今回宿泊記をお届けするのは
「ホテルモントレ ラ・スール ギンザ」
過去に宿泊記をお届けしたホテルモントレ銀座の姉妹ホテルとして、
2000年6月に開業しました。
銀座では今や老舗ホテルの1つとなっており、
ホテルの魅力を支えるレストラン「サン・ミケーレ」がハイライトの1つです。
ホテルモントレ ラ・スール ギンザ シングル クラシカルと可愛さが共存するシンプルな客室
ホテルモントレ ラ・スール ギンザのホテル館内はとてもコンパクト。
ですので、まずは客室から見ていくことにしましょう。
今回宿泊したのはシングルルーム。
入ってすぐにクローゼットとバケットが。
クローゼットには可愛らしいデザインが施されています。
使い捨てスリッパに靴ベラ、洋服ブラシ、シューミット、
そして消臭スプレーにハンガーが備わっています。
入ってすぐの扉にはウェットエリアがあるのでこちらを先に拝見。
コンパクトなバスルームでユニットバスタイプ。
客室全体がかなりコンパクトなので、
バスタイムにはシャワーカーテンをしていても
トイレット回りに結構水が飛び散っちゃいます。
シャンプー等のトイレタリーはホテルモントレのロゴも入った「REANA」
最近宿泊記をお届けしているハイビジネスホテルでは定番なブランドですね。
ホテルモントレは最近になって全ホテルでシャワーヘッドのミラブルを導入。
以前宿泊したホテルモントレ銀座よりも水の勢いがかなり強く、
ミラブルらしいウルトラファインバブルをしっかり体感出来ます。
嬉しかったのは女性用アメニティが予め備わっていた事。
クレンジングオイル、洗顔、化粧水、乳液がボトルタイプで用意されていました。
これは地味ですが大きなGOODポイント。
続いてベッドエリアを見ていきましょう。
シングルルームの広さは15.3㎡とかなりコンパクトです。
更には結構物が置かれているので、全体的に狭い印象を受けます。
加湿空気清浄機も予め備わっています。
グラスやマグカップ、コーヒー、紅茶、煎茶は無料で。
湯沸かしポットやドライヤーもこちらに。
ドライヤーは風力はあるものの、温度が柔らかめで使い心地が良かったです。
デスク周りにはライトが付く女優ミラーも。
こちらもかなりクラシカルな雰囲気。
テレビはお部屋の広さに合わせた程よい大きさ。
ミネラルウォーターは1人1本無料とのことで、今回は1本のみ。
コーヒーや紅茶を楽しみたい方には少し物足りないですが、
近隣にコンビニが充実しているので買い出しには困りません。
テレビ下にはかなり小ぶりな冷蔵庫が。
タイプも昨今のハイビジネスホテルではあまり見掛けないものですね。
冷蔵庫の隣にはWi-Fiの中継器が。
ここが最も経年劣化を感じる場面です。
ナイトウェアのパジャマは予め2サイズがベッドに用意されていました。
グンゼとの共同制作によるセパレートタイプのパジャマです。
こちらは着心地が良いので、ぐっすり眠る事が出来ました。
ベッドはシモンズ社製のマットでやや硬め。
ベッドフレームがクラシカルなものなので、身体を預けるとギシギシと鳴ります。
ベッドの装丁もかなり可愛らしいですね。
幅125cmな為、この客室をお2人で利用するのは相当大変だと思います。
一応定員は2名ですが、あくまでシングル利用向けな客室だと思います。
今回は三原銀座通り側の客室をリクエストしていました。
別段景色が楽しめる立地ではないのですが、
銀座のメインストリートとは違う落ち着いた雰囲気は結構好きです。
今回はかなりの高階層の客室になっていますが、
3~5階辺りが道路を見下ろしやすい分、眺めも良いと思います。
客室の様子は以上です。
ホテルモントレ ラ・スール ギンザ パリのアパルトマンをイメージした館内はアーティスティック
続いてホテル館内を散策・・・
と言っても、散策出来るのは1階のフロント周りのみです。
こちらも至ってコンパクトな造り。
フロント向かいにはパフュームボトルのコレクションが飾られています。
存在感は控えめですが、コレクションとしては見応え十分。
私はラリックのガラス作品が凄く好きなので、
このコレクションも長い時間飽きることなく見ていました。
1930年代に造られたアールデコでも後期の作品達ですね。
この時代のガラス製造技術は現代では失われてしまったものもあると話を聞いた事があります。
その為、こういったガラス製品は今となっては大変貴重なものです。
是非、末永く飾られて欲しいなと思います。
館内には他にも多数の絵画が展示されています。
通りがかりにぼんやりと眺めたいところですが、
通路も狭めなのでゆっくり見辛いのが難点。
エレベーターホールにはこの様な彫刻も。
パリのアパルトマンがコンセプトなので、
高級ホテルにはないどこか素朴で落ち着いた雰囲気があります。
エレベーターの階数表示はホテルモントレ銀座と同じく機械式。
