ホテルによっては、高階層などに特別なフロアや客室が存在します。
「クラブフロア」
通常フロアと比べると数千円から数万円の違いがあり、お手頃とは呼べません。
しかし、そのサービスはまさしくエグゼクティブ。
多くのホテルがクラブフロアラウンジを常設し、
軽食や飲み物、夜にはアルコールを含む簡単な食事まで取る事が出来ます。
勿論、料金は宿泊費に含まれているので、何も気にせずゆっくり楽しむ事が出来ます。
クラブフロアコンシェルジュが居る事もあり、
レストランの予約から、ちょっとしたサプライズのお願いまで、様々な要望を引き受けてくれます。
こちらでは、そんな「クラブフロア」があるホテルをご紹介します。
クラブフロアに泊まる事を趣味としている筆者の感想も記載しますので、
ホテル選びの参考になれば幸いです。(感想は辛口です、あくまで個人の感想です。)
当サイトのクラブフロアを紹介する基準はコチラのページにて。
東京ディズニーランドホテル「コンシェルジュフロア」
ディズニーランドの正に目の前にある夢の様なオフィシャルホテル。
キャラクターのイメージに合わせたキャラクタールームもあり、予約競争必至。
コンシェルジュルームの他、スイートルームに宿泊してもこの特典を利用する事が出来ます。
サービス名 | 備考欄 |
マーセリンサロン | 3階 サロンでのチェックイン・チェックアウト可 営業時間7:00~23:00 17:00~23:00はカクテルタイム アルコール類やちょっとしたおつまみが提供されます |
朝食無料&プライオリティシーティング | ドリーマーズ・ラウンジにて 通常2,580円 優先的に席を案内してもらえます スイートルーム、コンシェルジュディズニーシンデレラルームの宿泊者のみ、 ルームサービスでの朝食へも変更可 |
コンシェルジュフロア、そしてスイートルームが対象のクラブフロア。
最大の利点はやはりチェックイン時の混雑を悠々と避ける事が出来る点。
カクテルタイムにはアルコールも提供され、ちょっとしたおつまみも楽しめます。
営業時間が遅くまでやっているので利用しやすいのも嬉しい。
ただ、ランド・シー閉園後は急激に混雑する為、
ゆったり過ごすのであれば、早めの利用をおすすめします。
朝食が無料なのも嬉しい点。
一部対象客室限定ではありますが、ルームサービスの朝食にすれば、
正にお城での優雅な朝食を楽しむ事も出来ます。
通常フロアとの価格差は朝食を加味して20,000円~。
ディズニーホテルにコスパを求めるのはナンセンスですので、
お気に入りの客室を是非見つけてみてください。
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ「スペチアーレ・ルーム&スイート」
東京ディズニーシーの園内に隣接するオフィシャルホテル。
客室次第ではハーバービューで繰り広げられるパレードをテラスから眺める事が出来ます。
スペチアーレルームの殆どが、
ハーバービューが眺められるボルト・パラディーゾ・サイドになっています。
サービス名 | 備考欄 |
サローネ・デッラミーコ | 5階 ラウンジでのチェックイン・チェックアウト可 営業時間7:00~23:00 17:00~23:00はカクテルタイム アルコールやちょっとした軽食が楽しめます |
朝食無料&プライオリティ・シーティング | ベッラヴィスタ・ラウンジにて 通常2,890円 優先的に席を案内してもらえます。 |
基本的には他のオフィシャルホテルのクラブフロアとサービスは変わりません。
ラウンジでのチェックイン・チェックアウトが何よりも嬉しい。
また、アルコールの種類が他の2ホテルよりちょっとだけ豪華になっています。
園内でもお酒が楽しめるディズニーシーらしさがありますね。
こちらも例にもれず、パーク閉園後はかなり混雑します。
更に、朝食時のプライオリティ・シーティングで朝のショーをご飯を食べながら見る事も出来ます。
これはパーク内がホテルに隣接しているミラコスタだけの特典となっています。
通常フロアとの価格差は朝食を加味して20,000円前後~。
オフィシャルホテルの価格帯としては最高額のクラブフロアになっています。
ミラコスタ自体の価格帯が他の2ホテルよりも高めになっているので、致し方ありませんね。
宿泊するなら是非、メディテレーニアンハーバーを眺められるお部屋で、
宿泊者しか見られない景色を存分に楽しんでいただきたいです。
ディズニーアンバサダーホテル「アンバサダーフロア」
ディズニーランド、ディズニーシーから距離はあるものの、
独自の世界観とキャラクターグリーティングがあるレストラン
「シェフミッキー」が大人気のオフィシャルホテル。
それぞれのお部屋にテーマ性があるのが特徴です。
サービス名 | 備考欄 |
アンバサダーラウンジの利用 | 6階 ラウンジでのチェックイン・チェックアウト可 営業時間7時~23時 17時からはカクテルタイム アルコールや簡単なカナッペ類が楽しめます。 その他の時間帯もチョコレートや ソフトドリンクが常備されています |
