ホテルラバー、特にヒルトンを愛する方には必携と言っても過言ではなかった、
- ヒルトンVISAゴールド
- ヒルトンVISAプラチナ
2020年6月30日をもって、新規受付は終了し、
カードの存続もかなり危ぶまれていました。
結果的には2020年の年末には、新ヒルトンカードが登場する事が告知されていました。
そして、2021年3月、いよいよ新たなヒルトンカードが登場します。
それが、今回ご紹介する
「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」
通称ヒルトンアメックスです。
ヒルトンアメックスは2種類のカードが登場
当サイトでも、噂程度の情報を取り上げていたヒルトンアメックス。
その概要が決定し、カード申し込みもスタートしました。
今回は2種類あるカード、それぞれを見ていくことにしましょう。
また、既にサービス終了が決定しているヒルトンVISAと見比べつつ解説します。
ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレス・カード
やや明るい青が映えるヒルトンアメックス。
年会費:16500円
家族カード1枚目無料、2枚目以降6600円
特典:
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスを無条件で取得
年間カード利用150万円以上+カード継続でウィークエンド無料宿泊特典1泊分
HPCJ初回年会費が10,000円に割引
カード利用でヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント獲得
入会特典:
入会時に2,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
入会1ヶ月以内に1回につき1,000円以上の利用を
計10回で3,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
入会3ヶ月以内に30万円以上の利用で
10,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
入会6ヵ月以内に75万円以上の利用で
10,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
カード付帯特典:
ショッピング・プロテクション
旅行傷害保険
以上がヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレスカードの概要です。
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスを無条件で取得
ヒルトンVISAゴールドでもハイライトの特典であった、
ゴールド会員の無条件獲得がヒルトンアメックスでも継承。
滞在時毎日朝食無料や客室アップグレード等、
ヒルトンホテルでの滞在時の快適さが段違いに良くなる特典ですね。
年間カード利用150万円以上+カード継続でウィークエンド無料宿泊特典1泊分
ややハードルの高い特典がこのウィークエンド無料宿泊特典。
年間カード利用150万円以上をクリアし、
且つカードを更新した場合のみ、ウィークエンド無料宿泊特典がプレゼントされます。
これに関しては、詳しいことが記載されていませんが、
恐らくヒルトンホテルならばどのホテルでも対象になるのではないでしょうか。
HPCJ初回年会費が10,000円に割引
初回のみ、HPCJの年会費が10,000円に割引されます。
HPCJはヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンと言い、
国内ヒルトンを良く利用される方なら、こちらも必携と言って良い優れた有料会員制度です。
初回のみの特典で、更新時は特に特典は無い為、
ちょっとインパクトに欠ける特典となっています。
カード利用でヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント獲得
ヒルトンアメックスを利用してお買い物をすると、
日常のお買い物では100円で2ポイントのボーナスポイントが、
ヒルトンホテル内やリゾート等で利用した場合は、
100円で3ポイントのボーナスポイントがプレゼントされます。
ヒルトンVISAは1000円以上からだったので、
ボーナスポイントの貯まる速度はヒルトンアメックスの方が早いですね。
