7月某日朝9時前後。
私は東京・浅草駅に居ました。
これから、日光へ1泊2日の仕事兼旅行をする為です。
今回は旅の主目的となったザ・リッツ・カールトン日光以外の、
日光での旅行記をお届け致します。
日光へはフリーパスを買うのがおすすめ!
今回は事前に色々とリサーチ済み。
まずはお得なフリーパスを買わなければいけません。
日光・鬼怒川・会津のフリーパスはかなり種類が豊富です。
- まるごと日光・鬼怒川東武フリーパス
- まるごと日光東武フリーパス
- まるごと鬼怒川東武フリーパス
- プレミアム日光・鬼怒川東武フリーパス
このフリーパスは目的付近までの電車代の他、
日光や鬼怒川地区の鉄道、バスが乗り放題になる非常に優れたフリーパスです。
場合によりますが、バス代がかなり高いので、
観光やホテルへの移動をバスで行う方は、是非購入の検討をおすすめします。
今回、私が滞在するのは中禅寺湖周辺な為、
購入したのは「まるごと日光東武フリーパス」
浅草駅からだと4,610円です。
早速クレジットで購入を・・・と思ったのですが、
券売機がクレジットカードを受け入れてくれません。
どうも東武フリーパスチケットは券売機だとクレジットで購入出来ない模様。
10時以降であれば、浅草駅周辺の旅行代理店等でも購入でき、
そちらならクレジットカードでも支払いが出来るそうなのですが、
生憎今は朝9時過ぎ・・・。
止む無く現金を投入してやっとフリーパスをGETしました。
さて、ここでもう1つの悩みどころは特急券を買うか否か。
東武日光駅までの電車代は先程のフリーパスに含まれているので、
このまま改札を通る事も出来るのですが、折角なら特急にも乗ってみたい。
ただ、私は日常的にカード払いが基本。
現金をあまり持ち合わせておらず、
キャッシュカードもその時は持っていませんでした。
これ以上、現金が足りないかもと不安が高まるのは精神的にマズイ。
ダメ元で特急券がクレジットで買えれば・・・
そう思いカードを挿入するとすんなり特急券を購入出来ました。
フリーパスだけがどうも現金のみでの支払いになっている様ですね。
何事もチャレンジしてみる事が大切だなぁと噛み締め、いよいよ乗車です。
快適な特急スペーシアで東武日光駅へ
今回私が乗車したのは特急スペーシア。
現在浅草駅から乗車出来るのはスペーシアとリバティの2種類。
それぞれ時間によってどちらになるかが決まっています。
スペーシアは歴史の長い特急列車ではありますが、
2011年にリニューアルが施された様です。
新幹線と比べるとやや快適さには劣りますが、
ゆっくりと指定席で日光まで運んでくれるのはやはり特別感がありますね。
因みに昨今では少なくなった個室タイプの客室も備わっています。
特急券・乗車券とは別に平日3,150円、土休日3,770円掛かります。
中々な金額ではありますが、特別感を楽しむなら個室もありですね。
2時間弱で東武日光駅に到着します。
新型コロナウィルス影響下なのもあって、人は本当に疎ら。
土産物屋さんも閉まっているところがチラホラ・・・。
これは帰りのお土産に苦労しそうです。
こういうオブジェって写真撮りたくなりますよね。
駅前には他にも。
路面電車の車両が展示されていました。
子供の頃から路面電車が大好きで、
今でも都電荒川線は乗る度にテンションがあがりますね。
それでは、バスに乗って日光東照宮へと向かいます。
フリーパスでバスに乗る際は、乗車時にフリーパスを見せなければならない様です。
降りる時だけでも大丈夫でしたけれど、アナウンスでは乗車時と降車時、
どちらでも提示してくださいとの事でしたので一応記載。
と、東照宮に行く前に1つどうしても立ち寄りたい場所がありました。
重要文化財世界文化遺産「神橋」は300円で橋にあがることも!
世界文化遺産の1つ。
「神橋」です。
伝説によると蛇が橋へと成り替わって人々を向こう岸まで渡らせたそうな。
カメラで撮ると普通の橋に見えますが、
実際はほんのり艶っぽくて、不思議と色っぽく感じるんです。
事前のリサーチ不足で、
てっきり遠目からしか見ることが出来ないと思っていたのですが、
300円を支払う事で渡る事は出来ないものの、橋上を自由に行き来して良いそうです。
美しい文化遺産の維持を願いつつ、300円を支払っていよいよ神橋の上に立ちます。
至る所に風鈴が下げられており、風が吹く度に
「チリンチリン」
と音が響きます。
足場が段々になっているので、少し気を付けて渡ります。
ここからしか見ることが出来ない川の景色。
紅葉の時期はさぞ素晴らしい風景になりそうです。
橋の上にあがるだけなので、
300円の価値があるかどうかは微妙なところかもしれませんが・・・。
因みに100円で専用の紙飛行機を飛ばす事が出来るそうです。
願いを込めて川に投げ込むと、叶えてくれるそうな。
水溶性の紙なので、安心して投げて大丈夫です。
では、神橋も体験出来たので、いよいよ日光東照宮へと参りましょう。
日光東照宮は広い!デカイ!スゴイ!
