今回宿泊記をお届けするのはまたしてもゲートホテルです。
「ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC」
ゲートホテルの記念すべき第一号として誕生。
HULICが運営も担っており、ゲートホテルの旗艦ホテルにもなっています。
2012年開業で、間もなく10周年を迎えようとしています。
浅草駅から徒歩3分程と利便性も良く、観光の拠点としても非常に有用です。
付帯施設こそ少ないですが、独自の魅力を持ち合わせています。
ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC モデストセミダブル シンプル過ぎる客室はコスパ最優先ならありかも?
浅草駅1~3番出口から出ると、間もなく見えてくるのが雷門。
修復も終わり、今ではすっかり綺麗になった提灯は、人気のフォトスポットです。
仲見世や周辺店舗はコロナ禍でかなり情勢が変わっており、
特に老舗はやむを得ず閉店を決意したお店もチラホラ。
一方で、行列が出来る人気店はこのコロナ禍であっても、割と盛況を保っています。
緊急事態宣言後は、少しずつ観光客も戻ってきており、
お店によっての明暗がハッキリ分かれた印象です。
雷門を横目に、雷門通りを歩いていくと、間もなくホテルが見えてきます。
エントランスは波打つ照明演出が幻想的。
ほんのりとアロマも香っています。
エレベーターは3基。
待ち時間はそこまで長くありません。
13階の最上階がフロントになっているので早速向かいましょう。
ロビーの様子は後回しにして、まず客室から見ていきます。
今回は最もリーズナブルなモデストセミダブルを予約しています。
入室するといきなり曲がり角にぶち当たります。
左手に見える扉の先はウェットエリアです。
このモデストセミダブルはかなり変わった造りの客室になっていますね。
ハンガーラックは3カ所あり、1つはオシャレ着用の柔らかいハンガーになっています。
まずはウェットエリアから見ていきましょう。
特筆すべき点は特にないシンプルなトイレット。
写真右手に見切れているのはスリッパです。
モデストはルームアメニティがかなり質素になっており、
スリッパは消毒済みの物のみ。
使い捨てのスリッパはありません。
ベイシンは1つのみ。
タオルは他のゲートホテルと同じで十分な数が用意されています。
何と言いますか、高級感は殆どなく、ビジネスホテルの域を出ない感じがします。
アメニティも共通です。
すっかり私のお気に入りとなったハンドクリームもあります。
このハンドクリームはあまりにも気に入ってしまった為、
現在はメーカーさんに直接お願いして個人的に入手している程です。
そういえば、バスソルトがありませんね。
その理由は次の写真に。
ザ・ゲートホテル雷門 by HULICでモデストセミダブルは唯一バスタブがありません。
シャワーブースのみとなっています。
流石に開業から10年経つている為、レインシャワーの出がかなり悪いです。
とは言え、手で少しシャワーヘッド部に触れると、ちゃんと機能しました。
これは単純にハウスキーパーのチェック漏れでしょうね。
また、今回は高階層だったのですが、排水からのニオイはやや気になるところ。
ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC モデストセミダブル ベッドエリアはシングル向き!
曲がり角を曲がると、ベッドエリアが見えてきます。
モデストセミダブルの客室の広さは15㎡。
ハイビジネスホテルとしてはやや狭めですが、極端な狭さは感じません。
このモデストセミダブルは最大2名の宿泊が可能。
ベッド上をご覧の通り、ナイトウェアはしっかり2名分用意されています。
とは言え、繁忙期でない限り、ゲートホテル側は基本的にはシングル利用を想定している様子。
テレビは32型と標準的なサイズ感。
他のゲートホテルとは違い、
テレビにホテルインフォメーションチャンネルがありません。
チェックイン時に貰ったカードキーの台紙部に貼られたQRコードで、
様々なホテルのインフォメーションを見ることが出来ます。
テレビ台の下には、湯沸かしポットや紅茶、グラスやマグカップ、
そしてアクリル製のアイスペールにセキュリティボックスがあります。
この辺りもビジネスホテルっぽさが否めませんね。
デスク周りもかなりシンプルです。
右手に見えるのは加湿機。
空気清浄機能はありませんが、割とパワフルに加湿してくれます。
デスク下には、シューミットと靴ベラが備わっていますが、
靴ベラに関してはデスク下がかなり暗くて気付かない方も多いかと。
ネスプレッソカプセルはルンゴカプセルが2つのみとやや寂しいです。
とは言え、開業当時はネスプレッソはなかったはずなので、贅沢は言えません。
ミネラルウォーターは2本用意してくれています。
デスク下左側は冷蔵庫になっています。
棚の可動段階が多いですね。
ミネラルウォーターを入れてみましたが、しっかりと冷えてくれました。
唯一開くデスクの引き出しには、レターセットやホテルの概要、アンケート用紙等の他、
ランドリーバッグ、USB-cやライトニングケーブルがセットになった充電ケーブル、
そして最早懐かしさすら感じさせるLANケーブルが用意。
ベッドはセミダブルなので2人での宿泊だとかなり狭め。
140×203なので、シングル利用であってもめちゃくちゃ広さを感じるわけではありません。
ベッドマットは英国王室御用達のスランバーランド。
ホテルオリジナル仕様となっています。
最後に客室からの景色をお届け。
最もリーズナブルな客室なので、景色についてはご覧の通り。
ただ、客室からの景色はそこまで求める必要がないのがこのホテルの嬉しいポイント。
以上で客室の様子をお届けしました。
ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC ハイライトは屋上のテラス!スカイツリーを一望!