ヒルトンVISAゴールドとヒルトンアメックスの比較
では、いよいよ比較していきましょう。
今回比べるのは、年会費と特典が近い、ヒルトンVISAゴールドです。
概要/カード名 | ヒルトンアメックス | ヒルトンVISAゴールド |
年会費 | 16500円 | 14150円 |
割引制度 | × | 割引適用後 7607円 |
家族カード年会費 | 一人目無料 二人目以降6600円 | 一人目無料 二人目以降1100円 |
上級会員付与 | ゴールド会員 | ゴールド会員 |
ウィークエンド無料宿泊特典 | △ 年間150万円以上利用 +カード更新 | × |
HPCJ初年度優待 | △10,000円で入会可 | × |
ボーナスポイント | 通常 100円で2ポイント ホテル内 100円で3ポイント | 通常1,000円で10ポイント ホテル滞在時 1滞在2,000ポイント |
旅行傷害保険 | 国内2000万円 海外3000万円 | 国内海外共に 最高5000万円 |
決済力 | △ やや不安 | ◎ VISA! |
一覧にすると特典だけ見ればヒルトンアメックスの方が上回ってる様に見えます。
また、ポイントの貯まりやすさはヒルトンVISAゴールドの比ではありません。
ヒルトンVISAゴールドの人気の高さは圧倒的コスパの良さ。
ヒルトンアメックスも、コスパの点ではそれなりに良好です。
やはりヒルトンVISAゴールドの後だから見劣りしてしまうだけであって、
無条件でヒルトンゴールド会員を取得出来る特典は素晴らしいものです。
今までヒルトンVISAゴールドを利用していた方が乗り換えるなら、
間違いなくヒルトンアメックスになるでしょう。
不安要素としてはカードブランドの決済力の弱さが気になります。
やはりVISAブランドの使い勝手の良さはピカイチです。
この辺りは、他のカード構成次第では、多少悩む点になるかもしれません。
ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
通常のヒルトンアメックスよりも濃くカラフルなカードになった
ヒルトンアメックスプレミアム。
年会費:66000円
家族カード3枚無料、4枚目以降13200円
特典:
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスを無条件で取得
年間カード利用200万円以上でダイヤモンド会員取得
ウィークエンド無料宿泊特典1泊+
年間カード利用300万円以上+カード継続でウィークエンド無料宿泊特典もう1泊分
HPCJ初回年会費が無料
カード利用でヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント獲得
入会特典:
入会時に5,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
入会1ヶ月以内に1回につき1,000円以上の利用を
計10回で10,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
入会3ヶ月以内に30万円以上の利用で
30,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
入会6ヵ月以内に75万円以上の利用で
30,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
カード付帯特典:
ショッピング・プロテクション
オンライン・プロテクション
リターン・プロテクション
スマートフォン・プロテクション
キャンセル・プロテクション
航空便遅延補償
旅行傷害保険
京都特別観光ラウンジ
空港ラウンジ
オーバーシーズ・アシスト
スーツケース1個無料配送
以上がヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアムカードの概要です。
年間カード利用200万円以上でダイヤモンド会員取得
ヒルトンアメックスプレミアムの場合、年間カード利用金額が200万円以上になると、
無条件で最上級会員となるダイヤモンド会員が取得出来ます。
ダイヤモンド会員ともなれば、クラブラウンジを使う事も出来る様になり、
ホテル滞在時の快適さがグーンとアップします。
ウィークエンド無料宿泊特典1泊+年間カード利用300万円以上+カード継続でウィークエンド無料宿泊特典もう1泊分
