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NIPPONIA なつかしくて あたらしい 日本に滞在する 暮らす様に泊まる新しい旅・ホテルのカタチ

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NIPPONIA

「NIPPONIA」という宿泊施設・ホテルを皆様ご存知でしょうか。

里山、集落、城下町、宿場町といった、

日本らしい風情が根付く場所で、その土地ならではの暮らし、

食や生活文化を、大切な格となる部分はそのままに、

より現代的に、スマートに楽しむ事が出来る宿泊施設やホテルとなっています。

宿泊施設やホテルの建物は、

当時の面影を残した日本らしい建築物を再利用。

勿論、建物内や客室はリノベーションが施され、現代的に使いやすくなっていますが、

決して景観を崩すようなことはせず、土地の良さを活かす様に考慮されています。

今回は今メディアでも多く取り上げられている注目のホテルブランド

「NIPPONIA」

を詳しく見て行きましょう。

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IHG ホテルズ & リゾート

NIPPONIAとは

NIPPONIA

NIPPONIAは一般社団法人ノオトが中心となって、

2009年10月に「集落丸山」を開業した事に端を発します。

以降、2013年に「竹田城 城下町ホテルEN」

2014年に「オーベルジュ豊岡1925」

2015年に「大屋大杉」「篠山城下町ホテルNIPPONIA」

2018年に「佐原商家町ホテルNIPPONIA」「福住宿場町ホテルNIPPONIA」

「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」

2019年「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」「美濃商家町」「小菅 源流の村」

「出雲平田 木綿街道」「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」

「NIPPONIA楢山集落」

2020年「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」「鞆 港町」「NIPPONIA出雲鷺浦 漁師町」

