ホテル滞在の楽しみの1つと言えば
「朝食」
日常とは違うラグジュアリーな空間で、
上質な卵料理や様々なペストリー、
そして気の向くままに好きなものを食べられるビュッフェは、
ホテル滞在の醍醐味の1つと言えます。
しかし、そんなホテル朝食も慣れやある程度の知識がないと、
緊張して100%思いきり楽しめないかもしれません。
今回はホテル朝食のマナーやもっと楽しめる方法をお届け致します。
- ホテル朝食ってどんな種類があるの?
- ホテル朝食で気を付けるマナー①服装はどうしたらいいの?ルームウェアでも良いの?
- ホテル朝食で気を付けるマナー②お皿はどうしたらいいの?同じお皿を使い続けても良い?
- ホテル朝食で気を付けるマナー③席を外す時はどうしたらいいの?ナプキンやナイフ・フォークはどうしたらいいの?
- ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法①まずはどんなメニューがあるかを確認する
- ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法②ホテル朝食ビュッフェでオリジナルコースメニューを考えてみる
- ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法③ホテル朝食のレベルを体感する
- ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法④元を取ろうと考えない!
- ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法⑤自分が感じたよりも少ない量を取る!
- ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法⑥冷たいものは冷たいものだけ、温かいものは温かいものだけのお皿を作る!
- ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法⑦敢えてビュッフェを頼まない!!!
- ホテル朝食 まとめ
ホテル朝食ってどんな種類があるの?
ホテル朝食と言っても、ホテルによって様々な種類があります。
- ビュッフェ≒バイキング
- コンチネンタルブレックファスト
- アメリカンブレックファスト
- 和朝食や洋朝食といったセットメニュー
大きく分けると以上4タイプになるでしょうか。
特にホテルらしい朝食と言えば、「ビュッフェ」と「アメリカンブレックファスト」
ビュッフェは自分で好きなものをチョイスし、好きなものを食べる形式。
ホテル朝食と言えばこのホテルビュッフェを思い浮かべる方が殆どだと思います。
そして外資系のホテルに多いのがアメリカンブレックファスト。
こちらは、卵料理を筆頭に火を通したメインメニューがある他、
ペストリーやサラダ等、幾つか決められたメニューで構成されます。
多くの外資系高級ホテルは、このアメリカンブレックファストとビュッフェが組み合わさった様な、
非常に豪華なホテル朝食を提供しており、ボリューミーで贅沢な時間になります。
コロナ禍以降はセットメニューで朝食を提供するホテルも増えてきました。
また和朝食は多くのホテルでセットメニューが基本となっています。
限定数を設けた特別感の高い和朝食も、最近のホテルの流行となっています。
ホテル朝食で気を付けるマナー①服装はどうしたらいいの?ルームウェアでも良いの?
では次に、ホテル朝食を楽しむうえでのマナーを見ていきましょう。
一番気になる事と言えば、やはり服装。
特別な記載や明言が無い限り、
基本的にはホテルランチやディナー時と同じ様な服装を心掛けることをおすすめします。
とは言っても、そこまで畏まる必要もありません。
最低限、男性ならジャケットパンツスタイル。
季節によっては襟付きのシャツのみでも大丈夫だと思います。
Tシャツのみ等はカジュアル過ぎるので、おすすめは致しません。
女性なら露出が少なく、派手過ぎない格好なら大丈夫です。
パジャマや浴衣、ルームウェア等での利用は高級ホテルに関しては基本NGです。
勿論、旅館や一部ホテルでは浴衣やルームウェアでの利用が出来る場合もあります。
ホテル朝食で気を付けるマナー②お皿はどうしたらいいの?同じお皿を使い続けても良い?
慣れないと一番戸惑うのはこのお皿問題ではないでしょうか。
ビュッフェで1度目の食事を終え、追加で料理を取りにいく際、
基本的には使用済みのお皿はテーブルにそのまま残しておき、
新しいお皿を使って料理を取り分けるのがマナーとなっています。
その際、コンシェルジュがお皿をテーブルから片付けやすい状態にしておくと、
紳士的で好印象をもってもらえるかと思います。
ホテル朝食で気を付けるマナー③席を外す時はどうしたらいいの?ナプキンやナイフ・フォークはどうしたらいいの?