ヒルトンアメックスプレミアムでは、
特典としてウィークエンド無料宿泊特典が無条件で1泊プレゼントされます。
更に、年間カード利用300万円以上で、
ウィークエンド無料宿泊特典がもう1泊プレゼントされます。
つまり、最大で2泊分のウィークエンド無料宿泊特典が得られるわけです。
HPCJ初回年会費が無料
ヒルトンアメックスプレミアムでは、HPCJの年会費が初年度のみ無料になります。
HPCJに関してはコチラをご覧くださいませ。
2年目以降に関しては特典がない為、
通常通り更新するか否かをご自身で判断します。
もし更新する場合は、期限内なら10,000円で更新出来、
割引券10,000円分がプレゼントされる為、実質無料となっています。
カード利用でヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント獲得
ヒルトンアメックスを利用してお買い物をすると、
日常のお買い物では100円で3ポイントのボーナスポイントが、
ヒルトンホテル内やリゾート等で利用した場合は、
100円でなんと7ポイントのボーナスポイントがプレゼントされます。
ホテル内で利用した際のボーナスポイントがかなり早く貯まりますね。
アメックスプレミアムカードならではの付帯特典
ヒルトンには関係ないのですが、
アメックスの上位カードならではの特典がいくつか付帯されています。
各種プロテクションは勿論のこと、
航空ラウンジ利用やアメックスならではの京都特別観光ラウンジ、
海外旅行時に役立つオーバーシーズ・アシストに手荷物無料宅配サービスと、
特にトラベル関連の付帯特典は、実にアメックスらしい構成となっています。
ヒルトンVISAプラチナとヒルトンアメックスプレミアムの比較
特典、年会費を考えると、やはりヒルトンVISAプラチナが比較せざるを得ません。
1つ1つ見比べてみましょう。
概要/カード名 | ヒルトンアメックスプレミアム | ヒルトンVISAプラチナ |
年会費 | 66000円 | 67500円 |
割引制度 | × | × |
家族カード年会費 | 3枚目まで無料 4枚目以降13200円 | 無料 |
上級会員付与 | ゴールド会員 | ゴールド会員 |
ダイヤモンドステータス獲得条件 | 年間カード利用200万円以上 | 年間カード利用120万円 もしくは年間10滞在 |
ウィークエンド無料宿泊特典 | 無条件で1泊 年間カード利用300万円以上で もう1泊 | × |
HPCJ特典 | 初年度のみ無料 | 永年無料 |
ボーナスポイント | 通常 100円で3ポイント ホテル内 100円で7ポイント | 通常 1000円で10ポイント ホテル滞在時 2000ポイント |
旅行傷害保険 | 国内5000万円 海外1億円 | 国内海外共に 最高1億円 |
決済力 | △ やや不安 | ◎ VISA! |
カード付帯特典 | ショッピングプロテクション オンラインプロテクション リターンプロテクション スマートフォンプロテクション キャンセルプロテクション 空港便遅延補償 京都特別観光ラウンジ 空港ラウンジサービス オーバーシーズ・アシスト スーツケース1個無料配送 | コンシェルジュサービス VISAプラチナゴルフ VISAプラチナラグジュアリーダイニング ザ・コンコルド・ワインクラブ 空港ラウンジサービス VISAプラチナ空港宅配 VISAプラチナ海外Wi-Fiレンタル VISAプラチナホテルダイニング |
年会費はほぼ同額なのですが、HPCJの無料がある分、
ヒルトンVISAプラチナが一歩リードいったところ。
そして最大の違いはダイヤモンド会員の獲得条件。
ヒルトンアメックスプレミアムは年間200万円以上利用とかなりハードルが高め。
一方ヒルトンVISAプラチナは年間10滞在もしくは120万円以上利用と、
上級会員取得条件を圧倒的なまでに緩和する秘めた破壊力がありました。
それ以外は甲乙つけがたいといった印象を受けます。
カード付帯の特典は目減りしていったヒルトンVISAプラチナと比べると、
ヒルトンアメックスプレミアムは補償が充実している他、
様々なイベントやキャンペーンが定期的に開催されている為、
カード全体としてのバランスはヒルトンプレミアムの方が優れています。
SPGアメックスとヒルトンアメックスプレミアムの比較
同じホテル系カード、そして同じアメックスという事で比べざるを得ません。
私も愛用しているSPGアメックスとも比べてみましょう!
