなく、
その台も、あまり作業に適した作りではありません。
一方で、カップルで泊まるにはおすすめし易いホテルだと思います。
客室の造りは全体的にスマートでオシャレですし、
何よりベッドエリアの快適性がかなり良いです。
銀座周辺でカップルが気軽に泊まれるホテルとなると、
セレスティン銀座等までランクを上げなければ厳しい印象を持っていました。
このホテルなら現状の価格帯ならリーズナブルですし、
オシャレなので、喜んで使ってもらえるのではないでしょうか。
一番困るのは恐らく朝食だと思うので、
予め目星を付けて前日に購入したり、朝こそっと買いに行ったりして、
朝食を買う事自体1つのイベントとして楽しめるお2人ならば、
是非一度滞在してみて欲しいと思います。
天気が良い日はアウトドアラウンジで朝食を取ったりするのも楽しそうです。
気になるのは今後の価格帯。
予約サイトを見ていると今後かなり高めに設定されています。
平均して15,000円前後~で推移する様子。
流石にその価格帯では厳しいと言わざるを得ません。
10,000円前後~が許容範囲だと私は思っています。
コメント