2021年1月、ネスプレッソのカプセルに新しいカテゴリーが追加されました。
それが
「ワールド・エクスプロレーションズ」
ルンゴのみで構成された非常に特殊なカテゴリーです。
それぞれのカプセル名には各国都市の名前が付けられ、
味わいや香りもその国や都市をイメージした物に仕上がっています。
過去のルンゴと名前が共通しているカプセルも多いのですが、
味わいが変わっているものもあり、
新たな気持ちでカプセルを楽しめる様になりました。
味わいの強さは4~10とかなり幅広いです。
カプセルの名称通り、おすすめの飲み方はルンゴサイズで飲む事。
基本的に味わいの強さが強いものはアイスメニューにも向いており、
夏場活躍するカプセルとしても重宝します。
一方、味わいの強さが弱いものは、アイスメニューにすると個性が感じ難くなる為、
ホットやホットのアレンジメニューで楽しむ事をおすすめします。
トウキョウ・ヴィヴァルト・ルンゴ
味わいの強さ:6
焙煎:★★★
苦み:★★
酸味:★
コク:★★★
アロマ:花のような香り、焙煎香
特徴:旧ヴィヴァルトルンゴから味わいが変更されました。
まず味わいの強さが4から6へとアップ。
組み合わされるコーヒー豆の種類もかなり変更が加えられており、
同じ名前ではありますが、より日本人が飲み易い味わいに仕上がっています。
酸味と苦みが控えめですが、バランスがしっかり取られている為、
決して物足りなさは感じません。
落ち着いた香りと味わいなので、お茶菓子との相性が良いです。
和菓子は勿論のこと、香りが控えめな料理やスイーツともよく合います。
ブエノスアイレス・ルンゴ
味わいの強さ:4
焙煎:★
苦み:★
酸味:★★
コク:★
アロマ:穀物やキャラメルのような香り
特徴:ワールド・エクスプロレーションズで追加された新カプセルの1つ。
心地いい穀物やキャラメルのような香りがカプセル最大の特徴。
若干酸味が後に残るので、酸味が苦手な方は砂糖を加えると緩和されます。
アイスメニューにすると折角の香りがかなり弱まってしまい、
カプセルの特徴が出にくくなるので、飲むならホットメニューで。
ミルクメニューにした場合とルンゴで飲む場合とで印象が大きく変わり、
ミルクメニューはミルクの香りとカプセルの香りが調和して良いバランスを生んでくれます。
ネスプレッソおすすめの楽しみ方もミルクメニューになっているので、
是非一度ミルクメニューをお試しくださいませ。
シャンハイ・ルンゴ
味わいの強さ:5
焙煎:★★
苦み:★
酸味:★★
コク:★★
アロマ:柑橘やベリーのような香り
特徴:ワールド・エクスプロレーションズで追加された新カプセルの1つ。
アタックの強さの割に苦みやコクが控えめな面白いカプセル。
香りはフルーティーで、飲む口も非常になめらか。
この香りをどう楽しむかでこのカプセルが気に入るかどうかが決まりそうです。
ミルクメニューやアイスメニューにするとその香りが鳴りを潜めてしまう為、
ミルクを少量にするか、ホットメニューで楽しむ事をおすすめします。
また、酸味も多少ありますが、砂糖を加えると味わいが少しぼやけてしまうので、
その辺りも注意が必要かもしれません。
同じ香りのベリー系のケーキやスイーツ、ドライフルーツ等と合わせると、
相乗効果の他、酸味も和らいで飲む事が出来おすすめです。
ヴィエナ・リニティオ・ルンゴ
味わいの強さ:6
焙煎:★★★
苦み:★★
酸味:★
コク:★★
アロマ:麦芽や穀物のような香り
特徴:名称はリニューアルされましたが、
味わい等に関しては特に変更がなかったリニツィオ・ルンゴ。
味わいの強さのみ、現行基準に合わせてなのか4から6へと変更されました。
酸味・苦味・香り共に控え目で非常に安定したカプセルです。
癖がないコーヒーを普段飲まれている方にはおすすめのカプセルになっています。
ルンゴで抽出した後にお湯を加えるアメリカーノもおすすめの飲み方。
合わせる食べ物も、特に気にする事なく合わせる事が出来るのが利点。
味わいのハッキリしたスイーツと合わせれば、
口の中をリセットする役割も果たせるのでおすすめしやすいです。
ミルクメニューやアイスメニューでも別段楽しめますが、
没個性過ぎて面白みがないのが玉に瑕かもしれません。
ストックホルム・フォルティシオ・ルンゴ
味わいの強さ:8
焙煎:★★★★
苦み:★★★
酸味:★★
コク:★★★
アロマ:麦芽のような香り、焙煎香
特徴:こちらも旧フォルティシオルンゴからの変更は特になし。
味わいの強さに関しても変更なしなので、今までと変わらない使い方が出来ます。
ルンゴでありながら爽やかでキレの良い味わいが特徴。
ミルクと合わせても味が強い為、美味しく楽しめます。
アイスメニューにしても爽やかな味わいと力強さがあり、美味しいです。
こちらも食後の一杯、特に和食を食べた後の一杯には最適です。
公式ではシナモンロールとのペアリングもおすすめしています。
私イチオシのペアリングはアップルパイと合わせること!
アップルパイの強い香りや味わいにも負ける事がないので、
とても優雅で素敵なティータイムになること間違いなしです!
ケープタウン・エンヴィヴォ・ルンゴ
味わいの強さ:10
焙煎:★★★★★
苦み:★★★★
酸味:★
コク:★★★★
アロマ:木のような香り、焙煎香
特徴:旧エンヴィヴォルンゴから変更は特にありません。
味わいの強さのみ、現行基準に合わせて9から10へと変更されています。
はっきりした焙煎香やスパイシーな香りが特徴的。
ミルクメニューもアイスメニューにも使いやすいですが、
アイスメニューにするなら上記のフォルティシオルンゴの方が万能かと思います。
アレンジメニューでは、粉末上になったジンジャーパウダーを追加するのがおすすめ。
香りとコクがこのカプセルの特徴なので、
合わせるものは控え目な味わいや香りのスイーツがおすすめ。
スタンダードなクッキーやシフォンケーキとの相性が抜群に良いです。
おすすめのネスプレッソカプセルは「ストックホルム・フォルティシオ・ルンゴ」
新しいカプセルも加わり、
ルンゴサイズのカプセル層が増したワールド・エクスプロレーションズ。
今までのルンゴは味わいや香りが強いか弱いの両極端だったのですが、
シャンハイ・ルンゴやリニューアルされたヴィヴァルト・ルンゴのお陰で、
幅広い味わいや香りのカプセルから選択する事が出来る様になりました。
おすすめしやすいのは、以前と変わらない使い方が出来る
「ストックホルム・フォルティシオ・ルンゴ」だと思います。
ミルクメニュー、アイスメニュー、どちらでも美味しく、味の輪郭も失いません。
新カプセルとなった3つのカプセルはどれも味わいの強さと比べると個性派となっています。
特に香りは三者三様で、気に入るか否かがハッキリ分かれそうです。
普段どういうものと合わせるか、どういう時間帯で飲むかで変えるのも楽しいかと思います。
朝食にはパンと相性の良いブエノスアイレス・ルンゴ。
ティータイムにはフルーツ系のスイーツと相性の良いシャンハイ・ルンゴ。
夜には落ち着いた香りと飲み易さのトウキョウ・ヴィヴァルト・ルンゴ。
こういった使い方をするとよりルンゴの楽しみ方が増えるのではないでしょうか。
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