朝食サービス | ハイピリオン・ラウンジにて朝食がいただけます。 |
マイ・アニバーサリーストーリーの利用可 | 1日に8組限定の特別なディナープランが利用可能になります。 |
ラウンジは至って快適。オリジナルカクテルもあり、特別感も演出してくれます。
パークが閉園する時間付近は一気に混むので注意。特に21時~22時はかなり混み合います。
ラウンジの質としては食べ物も飲み物も質素なので過度な期待は禁物です。
普通に休憩する分にはゆったりしている為、とても便利です。
価格差は一番安いお部屋と比べると倍以上の事も。
しかし、この部屋に泊まる方にとって値段は関係ないでしょう。
このフロアの特筆すべき点はやはり「マイ・アニバーサリーストーリー」が予約可能な事。
クラブフロア宿泊者のみが利用出来る、キャラクターグリーティング付のディナーコースです。
一日8組限定のプランであり、唯一無二の体験が出来る事間違いなしです。
アンバサダーフロアへ宿泊するなら、宿泊当日はパークへ行かず、
ラウンジやホテル内をゆったり楽しみ、
ディナーは「マイ・アニバーサリーストーリー」を利用する、
と言った感じで特別なひと時を過ごす事が一番おすすめです。
グランドニッコー東京ベイ 舞浜「ニッコーフロア」
11、12階にあるクラブフロア。
2020年7月1日にグランドニッコーとしてリブランドオープンしました。
レビューはリブランド前のレビューとなっております。
予めご了承ください。
サービス名 | 備考欄 |
リヴィエラクラブラウンジ | 3階フロントカウンター向かい ラウンジでのチェックイン可 営業時間8時~23時 チェックイン時コーヒー・紅茶がいただけます。 |
ミネラルウォータープレゼント | 人数分プレゼントされます |
アメニティ追加 | 入浴剤やボディスポンジ等が追加されます また、ベッドがシモンズ製になります |
朝、夕刊サービス | |
朝食時優先席プランの予約可 | |
客室内にコーヒー・紅茶 | |
ウェルカムドリンク券プレゼント | 「ジ・アトリウム」「パティセリー」で使用可 |
クラブラウンジは基本的に飲み物も食べ物もなく、休憩室代わりになる程度。
クラブフロアと言うよりは、普通の上級フロアという感じです。
しかし、チェックイン時にクラブラウンジでチェックイン出来るのは意外と重宝します。
なんと言ってもディズニーリゾートホテルなので、チェックインが物凄く混みます。
座って、ゆっくりチェックイン出来ると大変助かります。
チェックアウトもラウンジで出来る様になれば言う事なしなのですが・・・。
際立ったサービスがない分、通常フロアとの価格差も3千円程度。
また、朝食のブッフェが物凄く混むホテルなのですが、その際も優先席がある為、殆ど待たずに済みます。
ホテル滞在時の快適度が段違いなので、数千円の差が許容出来るのでしたら、
是非リヴィエラフロアでの滞在をおすすめします。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル「シェラトンクラブフロア」
会員制度「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」
2016年8月2日に完全リニューアルが施されたクラブラウンジが完成しました。
ホテル最上階に位置し、席数も多く広々としています。
対象客室数は147室です。
サービス名 | 備考欄 |
シェラトンクラブラウンジの利用 | 12階 ラウンジでのチェックイン・チェックアウト可 (但し、10時以降のみ) コンシェルジュサービス有 営業時間6時30分~23時 7時~10時は朝食 洋食を中心としたブッフェ 17時~19時はイブニングカクテルサービス アルコールとオードブルが楽しめます それ以外の時間はオールデイスナックサービス 軽食やスナック、ソフトドリンクをいただけます |
ベッドが変更 | シェラトン シグネチャー スリープ エクスペリエンス ベッドに |
複合施設オアシス利用無料 | 通常1,700円 |
シューシャインサービス | |
宅配用ボックス利用無料 |
低階層から高階層へと移り変わりました。
ラウンジに関しては、いずれの時間帯も全ての内容が可もなく不可もなく。
これでもかと山盛りにされたペントンチョコは哀愁が漂います。
最近はペントンチョコがないどうやらない模様。
個人的には、あの山盛り具合を是非見ていただきたかったです・・・。
イブニングカクテルになると、急に混雑し始める為、注意が必要です。
ウェイティングが発生する事はあまりないとは思いますが、
対象客室数はそれなりに多い為、滞在時期も一応考慮した方が賢明です。
通常フロアとの価格差は約10,000円~。
閑散期なら日によっては5,000円前後まで縮まることもあります。
やはりご家族での滞在がメインターゲットだと思うのですが、
その割にイブニングカクテル時に出されるオードブルはかなり大人向け。
お子様向けの物はあまりありません。
