最近良く耳にする様になった
「ワーケーション」
ワーケーションとは、仕事を意味する「Work(ワーク)」と、
「Vacation(バケーション)」を組み合わせて作られた造語。
コロナ禍で一気に普及したテレワークを前提に、
短期だけでなく中長期の滞在も視野に入れ、
働くことと、旅することや休息することを両立させた、
非常に現代的なホテルライフスタイルです。
今回はワーケーションを満喫するコツを、
実際にワーケーションを取り入れている私の体験談を交えつつお届け致します。
ワーケーションが何故おすすめなのか?仕事に集中し易い環境が自動的に整っている!
ホテルでのワーケーションが何故おすすめなのか。
それは、心理学が密接に関係しています。
まず、仕事に必要なものを中心に荷物を決めている為、
余計なものがなく、仕事に集中し易い環境が自動的に整うからです。
テレワークの場合、主に自宅での仕事となります。
専用の書斎や仕事場を持っている方は別ですが、
通常は、リビングやダイニング等で仕事をされる方が殆どではないでしょうか。
その場合、電話も鳴りますし、自由にテレビも見られますし、
誰も見ていないので、いつでもサボる事が可能と、
中々すぐに集中する事が出来る環境とは言い難いです。
勿論、ホテルの客室にもテレビ等はありますが、
基本的に自分の物に溢れている自宅とは大きく違います。
ある程度限られた物しか置いていませんし、
初めからワーケーションとして滞在する場合、
荷物も仕事用の物が中心となっています。
その為、集中力を阻害するものと言えば、精々テレビとスマホくらいでしょう。
自宅と比べると、自動的に集中できる環境が整いやすいのです。
ワーケーションのコツ①ホテルラウンジやクラブラウンジは絶好の集中スポット!ホーソン効果で作業効率更にUP!
私がおすすめしたいワーケーションスポットはホテルラウンジです。
その一番の理由がホーソン効果。
これは心理的行動で、他人から見られていると自覚すると、
見られてるからちゃんとしなきゃ!
と、自ら士気を上げ、成果を上げようとする現象のことです。
殊更、ホテルラウンジは他人の目が多く、注目される頻度も高い為、
このホーソン効果が如何なく発揮されるスポットとなっています。
街場のカフェ等でも同じ効果が得られますが、
その場所に相応しい人になろうという心理的作用が働く為、
街場のカフェ等よりも高級ホテルなら更に高い成果に期待が持てます。
また、他にもホテルラウンジならではの得られる効果があります。
高級ホテルラウンジの多くは、天井が高く取られている事が多いです。
天井が高く取られている場所の方が、
実はアイデアを生み出しやすくなるという調査結果が出ています。
つまり、仕事で新しいアイデアや違ったアプローチを考えたい場合、
ホテルラウンジは絶好のワーケーションスポットだと言って過言ではありません。
一方、天井が低い場合は細かい作業に集中し易くなる事もわかっています。
資料をまとめたり、書類を作ったりする際は、
天井の低いホテルラウンジがおすすめです。
特にホテルのクラブラウンジは高階層にある事が多く、
天井はそこまで高くない場合が殆どです。
天井の高いホテルラウンジと、
天井の低いクラブラウンジを上手に使い分ければ、
仕事状況に合わせた最適なワーケーション環境を作る事が出来ます。
ワーケーションって本当に休めるの?それは時間の使い方で大きく変わる!
ワーケーションで最も気になる要素の1つでよく挙げられるのが
仕事とお休みの線引きが曖昧になって結局休めないんじゃないの?
これは、ワーケーションに限らず、
テレワークを導入した方の多くが悩まれているのではないでしょうか。
こればかりはお仕事先との関係性や
状況に大きく左右されるので一概に言えませんが、
予め終業時間を決める事を強く強くおすすめします。
また、折角ワーケーションに出るのですから、
しっかりと自分の要望を伝えた方が、
結果的に双方にとっていい結果を生むと私は考えています。
ワーケーションのコツ②厳格に達成目標と時間を決めて仕事をする!
一番大切な事は
「何時まで仕事をするか」
これを厳格に決めるか決めないかでワーケーションの成否は大きく変わってきます。
その為におすすめしたいのが、達成目標を決める事です。
この達成目標は具体的であればある程、集中力を高める事が出来ます。
仕事をする時間を予め厳格に決める事もとても重要です。
どうしても、テレワークは時間が自由に使える分、
自由な時間配分になり勝ち且つ、され勝ちです。
これでは、折角のワーケーションが何の意味もなくなってしまいます。
自由な時間配分を敢えて厳格に区切るからこそ、
ワーケーションによって高まった集中力を更に上手に利用する事が出来るのです。
ワーケーションのコツ③ポモドーロ・テクニックを使って仕事と休憩を繰り返して集中力UP!
