山のホテル ディナーはフレンチと和食の二択!
今回、客室がリーズナブルだったので、ディナーは珍しくコースを選択しました。
段々と少食になってきた私はフルコースだと食べきれない事が多く、
ホテルレストランのディナーであってもアラカルトをお願いする事が殆どです。
高級ホテルはアラカルトが無いホテルレストランも多いので、
私がホテルレストランのディナーを利用せず、
バー利用ばかりになってしまうのもそれが理由です。
とは言っても、今回も軽めのプリフィクスディナーにしました。
当日のメニューはこんな感じです。
今思うと、プラス1815円でフルコースに振り替えても大丈夫な品数と量だったと思います。
私のテーブルをサーブしてくださったのは、恐らく新人の子だったのでしょう。
ワインを注ぐ際も手が震えて、かなり緊張している様子。
私も一時期レストランで働いていた事があるので気持ちが凄く判ります。
特に赤ワインを注ぐのは慣れが必要ですし、緊張する瞬間です。
雫垂れを切るのってかなり勇気が要るんです。
笑顔で応対すると、段々緊張がほぐれてきた様でホッとしました。
1品目はアミューズ。
枝豆を使ったムースで、上部にはコンソメ系のジュレが掛かっています。
バランスの良いムースで、期待感が高まってきました。
2品目はパテ・ド・カンパーニュ。
田舎風パテで、家で作るとかなり大変なメニューの1つですね。
香辛料がそこまできつくなく、柔らかい味付けになっていました。
私は柔らかい味付けの料理が好みなので嬉しかったです。
3品目のポタージュに関しては私のメモにも記載がなく、記憶も朧気。
話に華咲かせていたので、美味しかったのでしょう。
サーブされたパンは写真にこそ収めていませんが、小ぶりで食べやすいサイズ。
メインの鴨胸肉のローストは程よい噛み応えで美味しかったです。
添えてある野菜も適度にグリルされて、こちらも満足。
ホテルフレンチとしてはかなり正統派だと思います。
食器の選択が素敵だなと感じたのもここに記します。
デザートは特筆すべき点こそないですが、盛り付けはオシャレで素敵だと思います。
フルーツも無難に程よい質で、食事の余韻を引き延ばしてくれました。
席数が少なく、席間もやや狭めな点を除けば、
宿泊時の価格帯を考えても満足度は高めだと思います。
山のホテル 朝食は洋食と和食の2択!テラスでの食事も!
翌日、前日とは打って変わっての良い天気になってくれました。
朝食の時間はチェックイン時に予約しているので、
混雑で待つ事はないと思っていたのですが、準備に少々時間が掛かるとのこと。
折角なので、ラウンジで待たせて貰う事にしました。
ロビーから階段を下るとラウンジが見えてきます。
自動演奏のピアノや歴史を感じさせる鏡台があったりと、
老舗名門ホテルの風格を堂々と体現してくれています。
ソファー席が豊富。
クラシカルなランプと奥にある暖炉は味がありますね。
吹き抜けになっているので開放感もあり、ゆったりとした時間が流れています。
灯りそのものの光源はそこまで強くないのですが、窓からの採光がとても気持ち良いです。
今回、ラウンジを利用してお茶をする様な事はありませんでしたが、
是非次回はゆったりソファに座りながらティータイムを過ごしたいです。
さて、朝食にはまだまだ時間が掛かりそうな雰囲気。
朝食を急いでいる人にはややBADになりそうですが、
私は特に予定も決めておらず、ゆったり気分なのであまり気にしていません。
折角なので、ホテルご自慢の庭園を少しだけ拝見しましょう。
晴れるとここまで素敵な景色になるとは。
1日目のテラスからの写真がまるで嘘かの様です。
ただ、私が泊まった客室はテラスから芦ノ湖を臨むのがやや厳しい場所だったので、
清々しさ以外はそこまで大きな違いはなかったかもしれませんが。
ツツジだけでなく、様々な花が咲く庭園なのですが、時期的に花は咲いておらず、
辺りは緑一色で、目に優しい風景が広がっています。
と、お庭を眺めていると名前が呼ばれました。
レストランでお召し上がりになられますか?
