ホテル会員の特典や用語には、普段あまり聞きなれない言葉が存在します。
こちらでは、ホテルライフをより楽しむ為の用語を解説します!
宿泊数
文字通りホテルでの宿泊日数。
ホテルの上級会員の条件になる事も多いが、
宿泊数の場合と滞在数の場合があり、勘違いし易い要素でもある。
詳しくは別記事で紹介。
滞在数
チェックインからチェックアウトした期間の単位総称。
同じホテルに泊まり続ける限りは、滞在数が1になる為、
1泊だけの場合も連泊した場合も滞在数は変わらない。
ホテルの上級会員の条件になる事も多く、
条件としては滞在数を稼ぐ方がより難しい条件と言える。
詳しくは別記事で紹介。
オフシーズン≒シーズンオフ
他にもローシーズンや閑散期等呼び名は様々。
宿泊客や予約数が少ない時期の事。
基本的には価格も抑えられており、予約も取りやすい。
ゆったりと過ごすには持って来いの時期。
ただ、価格故の為か、ホテルによってはサービスや食事の質が下がる事もあり、
残念な滞在になる事もしばしば…。
会員特典はほぼ余す事無く受けられる為、利点もある。
ショルダーシーズン
オンシーズンとオフシーズンの中間。
宿泊客も予約数も基準レベルな為、価格も標準的で予約も週末を除いて取りやすい。
また、稼働率が安定している為、ホテルのサービスや食事の質もバランスが良く、
実は一番ホテルライフにはおすすめな時期。
オンシーズンの1~2週間前後やイベントの1~2週間前後が該当しやすい。
また、レイトチェックアウトやアップグレード等も適用される可能性が高く、
会員特典の面でも嬉しいシーズン。
オンシーズン≒ピークシーズン
他にもハイシーズンやトップシーズン、繁忙期等呼び名は様々。
年末年始や夏休み、ゴールデンウィーク等、イベントごとにやってきます。
特に夏休みやバレンタイン、クリスマス等は、
国内旅行も多い為、早めの予約が必要になってくる。
また、価格も高くなり、オーバーブッキングも起こりやすくなる為、
観光地や人気ホテルは早めの準備と覚悟が必要。
ホテル会員の特典が間違いなく活きて来るのもこの時期。
優先チェックインやクイックチェックインがあると快適さが段違いになります。
但し、アップグレードやレイトチェックアウト等は適用外になる事もあるので難しい所。
ベストフレキシブルレート≒ベストアベイラブルレート
予約そのものをする日や滞在の日程、宿泊日数等によって変動する、
その日その日の最低価格の事です。
(早期予約プランや特別なセール時等は、そちらの方が最低価格な場合もあります。)
「ノンフレキシブルレート」と書かれている場合は、価格変動がないプランになります。
こちらは、いつ予約しても価格が変わらないのですが、最近は大分少なくなってきました。
ベストフレキシブルレートは、ほぼ毎日変動し、
稼働率によっても大きく変動する為、なかなか難しい要素になります。
例えば、1月1日に2月11日の1泊分を予約する場合と、
1月11日に2月11日の1泊分を予約する場合では、価格が違う事もあるのです。
安くなる場合もあれば高くなる場合もあり、その変動は、稼働率によって左右される訳です。
因みに、予約後に安くなったり高くなったりしても、予約時の金額で泊まる事が出来ます。
安くなった場合はキャンセルが利く場合は、キャンセルして取り直す事も出来ます。
高くなった場合は、結果的にお得に泊まる事が出来ます。
キャンセルポリシー
それぞれのプラン毎に定められている宿泊予定日までのキャンセル期限と、キャンセル料の事。
国内ホテルでは、概ね宿泊予定日の2日前までのキャンセルで、
キャンセル料が掛からない事が多いです。
ブッキング
お部屋を予約する事。
ブックと呼ぶこともあります。
ビジネス用語でもあり、耳馴染みの方も多いのでは?