ここからは館内を見てまわることにしましょう。
最上階のフロントから奥に進むとロビースペースが広がります。
沢山のソファーやテーブル席がありますが、
別段ドリンクサービス等は行っていない様子。
シャンデリアのデザインもかなり独創的です。
ホテル館内のデザインは内田デザイン研究所が多くを手掛けています。
このロビーは一応導線上にあるのですが、
ソファー部が導線上から少しスペースがあるので、割と居心地が良いです。
フロントから見えてくるこの光景は、思わず声を漏らしてしまいます。
スカイツリーをほぼ真正面に見ることが出来る素晴らしいロケーション。
リッチモンドホテルプレミア浅草の様に、浅草寺とスカイツリーの共演は難しいですが、
スカイツリーメインで考えれば、このホテルからの眺めは唯一無二ではないでしょうか。
窓際に近寄ってみれば、このパノラマ。
天気の良い日であれば、更に素晴らしい景色になりそうです。
ロビーでこれだけ楽しめているのですが、このホテルにはまだまだ楽しみがあります。
フロントの向かいにある階段は屋上テラスへアクセス出来る唯一の方法。
その為、NOTバリアフリーな点はちょっと残念なポイントではあります。
段差の数もそれなりにありますが、それを越える価値は十分あります。
階段を上り終え、屋上テラスへ出る扉を開けると、このパノラマが目に飛び込んできます。
浅草ビューホテルやリッチモンドホテルプレミア浅草よりも距離が近い為、
迫力や大きさの感じ方がまた違ってきます。
屋上テラスはソファー席やテーブル席が豊富に置かれています。
因みに後述する宿泊者専用のバー「B bar」のドリンクはこちらでも楽しめます。
本来ドリンクサービスは17:00~24:00のみとなっているのですが、
コロナ禍な為、14:00~ドリンク提供を行っているそうです。
流石に10年の長さを感じる程度には経年劣化もありますが、
頑張ってメンテナンスしている方だと思います。
コンシェルジュ曰く、この屋外テラスはホテルで最も拘っている場所の1つだそうです。
浅草寺方面の景色も見ることが出来ます。
とは言え、見応えのある景色とはちょっと言い難いですね。
やはりメインはスカイツリーです。
やや曇天とは言え、見応え十分ですし、
屋外らしい清々しさは、他のホテルでは中々得難いものだと思います。
では、お楽しみ、屋外テラスからの夜景をお届け致します。
屋外テラス正面から撮影するとこんな感じに。
テラス自体にもライトアップが施されています。
総合的にはリッチモンドホテルプレミア浅草の方が感動しましたが、
やはり屋外ならではの抜け感はこちらの方が圧倒的に上です。
浅草寺側もライトアップが施されています。
ただ、距離と角度がやや悪いので、浅草寺の美しさを感じ取る事は難しいかも。
奥に聳え立つビル群とのギャップは中々に楽しいですね。
遮るものが少ないので、殆どの席からスカイツリーを堪能出来ます。
屋外テラスは長い時間利用出来るので、
宿泊の際は是非足を運ぶ事を強くおすすめします。
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