概要/カード名 | ヒルトンアメックスプレミアム | SPGアメックス |
年会費 | 66000円 | 34100円 |
家族カード年会費 | 3枚目まで無料 4枚目以降13200円 | 17050円 |
上級会員付与 | ヒルトンゴールド会員 | マリオットボンヴォイゴールドエリート |
ダイヤモンドステータス獲得条件 | 年間カード利用200万円以上 | 5泊分の宿泊実績 |
無料宿泊特典 | 無条件で1泊 年間カード利用300万円以上で もう1泊 宿泊は週末のみ | 更新時 50,000ポイント内で1泊 |
ボーナスポイント | 通常 100円で3ポイント ホテル内 100円で7ポイント | 通常 100円で3ポイント ホテル滞在時 100円で6ポイント |
旅行傷害保険 | 国内5000万円 海外1億円 | 国内5000万円 海外1億円 |
カード付帯特典 | ショッピングプロテクション オンラインプロテクション リターンプロテクション スマートフォンプロテクション キャンセルプロテクション 空港便遅延補償 京都特別観光ラウンジ 空港ラウンジサービス オーバーシーズ・アシスト スーツケース1個無料配送 | ショッピングプロテクション オンラインプロテクション リターンプロテクション キャンセルプロテクション 空港便遅延補償 京都特別観光ラウンジ 空港ラウンジサービス オーバーシーズ・アシスト スーツケース1個無料配送 |
こうしてみると、SPGアメックスのコスパの良さが光ります。
年会費はほぼ半額ですし、ホテル関連特典も、
無料宿泊の自由度の高さがSPGアメックスの方が一歩上に行っています。
また、カード付帯特典もほぼSPGアメックスはヒルトンアメックスプレミアムと同等なので、
その点でもやはりコスパは良いと言えるのではないでしょうか。
ヒルトン・オナーズVISAカードは2022年8月31日に完全サービス終了へ・・・
既存ヒルトン・オナーズVISAカード会員には手紙が送られているのですが、
ヒルトン・オナーズVISAカードのサービス終了が正式に発表されました。
まず、更新カードの発行や紛失時等の再発行は2021年8月31日をもって終了。
そして肝心の現ヒルトンVISAのサービスですが、
2022年8月31日をもって完全終了となるそうです。
2022年9月1日以降はクレジットカードとしての機能も失う為、
終了日までに定期決済等でお使いの方は予め切り替え手続きをおすすめします。
ヒルトンVISAからヒルトンアメックスへの乗り換えについて
こちらも、既に情報が出ていますが、
ヒルトンVISAをお持ちの方は、ヒルトンアメックスへ切り替える際、
初年度のみ年会費が無料となります。
ヒルトンVISAクラシックとヒルトンVISAゴールドをお持ちの方は、
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードの初年度年会費が、
ヒルトンVISAプラチナをお持ちの方は、
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの初年度年会費が無料に。
更に、2021年6月30日までにカード切り替え手続きを行い、
2021年7月31日までに1万円以上カードを利用になった方は、
抽選で20組40名様にヒルトンの無料宿泊1泊分がプレゼントされるとのこと。
注意点が一つ・・・アメックス既存会員は対象外
この切り替えキャンペーンなのですが、1つ注意しなければならないことがあります。
それは、現在、何れかのアメックスをお持ちの方。
例えば私の様にSPGアメックスを持っていたり、
人気の高いアメックスゴールド等を何らかのアメックスカードお持ちの場合、
残念な事に初年度年会費無料キャンペーンの対象外となってしまうとの記載が・・・。
カード利用実績次第では、電話申し込み時のみ既存アメックス所持者でも、
キャンペーンの対象になる可能性はあるとの情報もありますが、
確実性はやや低いかと思います。
ヒルトンVISAからの乗り換えが益々悩ましいことになってしまいました・・・。
まとめ
- ヒルトンアメックスは新たなヒルトン系カードの筆頭候補に!
- ヒルトンアメックスプレミアムはややコスパに欠ける・・・
- SPGアメックスの魅力は相対的にアップ!!!
概ね順当な特典構成となったヒルトンアメックス。
年会費や特典もほぼ予想通りで、
今後ヒルトン系カードを牽引するカードになるのではないでしょうか。
一方、ヒルトンアメックスプレミアムはややコスパに欠け、
ヒルトンVISAプラチナの代替えとしては若干力不足。
特にHPCJが初年度のみなのと、ダイヤモンド達成条件が厳しいのは痛いです。
その為か、SPGアメックスの良さが自ずと際立つ様になっています。
もしSPGアメックスを検討されているなら、
是非ボーナスポイントが付くキャンペーンページからGETしてみてください。
コメント