「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」

「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町」「NIPPONIA 甲佐 疏水の郷」

「NIPPONIA 後川 天空農園」

「NIPPONIA HOTEL 八女福島 商家町」

2021年「白鷹 源内邸」「NIPPONIA HOTEL 函館 港町」を開業しました。

現在も、NIPPONIAプロジェクトは確実に全国へ広がりつつあり、

今後も多数のNIPPONIAが計画されています。

2018年以降の展開がかなり凄いですね。

原風景を崩さず、未来へ残すことは勿論のこと、

地域活性化の切っ掛けでもあり、

発展型産業としての側面も強く併せ持っています。

NIPPONIAは大きく分けて2つのグループが

NIPPONIA

NIPPONIAは大きく分けると2つのグループとなっています。

まず1つは、元祖NIPPONIAの集落丸山をはじめとした地域グループ。

特徴としては宿泊施設が1棟ごとに分かれている場合が多く、

スタイルとしてはバケーションレンタルの様なカタチで宿泊します。

その土地全体が宿泊施設というコンセプトなので、

食事も地元のレストランで取る事が推奨されています。

その土地ならではのアクティビティが楽しめる事もあり、

正に暮らす様に泊まるを体現しているグループです。

NIPPONIA

もう1つはNIPPONIA HOTELと呼ばれるグループ。

こちらは、上記NIPPONIAのコンセプトはそのまま。

サービスを提供するのはコンシェルジュという様に、

日本らしい趣きは活かしつつ、現代的な快適さやサービスを取り入れたものになっています。

多くの運営を担当するのがバリューマネジメントグループ。

大阪にある事業再生を得意としたコンサルティング&マネジメントサービス会社です。

2005年と誕生してからまだ日は浅いですが、

ホテルやレストランを破竹の勢いで展開しています。

特にホテル事業はほぼNIPPONIAに集約されています。

当サイトにお越しくださる方が興味を抱くとすればこちらのNIPPONIA HOTELだと思います。

今回はこのNIPPONIA HOTELを中心に更に詳しく見ていきましょう。

NIPPONIA HOTELは町全体を旅するホテル

篠山城下町ホテル NIPPONIA

NIPPONIA HOTELは通常のNIPPONIAとは違い、

よりライトにNIPPONIAを楽しめるホテルとなっています。

NIPPONIAが土地に暮らす様に泊まるをコンセプトにしているとすれば、

NIPPONIA HOTELは町を旅する様に泊まるがコンセプト。

ホテルは何棟かの建物に分かれている場合が多く、

中心となる棟にはレストランやラウンジを併設。

佐原商家町ホテル NIPPONIA

ゲスト達はそのレストランやラウンジで交流を持つことも可能ですし、

勿論、町へ繰り出して、地元のレストランで舌鼓を打つことも出来ます。

無限の選択肢があるNIPPONIAとは別で、

NIPPONIA HOTELでは心地良く過ごす為の選択肢が、

予めいくつか用意されているといったイメージ。

勿論、その選択肢以外の過ごし方をしても良いので、

非常に幅広い滞在スタイルが楽しめます。

佐原商家町ホテル NIPPONIA

特にレストランで提供される食事は、地産地消を強く意識しているメニュー構成に。

価格的にもホテルとしてはリーズナブルに楽しめるディナーとなっていることが多いです。

ホテル次第ではランチ営業も行っているので、

是非ランチ・ディナーのどちらかは味わっていただきたいところ。

佐原商家町ホテル NIPPONIA

NIPPONIA HOTELの魅力の1つが、当時の面影をそのまま残し、

調度品だけ新しいものを導入した客室群。

贅沢な一棟貸しから特徴的なメゾネットスタイルまで、様々な客室が存在します。

NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町

蔵の丈夫な梁を活かした造りの客室もあれば、

かなり近代的な旅館風にリノベーションされた客室もあったりと、

それぞれの町に合った客室に仕上がっています。

NIPPONIA HOTEL 八女福島 商家町

また、各ホテルのアクティビティも非常に特徴的で興味深いものが多いです。

例えば「NIPPONIA HOTEL 八女福島 商家町」では、

銘茶の産地・八女ということで、様々なお茶を楽しめるアクティビティがあります。

ディナー前の食前茶では玉露のサービスがあったりと、

とことん八女の茶体験を楽しめる様に、趣向が凝らされています。

NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち

「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」はSAKE HOTELをコセンプトに掲げ、

日本酒とのマリアージュをテーマとした料理とのペアリングを提案したり、

この地元でしか中々飲めない希少種のテイスティングが出来たりと、

各NIPPONIA HOTELそれぞれで町にあったアクティビティが楽しめます。

他のホテルとは比べられない程、

濃密な旅の体験と思い出が積みあがっていく事は間違いありません。

インバウンドでなく、日本人にこそ体験して欲しいNIPPONIA HOTELの素晴らしさ

NIPPONIAはインバウンドに対してのアピールも勿論強いですが、

私は日本人にこそ、是非一度足を運んでもらいたいホテルブランドだと思っています。

例えば、日本ならではの蔵に泊まる事が出来るホテルも多く存在します。

NIPPONIA

何となくジメっとしていたり、温度調整が上手くなさそうなイメージのある蔵ですが、

実は日本の紀行を考え尽くした造りになっていて、

特に夏は適度に湿気を吸い、

更には直射日光の影響を受け辛い白の土壁となっていることが多いです。

しっかりとメンテナンスされた蔵は、

一定の温度、湿度を保ち、非常に快適な場所なのです。

また、厚みのある土壁と扉は音漏れを防ぎ、独特の反響音も相まって、

非日常感があり、ホテルの客室としては中々に面白い要素を含んでいます。

NIPPONIA

こういった中庭も、わびさびを感じる事が出来る日本人だからこそ、

また違った印象を受けるのではないでしょうか。

私だと、小さい頃に良く祖母と散歩した情景が浮かんできたりします。

NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町

こういった瓦屋根も、日本らしい光景の1つであり、

今現在進行形で失われつつある情景でもあります。

というのも、年々瓦屋根職人が減っている他、その需要自体も低下しているからです。

宿泊しつつ、文化や日本らしさの情景への間接的な支援にもなる。

そこが、是非日本の方に宿泊していただきたいポイントの1つでもあります。

NIPPONIA まとめ

NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町

分散型ホテルとしては一大勢力となってきたNIPPONIA。

実際に、どのホテルもかなり評判の良いホテルばかり。

コロナ禍なので少しずつではありますが、リピーターも増えている様子。

各ホテルの立地がやや独特で、移動手段を確保する事が課題の1つではありますが、

車をお持ちの方や各公共交通機関を上手に使えば、

そこまで大変な道のりのホテルは少ないはず。

一時期の価格帯はかなり高めな設定でしたが、

現在は大分落ち着いてきており、

2連泊以上も割と気軽に出来る程度の価格帯になってきました。

過ごし方としては、ゆったり客室で寛いだり、

町をのんびり散策したりも良いですし、

豊富なアクティビティや食文化を存分に楽しむアクティブな過ごし方も出来ます。

自由な過ごし方で、その土地、その町を楽しめるのは、

他のホテルにはない独自の魅力だと思います。

是非1度、NIPPONIA・NIPPONIA HOTELへ足を運んでみては如何でしょうか。

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