現段階ではコスパもイマイチなのでおすすめ出来ませんが、
イブニングカクテルのオードブルが改善されて値段がもう少し下がれば、
ご家族向けとしても一考の価値ありになり得るかもしれません。
ヒルトン東京ベイ「セレブリオフロア」
会員制度「ヒルトンオナーズ」
10、11階にあるクラブフロア。
コンセプトがしっかりとしたクラブフロアになっており、
快適且つ癒される空間をテーマに調度品等が統一されています。
「セレブリオセレクト」「セレブリオスイート」のみのサービスがいくつかあります。
サービス名 | 備考欄 |
セレブリオラウンジの利用 | 1階 ラウンジでのチェックイン・チェックアウト可 営業時間6時30分~20時30分 6時30~10時は朝食 和洋食のブッフェスタイル 17時30分~19時30分はカクテルタイム 各種アルコールやちょっとしたオードブル等が提供されます その他時間帯はソフトドリンクやスナック類が楽しめます セレブリオセレクト・セレブリオスイートの宿泊者のみ利用可 |
ミニバー無料 | 冷蔵庫内にあるドリンクが全て無料で楽しめます |
朝食サービス | フォレストガーデンの朝食が無料に。 通常3,661円(税・サービス料込) セレブリオセレクト・セレブリオスイートの宿泊者のみ |
フィットネス浴場無料 | 通常1,620円 セレブリオセレクト・セレブリオスイートの宿泊者のみ |
このクラブフロアは、他のフロアとはきっちりとコンセプトが分けられています。
アメニティも上記の通りに違いがあり、部屋の雰囲気も柔らかさがあります。
ラウンジはセレブリオセレクトもしくはセレブリオスイート宿泊者のみ利用出来ます。
勿論、ヒルトンオナーズのダイヤモンド会員でも利用可能です。
ラウンジですが、広さは中々の広さです。
雰囲気も席によって大分変わり、使い方も様々に出来そうです。
テラス席もあり、晴れた日には外でゆったりくつろぐ事も出来ます。
朝食は品数こそ多くありませんが、ゆったり楽しめるのは嬉しい点です。
通常、朝食のフォレストガーデンが混み合う事が多いので、
これは何よりの利点になります。
カクテルタイムのアルコールは、特筆すべき点はなし。
最低限のワインやビールは完備されています。
ホットミールやスイーツがあるのは嬉しい点です。
その他の時間帯は非常に質素なので、やや期待外れに感じるかもしれません。
どちらかと言うと、お子様でも楽しめる感じなので、ご家族での利用がおすすめです。
通常フロアとの価格差は、セレブリオなら3,000円前後、
セレブリオセレクトだと6,000円前後になります。
ラウンジの内容が全体的にパッとしないですが、
何と言ってもここはディズニーリゾートホテルです。
チェックイン・朝食・チェックアウトの混雑は必至です。
セレブリオセレクトならラウンジでのチェックイン・チェックアウトが可能です。
(15時以降でないとラウンジでのチェックインを断られる場合もあるそうです。)
また、朝食も品数こそ限られますが、ラウンジなら非常にゆっくり食事を取れます。
そんな混雑を避けられる可能性があるのは嬉しい点。
セレブリオセレクトを選ぶかどうかは、
単純に混雑を回避するか否かで決めるのが一番だと思います。
価格差が以前よりも少額になった為、
かなりおすすめしやすいクラブフロアになりました。
東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート 「プレジャールーム・プレミアム&コンフォートデラックス」
客船をモチーフにした客室や、冒険家たちの集う宿をイメージした客室等、
様々なテーマ性を持たせた客室が特徴的なホテル。
クラブフロアは存在せず、対象の客室のみが利用出来るラウンジがあるのが珍しいです。
2019年10月1日に東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートへとリブランドされます。
サービス名 | 備考欄 |
AQUALOUNGE | 1階 チェックイン専用ラウンジ 営業時間12:00~19:00 ドリンクやお茶菓子のサービスあり |
各種アメニティがグレードアップ | 基礎化粧品4点セットを筆頭に、 Panasonic製ナノケアマシン等 お部屋備え付けのアメニティがグレードアップします |
利用時間限定のウェルカムラウンジが利用出来るのが大きな利点。
このホテルもチェックインはかなり混み合うので、
ゆったりチェックイン出来るのは嬉しい点です。
ちょっとしたお茶菓子と飲み物をいただきながら、ソファーに座ってチェックイン出来ます。
ただ、通常のクラブフロアのクラブラウンジとは違い、
あくまでチェックイン時専用のラウンジとの事。
通常客室との価格差は7,000円前後~とやや大きめ。
勿論、客室自体の広さも全然違いますし、その他のアメニティも違いがあるので、
コスパを考えると割と悩ましいです。
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