私はこういうものに凄く惹かれます。
3のアラビア表記も可愛らしい字体ですね。
客室フロアもどこか懐かしさを感じる柔らかい雰囲気。
昨今のハイビジネスホテルの様なオシャレさはないですが、
定宿にすればするほど居心地の良いホテルではないでしょうか。
ホテルモントレ ラ・スール ギンザ ホテルのハイライトとなる「サン ミケーレ」の朝食で優雅なひとときを
では、朝食の様子も一部ではありますがお届け致します。
朝食会場となるのはホテルのハイライトとなる「サン ミケーレ」
都内のホテルでも屈指の良コスパを誇るホテルレストランです。
外観からして女性人気が高いホテルレストランというのも頷けます。
朝食は洋食セットか和食セットを予めチェックイン時に選択済み。
更に朝食時間も完全予約制となっております。
今回は洋食セットをお願いしてあります。
因みに、ホテルモントレ ラ・スール ギンザでは、
朝食をホテルモントレ銀座の朝食へ振り替えする事も可能です。
和食やビュッフェが好きな方はホテルモントレ銀座の朝食もおすすめです。
当日のメニューは御覧の通り。
席数が24席とかなり小さなホテルレストランなので、利用時間も短め。
繁忙期に宿泊するのは少し大変かもしれません。
メインプレートのサイドメニューのみ、自分で選ぶ事が出来ます。
料理が来るまでの間に、飲み物やパンを取りに行きましょう。
飲み物は思いの外豊富に揃っています。
ビニール手袋とマスクを着用して飲み物を汲んでいきます。
一番奥には本日のスムージーが。
この日は桃のスムージーとなっていました。
こういった日替わりドリンクがあるのは嬉しいですね。
コーヒーや紅茶も勿論用意されています。
因みにブラックコーヒーはセルフサービスですが、
カフェラテ等のメニューはコンシェルジュにお願いすれば貰う事が出来ます。
食後にお部屋へコーヒーを持ち帰る事も出来るのは嬉しいサービス。
パンは4種類。
食パンやクロワッサン、パン・オ・ショコラの定番の他、
一番左はライ麦パンとなっていました。
ライ麦パンは美味しく、コンシェルジュもイチオシのパンだそうです。
トースターはアラジン製のもの。
グラファイトヒーターはすぐ温かくなるので1分~2分でこんがりと焼きあがります。
パンを焼いているうちに1品目のスープが運ばれてきました。
このミネストローネは素朴な味ながら質は割と良好。
ミネストローネを食べ終わると、間髪入れずにメインが運ばれてきました。
特にリクエストが無ければ、挽き肉とほうれん草のオムレツになるそう。
バターの香りが鼻をくすぐります。
サイドメニューはポルペッティのデミソース、ソーセージのチーズ焼きにしました。
ポルペッティはミートボールですね。
サラダのドレッシングは青じそとサウザンの2種類をお好みで掛けます。
メインメニューはオムレツ含め、全体的に標準的なレベル。
量も控えめなので、物足りない方もいらっしゃるかもしれません。
ライ麦パンが今回の朝食ではMVPとなりました。
見た目は堅そうですが、実際にはふわふわで柔らかく美味しいです。
デザートはバナナヨーグルト。
こちらもかなり素朴な味わいに仕上がっています。
食べ進めると癖になるデザートです。
朝食の価格は2,400円と、コスパはそこそこ良好。
全体的に見ると何とも評価が難しいところ。
ライ麦パンは確かに美味しかったですが、全体的に質は控え目。
閑散期でゆったりと朝食が取れる日なら、
お店の雰囲気の良さも手伝って優雅な朝食になります。
繁忙期だと、全体的な満足度も下がると思うので、
場合によってはホテルモントレ銀座の朝食を選択肢に入れる事も大切です。
ホテルモントレ ラ・スール ギンザ ブログ風宿泊記 まとめ
今回お届けしたホテルモントレ ラ・スール ギンザ。
比べるとすればやはりホテルモントレ銀座になるのですが、
私の感想としては、客室等はホテルモントレ ラ・スール ギンザの方が気に入りました。
女性用アメニティが用意されているのはGOODポイントですし、
やや古めかしいとは言え、客室全体の雰囲気が可愛らしいのも高評価です。
一方、朝食やホテルの雰囲気はホテルモントレ銀座の方が良かったかなと思います。
ですので、宿泊はホテルモントレ ラ・スール ギンザでして、
朝食をホテルモントレ銀座に振替する事が出来れば、一番満足度の高い滞在になると思います。
両ホテルの雰囲気を1度に知る事が出来ますし、
何よりホテルモントレ銀座の朝食なら和食の質も良く、
ビュッフェスタイルで、その日の気分や体調に合わせた朝食を取れるのも利点です。
客室はリーズナブルな客室で十分ですし、コスパも良好。
旅の拠点や日常の気分転換に利用しやすいホテルだと思います。
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