金沢東急ホテル クラブラウンジ セルフサービスでフードは少量ながら、拘りを感じさせるラインナップ!
それでは、お楽しみのクラブラウンジへと向かいましょう。
クラブラウンジは2階、マレ・ドールのお隣となっています。
営業時間は7:00~21:00と、それなりに幅広い時間帯で利用出来ます。
席数は全35席と割とコンパクトなクラブラウンジです。
ただ、利用されるゲストがそもそも多くないのか、
満席になっている事は一度もありませんでした。
一番手前には金沢や北陸に所縁のある工芸作家達の作品が展示されています。
こちらはほぼ全てのものが実際にその場で購入する事も可能だそうです。
形や色に拘った新進気鋭の作家達の作品が、実際に手に取って見られるのは嬉しいですね。
数か所に渡って、この様な本も展示されています。
これ等はクラブラウンジ内で自由に読む事が出来ます。
殆どが金沢や北陸由来の書籍となっています。
席はテーブルタイプもあれば、こういった和テーブルの様な席もあったりします。
こちら側はシェードが下ろされていて、外を眺める事が出来ないのはちょっと残念。
一番奥にはこの様な大人数様向けの席も。
こちらはちょっとした中庭を見られるのが良いですね。
ここからは、クラブラウンジで提供されているフードやドリンクを見ていきましょう。
一番手前には自家焙煎棒茶のマシンが展示されています。
冷えたものは後述の冷蔵庫にて、
温かいものはコンシェルジュにお願いすると淹れてもらう事が出来ます。
お水やウィスキーはこちらで自由に楽しむ事が出来ます。
ウィスキーや一部アルコールは時間帯問わず楽しむ事が出来ました。
銘柄はかなりリーズナブルなもので、その辺りは東急ホテルらしくない気もします。
お茶菓子等のフードも本当に最低限といった感じに。
写真中央左に写るお菓子がこのクラブラウンジのハイライトの1つ。
金沢駅や百貨店でのお土産として有名な「糀らんぐどしゃ」や、
お煎餅とチョコのハーモニーが何とも楽しい「しみみ」が惜しみなく提供されています。
その中でも一際拘りを感じさせるのがこの金沢小町提供のお菓子。
この日はじろ飴エンガディナーとレアチーズケーキが金沢小町から提供されていました。
クラブラウンジ限定という五郎島金時のタルトが凄く気になりますね。
可愛らしいコーヒーカップやソーサーが目を惹きます。
コーヒーはコーヒーマシンで、紅茶はパックにて提供されています。
このコーヒーカップは本当に可愛らしくてすっかり気に入りました。
ミニサイズの冷蔵庫にはこの様なサラダやサンドイッチ、そして前述のレアチーズケーキも。
フードに関しては、朝を除き、ティータイムもカクテルタイムもほぼ共通です。
カクテルタイムにはこれにプラスして小さなキッシュが加わるのみ。
フードの種類はかなり控えめですが、どれも上質なので、
のんびり楽しむには最適なクラブラウンジだと思います。
ワインは赤・白の2種類が用意されています。
勿論、こちらもセルフサービスで自由に楽しむ事が出来ます。
赤ワインの方がどうやら人気の様で、暫し無くなっている時間帯も。
ソフトドリンクや残りのアルコール類は冷蔵庫に冷やされています。
ビールは缶だけでなく、瓶タイプもあるのが嬉しい配慮。
しかもアサヒとサッポロから選ぶ事が出来ます。
ドリンクも、贅沢なものはないですが、ゆったり楽しむには必要十分だと思います。
金沢東急ホテル クラブラウンジ 完全予約制の朝食は美味の一言!間違いなくハイライトの1つに!
ラグジュアリーフロア且つ、朝食付きプランで予約をしたゲストのみに提供されているのが、
クラブラウンジでいただく「体がととのう朝ごはん」
1日30食限定となっており、前日17時までの予約が必須のレアな朝食となっています。
今回は、チェックイン時に、こちらの朝ごはんを予約する事が出来ました。
繁忙期等は、予約時に別途時間帯と予約の旨を記載する事を強くおすすめします。
イラストだけでなく、しっかりと献立表を用意してくれているのは嬉しい配慮。
焼き物は日替わりだそうですが、この日はのどぐろの一夜干しでした。
着席して数分で到着したのがこのご飯セット。
品数こそ控え目ですが、どのメニューも上質で優しい味わいとなっています。
体がととのうと謡っているのがよく分かる気がしますね。
いろいろ茸のおひたし、自家製豆腐の蟹あんかけ、
そしてお米とお味噌汁はかなり美味しいと思いました。
そしてやはり注目はのどぐろになるでしょうか。
一尾あたりが小ぶりで、骨も割と多い為、実際に食べられる量はそこまで多くありません。
一夜干しなので、割と身は堅いのですが、意外と身を骨から剝がすのは簡単です。
味も素朴ながら、お米やお味噌汁と実に合う焼き物となっていました。
食べ終わると食後のデザートとして果物、そして加賀棒茶を一杯淹れていただきました。
嬉しかったのは、この果物もしっかりと甘みのある冷えて美味しい果物だった事。
最後の最後まで美味しく楽しむ事が出来ました。
食後、シェフが態々感想を聞きに来てくださったのも嬉しかったですね。
因みに朝食付きプラン限定のメニューな為、ハッキリとした価格は掲示されてませんが、
概ね2,500円前後となっています。
金沢東急ホテル ブログ風宿泊記 まとめ
- クラブラウンジは居心地も良く、フードにも拘りが感じる!
- コンシェルジュのサービスはかなり優秀で心地良い!
- ウェットエリアを筆頭にビジネスホテル感は否めない・・・
- クラブフロアのコスパはかなり悩ましい・・・
今回宿泊した金沢東急ホテル。
東急ホテルの中でも中々な個性派だと感じました。
そもそもが、エクセルホテルからの出戻り組なので、
客室に関してはどこかチグハグ感が否めないのは事実。
特にウェットエリアは流石に旧世代的過ぎるのではと思いました。
一方で、コンシェルジュのサービスは相当優秀だと思います。
正に観光地にあるホテルの一番良い例という印象で、リピーターが多いのも頷けます。
また、クラブラウンジに関しても、絢爛豪華とは正反対に居ながら、
地域を意識したフードのチョイスやのんびりとした雰囲気で凄く居心地が良いです。
更に、美味しくゆったりと食べられるクラブラウンジ限定朝食は特別感が高く、
宿泊するなら次回もクラブフロアにしたいと思う魅力がありました。
悩ましいのは価格帯やコスパで、シングル利用とお2人様では、
その価格帯の開きがかなり大きいです。
クラブフロアに至っては、シングルとお2人で1万円以上の差額があり、
それだけの価値がこのクラブラウンジにあるかと問われるとやや疑問符も。
金沢と言う場所がら、ホテルにおこもりステイをする使い方もやや考えにくいので、
お2人なら通常フロアで、シングルならクラブフロアで、
といった使い方が一番コスパや満足度的にも良いのではと思いました。
コンシェルジュが優秀なので、客室のウェットエリアさえ気にならなければ、
通常フロアでも相当満足度は高いと思います。
コメント