こちらも慣れないと非常に困りやすいマナーの1つ。
基本的にこれさえ覚えておけば大丈夫な方法が2つ。
まず、席を離れる際、ナイフとフォークをお皿の上に八の字型に置いておく。
この様なナイフレストがあるホテルレストランの場合は、
ナイフやフォーク、スプーンはそのまま引き継いで使う為、
ある程度綺麗な状態にしてからナイフレストに再びナイフやフォークを置きます。
そして、テーブルナプキンは椅子の座席に置いておく。
この2つをしていれば、離席中なんだとコンシェルジュ達に伝わります。
食事を完全に終え、退席する際は、
ナイフとフォークをお皿の上でそれぞれ平行にして置く。
そしてテーブルナプキンはクシャクシャに畳んでテーブルの上に置く。
このテーブルナプキンをクシャクシャにする理由は、
一説によると「テーブルナプキンを畳む事を忘れる程楽しい食事でした」
との意味合いが込められているそうです。
ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法①まずはどんなメニューがあるかを確認する
ホテル朝食ビュッフェは、様々な種類の料理が並び、ついつい目が奪われてしまいます。
目が奪われたまま、本能のままに料理を取っていくと、
実はホテル名物の料理や本当に食べたい料理が見つかった際に、お腹がいっぱいで食べられない!
なんて事になった経験、皆さんにもありませんか?
まずは落ち着いて、どんなメニューがあるか会場を少し歩いて回ってみては如何でしょうか。
そうすれば、ホテル名物の料理を見逃していた!なんて事にはなりません。
ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法②ホテル朝食ビュッフェでオリジナルコースメニューを考えてみる
ホテルに名物料理があった場合、
折角ならご自身オリジナルの朝食コースメニューを構成してみては如何でしょうか。
まずはスープやサラダ等の前菜からスタートし、
次にコールドメニューやホットメニューを少な目にチョイス。
その後、お肉やお魚、ペストリー等、食べてみたいものをチョイスしていくという感じ。
メインとなるメニューやホテルの看板料理がオーダー出来るなら、
それを中心に構成するのも楽しいですね。
特に高級ホテルでは卵料理や季節限定のシーズナルメニューがあるので、
そのメインメニューを食べることを大前提としてコースメニューを作り上げると、
何となくまとまった、オシャレなオリジナル朝食コースが出来上がります。
特にご飯や揚げ物、ペストリーといったパンはお腹で膨らむ食べ物なので、
前半に食べてしまうと後半殆どなにも食べられなくなってしまいます。
こうしたコース仕立てで考えると、
自ずとご飯やペストリーを取るタイミングも定まるのではないでしょうか。
ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法③ホテル朝食のレベルを体感する
ホテル朝食で最も差が出るメニューは果たしてなんだと思いますか?
私は、差が最も判りやすいのはフルーツだと思っています。
特に柑橘類やメロンは差がはっきりと分かるフルーツの代表格。
また、旬のフルーツがあるかないかも判りやすい差だと思います。
他には、ベビーリーフ等、野菜では葉物類が差が出易い食材です。
ペストリーといったパン類も割と差が判りやすいメニューの1つ。
こちらは既製品か、ホテルメイドかで差がはっきりと出ます。
一方で、ハムやサラミ、チーズ等の冷菜は、殆どが既製品な為、
大きな差を感じる事はかなり難しいです。
逆に考えれば、最も安定感があるメニューでもあるので、
フルーツ等がイマイチであっても、それら冷菜を取れば、
他のホテルと変わらず安定した味の朝食を楽しむ事が出来ます。
ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法④元を取ろうと考えない!
ホテルの朝食は、どれだけ安くても2,000円近い金額になります。
また、高級ホテルの朝食ビュッフェともなれば、5,000円を軽く超えるなんてことも当たり前。
折角こんな金額を払ったのだから、お腹いっぱい、損しない様に食べたい!