オーベルジュ
当サイトには殆ど出てきませんが、ホテルの種類の1つ。
簡単に言うと宿泊も出来るレストランです。
食事や飲み物に特に力を入れており、
客室数が20室もない所が多く、非日常感がかなり高いです。
また、景色の良い場所にある事が多い為、そういった点でも嬉しい。
交通の便はあまり良くない事が多く、車でないとアクセスが大変な時も。
最寄駅からの送迎が宿泊プランの特典になっている事もしばしば。
タイムシェアリング
こちらも当サイトには殆ど出てきませんが、ホテルの種類の1つ。
凄く乱暴に説明すると、日付け割の会員制ホテルです。
国内では、リゾートトラスト株式会社が運営の「エクシブ」、
ヒルトンが運営する「ヒルトン・グランド・バケーションズ」が代表的。
入会金と年会費を払い会員資格を得ると、
ランクによって1年間に利用出来る日数が割り振られます。
その利用日数内で予約が取れれば、格安でホテル滞在が出来る仕組みです。
別荘代わりに使う場合も多く、会員資格の相続、譲渡が可能です。
また、代理店等を通せば宿泊の利用権を他人に譲渡や売買する事も可能に。
ラウンジ
簡易的な休憩スペース。
フロントと同フロアにある事が多く、ホテルによってはレストラン代わりにもなる。
軽食や飲み物が召し上がれたり、夜はバーの代わりになったり、
朝は朝食会場に変わったりと、ホテルライフにはやはり欠かせない場所の一つ。
宿泊時だけでなく、平常時もちょっとした商談や休憩にも使える為、
お気に入りのホテルラウンジがあると、何かと便利です。
最近はホテルアフタヌーンティーがブームとなっている為、
新規開業のホテルでは力を入れていることも多い施設の1つ。
アーケード
ホテル内にあるショッピング街。
基本的には服や時計等の高級ブランドが並ぶ事が多い。
日本ではホテルニューオータニや帝国ホテルのアーケードが有名。
今はビル施設内にホテルが入居する事も多い為、
アーケードが予め建設される事は極めて稀になりました。
GM
ジェネラルマネージャーの略。ホテルの支配人の事です。
GMによって、ホテルの質や方針がかなり変わるので、
好きなホテルが出来たらGMをチェックするのも意外と大事です。
ずっと同じホテルに同じGMが居るとは限らないので、
もしGMが異動した際、異動先に滞在してみるのもホテルライフの楽しみの1つ。
コンシェルジュ
ホテル内での様々な事をお世話してくれる、サービス担当の方の呼び方。
ホテルの顔になる為、コンシェルジュの質で、ホテルライフの質も全く変わってきます。
困った事があればコンシェルジュにお願いすれば、大抵の事は解決してくれます。
バトラー
各部屋担当のお世話係の呼び方。
日本国内ではコンシェルジュと明確な違いはあまりありませんが、
より身近なお願いをする場合はバトラーに頼む方が手っ取り早い事も。
また、ホテルの図式としては、
コンシェルジュ>バトラー
なので、レストランの手配等大事なお願いはコンシェルジュに、
部屋内での用事(アメニティやオプションの請求等)はバトラーに、
という認識で問題はないかと。
ベルボーイ・ベルガール・ベルマン(ポーター)
ホテルのフロントで出迎えてくれる案内係。
荷物を運んでくれたり、お部屋やホテルの設備案内まで担当する事も。
ホテルの第一印象を決める重要なポジションでもある為、
サービスの差がホテルの差になる可能性もあり、
実力差がかなりハッキリ出易いポジションでもあります。
ドアマン
エントランスで車のドアを開けてくれたり、ホテルのドアを開けてくれる係。
荷物や案内はドアマンからベルボーイ・ベルガールに引き継がれていく。
日本国内の高級ホテルでも最近はドアマンが居る事も増えてきました。
中には車種やナンバーを記憶してお客様をお出迎えするスーパードアマンも。
シングルユース
二人用のお部屋を1人で使う事。
ダブルルームを1人で使うと、ちょっと贅沢な気持ちになれます。
ウォークイン
予約なしに当日ホテルへ宿泊する事。
日本ではあまり耳馴染みがない言葉ですね。
基本的に割引等が効かない為、通常料金で宿泊になる事が多いです。
チップ
ポーターやドアマン、コンシェルジュへ何かお願いした時に、
用事が終わった際、相手に渡す小額のお金の事。1ドル札1枚が基本。
日本国内のホテルでは全くご縁がないチップ制度。
その代わりと言ってはなんですが、サービス料が別途高めに請求される事がある訳です。
チップとサービス料、どちらが良いかは難しい所ですが、
一々気を使わなくていい事を考えるとサービス料の方が何かと楽だったりします。