今だとテラスにもご案内出来ますが。
折角なのでテラスでお願いしました。
椅子に座った目線でも中々の景色。
暑さも少し和らいでいるので、心地の良い朝食が期待出来そうです。
ただ、気になるのはやはり虫。
特に対策をしていないのか、小さめの虫が飛び交っています。
虫除けスプレーをしてくれば良かったと若干後悔です。
こういった自然が豊富なホテルは虫除けスプレーがやはり必須と改めて感じました。
朝食は今回洋食を選択済み。
テラスで楽しめるのは洋食のみだったのと、
和食は中々にボリューミーとの情報を仕入れていたのでそれも考慮して。
ホテルの朝食としては、ボリュームがかなり控えめ。
少食な私で丁度良いくらいだったので、
ちょっとボリューム不足と感じる方もいらっしゃるかも。
卵メニューは数種類から選べます。
オムレツ自体は至ってノーマルなオムレツでした。
が、添えてあるベーコンとソーセージは絶品の一言。
何でもどちらとも自家製だそうです。
和食の方が評判が高かったので心配でしたが、この質なら大満足です。
山のホテル 他にも様々な魅力が!
今回の滞在では利用していないですが、
魅力的なスポットが山のホテルはまだまだあります。
その1つが展望室。
案内が殆ど無い為、ついつい見逃しがちですが、
ホテル本館5階には展望室が設けられています。
4階から階段でしか行く事が出来ない為、本当に隠れたスポットの様に。
ホテル全体と芦ノ湖を全て眼下に収める事が出来る絶好のスポットです。
これは次回の滞在時は絶対行きたいスポットになりました。
山のホテルで現在最も有名なのは別館となっている
「サロン・ド・テ・ロザージュ」ではないでしょうか。
1日目、2日目と予定が合わなかった為に、今回は足を運ぶ事はなかったですが、
こちらも次回は是非立ち寄りたいスポットの1つ。
ホテルからやや距離がある点が少し厄介。
他にも、館内にはホテルの歴史を語る様々な資料が展示されていたり、
調度品や美術工芸品もそこかしこかに展示されていたりと、
館内をゆったりする時間があれば、ちょっとしたミュージアムとしても楽しめます。
まとめ
- 客室は豪華でこそないですが、綺麗でメンテナンスもバッチリ!
- 温泉大浴場は景観がイマイチ。温泉自体は気持ちが良い!
- レストランはディナー、朝食共に中々のコスパと質!
- 人気が高い為、コンシェルジュはやや余裕無しなので、
出来るだけ週末は避けた方が無難。
ホテル全体としては、まさに国内リゾートホテルのお手本といった感じで、高評価。
客室の感想も、最もリーズナブルな客室でこの評価なので、
ランクがあがれば、もっと満足度は高いかもしれません。
次回は是非ともプレミアムルームをGETしたいところ。
客室数がそもそも少なく、人気の高い客室で、
早めの予約じゃないとほぼ無理なので、願い叶わずかもしれませんが・・・。
レストランは今回ディナー、朝食共にヴェル・ボワでいただきましたが、
質に関してはコスパを踏まえると文句なし。
サービスはやや不安定で、
特に朝食の待ち時間は予約しているにも関わらずそれなりにあったので、
不満要素になるかもしれません。
出来るだけ時間的余裕を持っての宿泊をおすすめします。
ホテルの人気の高さは今も変わらずで、
週末は3~4カ月先の予約じゃないと取れない事も。
平日であっても、私が滞在した時の様に満室になる事も少なくないので、
コンシェルジュは常にちょっと余裕がない感じに。
至れり尽くせりのサービスは厳しいので、
こちらから働き掛ける事も必要になるかもしれません。
送迎バスに関しても案内が不十分だったり、細かな点でBAD要素は見え隠れ。
私の評価は満点評価では決してないですが、
実に日本らしい素敵なリゾートホテルだと思っています。
東京都内の外資系で豪華なラグジュアリーホテルとは正反対の、
全てが程々ですが、ホッと落ち着けるホテルといったところでしょうか。
またいつの日か再訪したいホテルが1つ出来ました。
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