その気持ち、凄く判ります。
しかし、その意気込みでホテル朝食ビュッフェに挑んでしまうと
質<量
の構図が自ずと出来上がってしまい、折角の高級ホテルなのに、
まるで格安バイキングレストランで食事をしている心持ちになっていまいます。
初めから、元を取ろうと考えず、
その空間や美味しい食事、そして優雅な時間を過ごす事を前提に座席に着けば、
感じ方や料理の味わいも変わってくるかと思います。
上記に述べたコース料理を自分で作り上げる手法も、
こういった質<量の構図を崩す為にある手段の1つなのです。
ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法⑤自分が感じたよりも少ない量を取る!
ホテルビュッフェで利用するお皿は基本的に大きめなサイズの場合が殆ど。
おうちで同じくらいのサイズのお皿で、
様々な料理を取り分けているスタイルでお過ごしの方は別ですが、
使い慣れていないサイズのお皿だと、人間の感覚は意外とマヒします。
特に大き目のお皿に小さなポーションの料理を乗せると、視覚的に
あれ・・・?ちょっと少ないかも?
と感じる事が結構あります。
こればかりは意識して、自分が食べたいと思った量よりも少な目に取る事をおすすめします。
テーブルに戻っていざ食べ始めたら、意外とボリュームがある、
なんて事を防げると思います。
ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法⑥冷たいものは冷たいものだけ、温かいものは温かいものだけのお皿を作る!
これは高級ホテルの朝食ビュッフェだからこそ出来る楽しみ方です。
折角なので、1つのお皿をグループ分けして使い分けてみては如何でしょうか。
最近はコストや手間の関係で中々見なくなりましたが、
拘っている高級ホテルなら、ホットミールのコーナーでは温かいお皿が、
コールドミールのコーナーでは冷たいお皿が用意されている事もあります。
折角なら、それに倣って、1つは温かい料理だけを取り分けるお皿、
もう1つは冷たい料理だけを取り分けるお皿と意識して使い分けてみては如何でしょうか。
こうする事で、チョイスする料理のバランスが自動的にとられていきます。
また、冷菜のお皿の時は冷菜だけ、温菜のお皿の時は温菜だけしか目で追わなくなる為、
よりシンプルに考える事が出来、自分好みの食事になる可能性が飛躍的に高まります。
これは心理学を利用したものなので、結構効果的な方法です。
ホテル朝食ビュッフェを10倍楽しむ方法⑦敢えてビュッフェを頼まない!!!
究極の一手が、敢えてビュッフェを頼まない方法。
実はこれ、結構効果的な手段だと思っています。
例えばヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの場合、
ビュッフェとは別に、究極のフレンチトーストやエッグベネディクトが、
各食数量限定メニューとして用意されています。
通常の朝食ビュッフェが3,600円ですが、
これ等メニューはフルサイズでも、各3,000円以下と
朝食ビュッフェよりもリーズナブルな価格で設定されている事が多いです。
こういったアラカルト系メニューは、メイン料理の他に、
サラダやフルーツ、ジュースといった、ちょっとした前菜が付く事も多く、
結果的にコスパ、質の両面で朝食ビュッフェよりも満足度が高くなる場合もあります。
特に行き慣れたホテルの場合は、
一度アラカルトや限定メニューもチェックしてみる事を強くおすすめします。
ホテル朝食 まとめ
今回はホテル朝食の疑問や楽しみ方についてお届けしました。
今回は高級ホテルに限ってみていますが、
ビュッフェに関しての楽しみ方はビジネスホテル等、
ビュッフェスタイルが中心の様々なホテルでも活かす事が出来ると思います。
高級ホテルならではの楽しみ方となれば、やはり7番の敢えてビュッフェを楽しまない方法。
私の場合は、特に繁忙期に宿泊した際、この方法を取る事が多いです。
大混雑するビュッフェコーナーを横目に、ゆったりとサラダやコーヒーで時間を過ごし、
運ばれてきたメイン料理に舌鼓を打つのは、筆舌に尽くしがたい優雅なひと時です。
ホテル朝食で自分のスタイルが出来上がると、
どんなホテルの朝食も100%の楽しさを得られます。
是非、皆さんも自分オリジナルのホテル朝食スタイルを作り上げてください。
そして、あなたおすすめのホテル朝食スタイルをこっそり教えてくださると嬉しいです。
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