リニューアル前から、単一の国の豆のみを使用する事に徹底的に拘ったカテゴリー。
「マスターオリジンズ」
通常、ネスプレッソのカプセルは、様々な国の豆を、
独自の調合で掛け合わせて作られる事が殆どなのですが、
このマスターオリジンは同じ国の豆を使用し、
統一感と個性の両立を成し遂げています。
マスターオリジン インドは力強さと飲み易さのバランスが最高!
味わいの強さ:11
焙煎:★★★★★
苦み:★★★★★
酸味:★
ボディ:★★★★
コメント:焙煎香も、味わいも、苦みも、その全てが強い個性を感じますが、
それとは裏腹に味は非常に軽やかで飲み易い。
酸味が少ないので、単純に私好みというのもありますが、
アレンジしてもカタチが崩れない個性の強さが使いやすさの理由。
エスプレッソで飲むのは勿論のこと、ラテメニューにしても抜群に美味しい。
香りも落ち着いた木の香りが漂い、朝の一杯だけでなく、
お仕事中の心を落ち着けたい一杯としても非常に優秀です。
合わせるフードは香りや味が強すぎないものでなければ、大抵合います。
やや酸化に弱い印象がある為、のんびりと飲むよりは、
リフレッシュの為にじっくり味わいながらも、
出来るだけササッと飲んでしまう事をおすすめします。
マスターオリジン インドネシアは独特な香りと味わいでかなりの個性派カプセル
味わいの強さ:8
焙煎:★★★★
苦み:★★★
酸味:★★
ボディ:★★★★
コメント:スモーキーで香ばしい香りが個性的なカプセル。
それでいて、味わいはかなり繊細な印象を与えてくれます。
このギャップがこのカプセルの魅力の1つ。
スモーキーな香りはラテメニューにすると一気に鳴りを潜め、
ボディの奥深さが前面に出る為、飲み方を変える度に新鮮な驚きを与えてくれます。
砂糖、ミルク、ココア、キャラメルソースと、
掛け合わせるものを変える度に様々な表情を見せてくれる為、
1つはお気に入りの飲み方が見つかるのではないでしょうか。
現在のラインアップの中では、
飲む人によって味の感想がかなり違うカプセルではないかと思います。
マスターオリジン コロンビアは酸味が尾を引く上級者向けカプセル
味わいの強さ:6
焙煎:★★★
苦み:★★★
酸味:★★★★
ボディ:★★★
コメント:フルーティーな香りと味わいがマッチしたコロンビアは、
やや酸味が尾を引く為、コーヒーやエスプレッソ好きな方におすすめ。
ラテメニューにすると、酸味が和らぎ、一転して飲み易いカプセルに変化します。
ただ、やはりこの酸味を活かした合わせ方をするのが定番です。
同じフルーティーなイチゴやベリー等を使ったスイーツと合わせれば、
相乗効果でお互いの美味しさを更に引き出してくれるでしょう。
意外性を求めるなら是非イチゴ大福と合わせてください。
酸味のしっかりしたイチゴ大福なら、思っている以上の相性の良さに驚きます。
ちょっとした酸味があれば良いので、例えばレアチーズケーキ等もバッチリ合います。
マスターオリジン ニカラグアは鮮烈な香りとは裏腹に優しい味わい
味わいの強さ:5
焙煎:★★
苦み:★★
酸味:★★
ボディ:★★
コメント:ハチミツの様な穀物の様な非常に形容し難い独特な焙煎香とは裏腹に、
繊細で優しい味わいが面白いカプセル。
ラテメニューにしても、味わいが柔らかい為、良い具合に馴染んでくれる他、
鮮烈な焙煎香がほぼ完全に消える為、非常に飲み易い1杯へと変化します。
難しいのは、何を合わせるかで、
このカプセルの香りが強烈なのに比べ、味わいが繊細な為、
同じ様に香りが強く、味わいが優しいフードでないとバランスが取れません。
香りと味わいを考慮するとアーモンドクッキー等が良いかもしれませんね。
特にあまり甘みの強くないアーモンドクッキーなら、
お互いの個性を殺さずに、調和してくれるのではないかと思います。
マスターオリジン エチオピアは後味の個性をどう活かすか
味わいの強さ:4
焙煎:★★
苦み:★★
酸味:★★★★
ボディ:★★
コメント:華やかな香りと、まろやかな口当たり、
苦みが先行した後に、酸味を中心とした後味が強烈に追ってきます。
特に香りはネスプレッソカプセルでも1、2を争う素敵な香りです。
その為、ラテメニューにしてしまうと、折角の香りが失われてしまう為、
エスプレッソやアメリカーノで飲む事をおすすめします。
後味が尾を引く為、その後味を緩和するスイーツと合わせるのがおすすめ。
チーズケーキやダークチョコレート、
フルーツが入ったチョコレートや焼き菓子がよく合います。
特にレモンとの相性が良い他、酸味があるドライフルーツとの相性が抜群です。
おすすめのネスプレッソカプセルはマスターオリジン インド
単一の国の豆を使用している為、どれも個性が強め。
それぞれに得意分野がはっきりしている為、使い方が判り易いのも嬉しい。
その中でもインドは、主張とは裏腹に非常にバランスが優れており、
どんなアレンジメニューにも適している為、色んな方におすすめ出来ます。
ただ、マスターオリジンの魅力は、それぞれの得意分野でこそ真価を発揮するもの。
是非上記のコメントも参考にしていただきつつ、
ご自身が感じた味の感想に自信を持っていただき、
合わせる食べ物を色々と試してみてください。
エチオピアはレモンやライムとの相性が良い為、料理と合わせるのも面白いですね。
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