今から20年前に世界遺産へ登録された日光東照宮。
神橋の真向かいに、その入口があります。
驚く程広大な敷地なので、歩きやすい靴で向かった方が無難です。
私はと言いますと、大荷物を抱えたまま足を踏み入れました。
こればかりは選択ミスだったと思わざるを得ません。
この時は、こんなにも汗だくになるとは思っていませんでした・・・。
皆様が日光東照宮へと向かう際は、
是非とも身軽な状態でお越しになる事を強くおすすめします。
語彙力の欠片もない見出しになりましたが、一番判り易い表現だと思います。
まず、想像以上に広大です。
私は、本当に最低限見たい場所を巡っただけですが、それでも2時間弱掛かりました。
割と空いていたにも関わらずこの所要時間ですから、
はるか山奥にひっそりと佇む「滝尾神社」等を参拝するとなると、
この倍あっても足りないのではないでしょうか。
それ程、日光東照宮内は広大でした。
後は色んなもののサイズが大きい!
樹齢数百年の木々は勿論、建築物も全体的にビッグサイズ。
徳川家の権威をこれでもかと示してくれます。
少し早足で、東照宮を巡ってみましょう。
東照宮と言えばやっぱりコレ。
リニューアル時に
「あれ・・・なんか顔が以前と違くない?」
と、色んな意味で話題となった三猿です。
有名なのはこの三猿ですが、実際には8面にも渡ってお猿さんが描かれています。
人々の生きる道筋を説いていると伝えられているこのお猿さん達。
愛らしい姿に変わった事で、より深いメッセージを本能に訴えてくれそうです。
修復が終わっている場所とそうでない場所の差が凄いのですが、
修復が終わっている場所に関しては溜め息が出る程美しく荘厳です。
本殿が特に素晴らしいのは言うまでもありませんね。
一目見た時「わぁ・・・」と思わず声を漏らしてしまいました。
眠り猫も遠目からではありますが写真に収める事が出来ました。
こちらは少し全体的に色褪せてきていますね。
もう暫くするとこの猫も修繕が施されるのでしょうか。
本地堂の鳴竜は一見の価値あり!
本殿を見終わった後は、東照宮内にあるお寺。
「本地堂」へ。
別名「薬師堂」とも呼ばれ、東照宮内で写真撮影が許されていない数少ない場所です。
ここでは鳴竜の下で拍子木を鳴らしてくれます。
建物と天井とで音が共鳴し、鈴が転がる様な音が広がっていきます。
竜の頭の下で鳴らした場合のみ、この現象が起きるそうです。
周りの方々も思わず「おぉー」と声を上げていました。
お寺なので、拍手も出来ないですし、大声も上げられないので控え目ではありますが。
私が今回の旅で感動した場所の1つでもあります。
この感動は動画等では絶対に伝わらない、体感して初めて分かるものですので、
是非1度、足を運んでいただき、竜の声を聞いてくださいませ。
次回日光東照宮を訪れた際には、是非ともまた立ち寄りたいと思いました。
他にも各干支に応じた十二神将が立ち並び、安全と健康を祈願出来たりします。
お寺内で十二神将が納まったお守りを戴く事も出来ます(1,000円)
私はあまりにも竜の声に感動してしまい、竜の鈴を頂戴してきました。(1,000円)
今年は世界遺産登録20周年を祝って、特別な色の鈴もあるそうで。
特別な色は通常の鈴の倍もするのですが(2,000円・・・)
折角なので頂戴してきました。
凄く綺麗な音を響かせてくれます。
ただ、結構揺らさないと鳴らないタイプの鈴なので、
日常鳴る機会はあまりなさそうです。
さて、薬師堂を後にし、お隣の二荒山神社へと移動します。
二荒山神社は縁結びでポップな今風の神社!
こちらは縁結びで有名な神社となっており、
所々に今風でポップなものが置かれていたりします。
この「八乙女さん」もその1つ。
何とも言えない表情でコチラを見てくる開運ねずみ。
潔く眩しいくらいなキンピカです。
良く見たら手前に10円落ちてますね・・・。
「拾って賽銭箱に入れてくれない?」と懇願されている様に見えてきました。
本殿は無料で拝観出来ますが、神苑内へは300円の拝観料が必要です。
いくつか見たいものがあったので早速入りましょう。
奉納されている刀。
こうやって返しまで見られるのは楽しいです。
もう少し進むと「二荒霊泉」が見えてきます。
こちらは若返りの水と言われ、特に女性に人気のスポットです。
知恵の水、酒の水、若水の3種が同時に得られます。
私もしっかり飲んで、若返りと知恵を授かりました。
一番見たかった「良い縁の剣」
2016年末に奉納されたそうで、比較的新しいものですね。
笑っちゃう程大きく、あらゆる意味で豪快で素敵です。
私は生憎の曇り空だったのですが、
刃に光が差し込むと邪悪なものを切り払う力が増すそうです。
最高です。
もう一度言います。
最高です。
これにて日光東照宮探索はお終いです。
私は本当に見たいスポットだけを巡りましたが、
まだまだ東照宮内には見所が沢山あるそうで、
とてもじゃないですが1回では回り切れません。
高低差もかなりある為、体力的にキツイのもありますね。
また機会を作って是非巡ってみたいと思いました。
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