サービス料
ホテルやレストランにて、サービスに対して支払う料金の事。
日本のホテルでは宿泊費や飲食代の10%~18%が請求される事が多い。
海外では大体15%前後といった感じです。
サービス料の割に、大したサービスが受けられないと、なんだか少し損した気分に。
ホテルレストランが高いイメージの直接的要因にも。
ハード(ハード面)
ホテルそのものの設備等をまとめての敬称。
客室やフィットネスやプール、調度品やレストランのフォークやナイフ等全てを含む。
「あのホテルはハードが優れている」
と言った使い方をする事が多いです。
ソフト(ソフト面)
ホテルでのコンシェルジュ達のサービス等、人から受けるおもてなしの敬称。
「あのホテルはソフトが素晴らしい」
と言った使い方をする事が多いです。
日本らしいホテルはこのソフトが優れている場合が多いです。
フロント
ホテルのチェックイン時にまず立ち寄る正面受付の事。
ホテルによってはロビーフロントとチェックインフロントが別れている事も。
ホテルの顔であり、ホテルそのものの印象がはっきりと決まる大事な場所。
チェックイン
ホテルに宿泊する手続きをする事。
予約やプラン、お名前の確認、鍵の受け渡し、デポジットの処理等を行います。
大抵のホテルはロビーフロントで手続きをします。
ホテルによっては、クラブフロアを予約している場合、
クラブフロアにてチェックイン出来る事も。
アーリーチェックイン
ホテルの通常チェックイン時間よりも早くチェックインすること。
14~15時等にチェックインするのが一般的です。
アーリーチェックインだと12~13時等にチェックインする事が出来、
早い時間からホテルを満喫する事が出来ます。
ホテル会員特典の中でも比較的珍しい特典の一つです。
優先チェックイン
一般の方とは別のチェックインカウンターが設けてあったり、
簡単なサインのみでチェックイン出来たりと、特に混雑時に威力を発揮するホテル会員特典の1つ。
アサイン
宿泊する部屋を決める事。
最近は、利用者自身が泊まる部屋を決めるサービスがあるホテルも。
チェックアウト
ホテルの滞在を終え、精算や鍵の返却をする事。
こちらも基本的にはロビーフロントで行います。
クラブフロアの場合はクラブフロアのデスクでゆっくりチェックアウト出来る場合も。
レイトチェックアウト
ホテルの通常チェックアウト時間よりも遅くチェックアウトすること。
ホテルライフを満喫する上でとても大事な特典の一つです。
10時~12時等にチェックアウトするのが一般的です。
レイトチェックアウトだと13~15時等にチェックアウトする事が出来、
場合によっては丸一日ホテルライフを満喫出来ます。
オーバーブッキング
予約が取れているにも関わらずお部屋がない状態の事。
そもそも何故発生するかと言いますと、ホテルの予約は目まぐるしく変動する為、
部屋数よりも多く予約を取る事があります。
その際、天候や宿泊客の都合、
また上客のリクエスト等で想定よりも部屋数が足りなくなる事があるのです。
こういった場合、日本のホテルではワンランク上へのアップグレードや、
別のホテルへの手配がなされたり等、様々な対処をしてくれます。
デポジット
預かり金や保証金という呼び方も。
ホテルにチェックインする際、予めホテルへ支払うお金の事。
現在ではクレジットカードでのデポジットが一般的。
その際、宿泊費よりも多めにデポジットを請求する場合が多数。
限度額ギリギリの状態でクレジットでデポジットをする際は注意が必要。
現金払いだと、宿泊費の2倍のデポジットを取られる場合も。
また、一部のホテル会員はこのデポジットとチェックインを同時に済ませ、
非常に短時間でチェックインが完了するサービスも。
アップグレード
予約していた部屋より、1段階良い部屋になる事。
無償アップグレードと有償アップグレードがあり、
無償アップグレードはホテルの都合やホテル会員特典の1つとして、無料で良い部屋に。
有償アップグレードは追加料金を払ってより良い部屋に。
どちらにしても、通常よりはお得に宿泊出来る事が多いです。
稼働率
利用済みや予約済みの客室と、空いている客室の割合を表します。
稼働率が高いと、様々な面でホテルに変化が起きます。
クラブラウンジだと、提供されるフードの品数が増えたり、
量も多く提供される可能性が高くなります。
また、アップグレードやレイトチェックアウト等の特典が適用されない場合があります。
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