コツ②と併用しておすすめしたいのがポモドーロ・テクニックの導入。
これは時間管理術の1つで、区切られた時間内で仕事と休息を分割し、
それを交互に繰り返す事で、集中力を持続させる手法です。
代表的な時間の使い方をご紹介。
- 25分間仕事をする&25分のタイマーセット
- タイマーが鳴るまでひたすら仕事
- タイマーが鳴ったら仕事の途中でも切り上げる
- 5分間立ち上がって休憩する
- 1~4を繰り返し、4回繰り返したら大休憩を取る
15~30分
スマホのアプリでポモドーロタイマーと検索すれば、
様々な使いやすいアプリがありますし、
標準の時計アプリにもカウントダウンタイマー等で代用する事が出来ます。
仕事をする時間は、ご自身のスタイルに合わせて変更することもおすすめします。
私の場合は15分間仕事、5分間休憩をほぼ絶え間なく繰り返します。
その代わり、1つ大きな仕事を終えた際に、
必ず15分間仮眠を取る様にしています。
ポモドーロ・テクニックには様々なスタイルがあるので、
是非、ご自身にあったスタイルを実際に色々試してみて、
取り入れる事をおすすめ致します。
私も数多くの時間配分を試した結果、上記の様なスタイルになりました。
また、休憩は是非立ち上がってうろうろしたり、
コーヒーを淹れたり等の作業を挟む事を強くおすすめします。
ホテルラウンジならお手洗いに出掛けたり、
外の景色を眺めに行ったり、調度品を見たりと、
そのホテルに合った様々な過ごし方で休憩を取ってみてください。
自由な過ごし方が出来るという点では、クラブラウンジは非常におすすめです。
休息時の飲み物も自分で自由に選べますし、
お金を気にする必要もありません。
長期滞在が格安で出来る今こそワーケーション導入のチャンス!
企業がワーケーションを導入するには中々にハードルが高いです。
就業規則の整備、保険の適用範囲、費用の捻出等、
クリアしなければならない課題も沢山あります。
しかし、それをクリアし、導入すれば、
仕事のジャンルによって成果の飛躍的向上も期待出来ます。
特に、企画書・資料作成等のアイデアや集中力が必要な業務は成果が出易く、
ジャンル的にもワーケーション向きな仕事と言えます。
様々なデータや実験が実際に上がってきているのを見れば判る通り、
現代人、殊更日本人は働き過ぎと言われています。
如何に効率良く働くかが、
これからの企業の課題ではないかと私は思っています。
その切っ掛けとして、ワーケーションは非常に適しているのではないでしょうか。
一番気になる費用の面でも、長期滞在を格安に出来るホテルが最近は増えてきました。
東京都内高級ホテルであっても、その限りではなく、
帝国ホテルを筆頭に、即完売する程の売れ行きを見せています。
また、高級ホテルでなくとも、お手頃な価格帯で利用出来、
ワーケーションに向いているホテルも沢山あります。
宿泊者専用ラウンジがあるホテルインターゲート東京京橋は、
その筆頭ではないかと思います。
実際に、多くの方が、宿泊者専用ラウンジにてお仕事をする様子が見られました。
ワーケーションのコツ④休む時は休む!楽しむ時は楽しむ!メリハリをつける事で休憩時間がより充実したものに!
ワーケーションで一番大事なのは、どんなお休みを取るかだと思います。
例えば、アクティビティが豊富なホテルでワーケーションをするなら、
是非普段はやらないアクティビティにチャレンジしてみてください。
新しい環境、新しい場所、新しい出来事・・・。
新しい何かを得るからこそ、ワーケーションの意味があると思います。
それはどんな小さなことでも良いと思います。
特に食事は、新しい要素を取り入れやすい重要なイベントの1つ。
普段は利用しないホテルレストランでちょっと贅沢なランチを取る。
これも立派な新しい出来事です。
それは、本当にちょっとした変化だけで良いんです。
チェーン店であっても、いつも頼むものとは違ったものをオーダーしてみる。
いつもは店内で食べるものを、テイクアウトしてホテルの客室で食べる。
ちょっとした事でも、ワーケーションというフィルターを通すと、
何か新しい発見があるかもしれません。
また、休みたいと思ったら思いきり休んでください。
それが可能なのがワーケーションの良いところです。
まとめ
- 時間を上手に配分すれば、今まで感じた事のない集中力が発揮されるかも!
- 休息を上手に取る事が、ワーケーション成功の秘訣!
- 小さな変化が大きな変化を生む!
ワーケーションで最も大切なのは、
ワーケーションという状況そのものを楽しむ事です。
ワーケーションをしたからといって、
仕事内容や生活リズムがそこまで大きく変わるわけではありません。
ですが、小さな変化が生まれるチャンスは湯水の様に溢れています。
その小さな変化を楽しむ事が出来るかどうかで、
ワーケーションの成否や、ワーケーションの楽しみ方が大きく変わると思います。
まずは短期間でのワーケーション体験をしてみては如何でしょうか。
工夫を凝らしたワーケーションで得られる経験は、
きっと得難いものになると自信を持っておすすめします。
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