長崎マリオットホテル 朝食はオールデイダイニング「HARBELLA」にて

宿泊時のお楽しみとなる朝食は、オールデイダイニング「HARBELLA」にて。
長崎らしい多国籍さを感じる朝食ビュッフェです。
朝食付きプランを予約の際は、ルームカードキーでの確認となる為、
ルームカードキーの掲示が必須となっています。

オールデイダイニング「HARBELLA」は、総席数174席とかなり多め。
とは言え、客室数は全207室の為、ウェイティングが発生する事も屡。
ウェイティング用の椅子が、入口付近に複数個設けられています。

天気が良い日や、過ごしやすい日にはテラスも解放されている様子。
ただ、長崎は鳶等の鳥が終始徘徊している為、
表立って利用される事はそこまで多く無さそうです。

ここからは順不同で見ていきます。
フードは大まかにコーナー毎にまとめられてはいますが、
和・洋・蘭が入り混じった区画も多いです。
島原ひょっつるは長崎らしいメニューの1つ。

スチームベジタブルやマッシュルームソテーといった温かい食べ物は割と豊富です。
多くは既製品ですが、しっかりと調理されてるものが多いです。
質としては及第点といった印象に。


麺類は日替わりで提供されており、この日は島原素麺が提供。
にゅう麺スタイルで楽しめました。
かまぼこが柔らかくて美味しかったです。
蒸籠には海老焼売や小籠包が提供されており、こちらは大人気メニューの1つ。

こちらもホットミール。
チキンソーセージは粒マスタードを添える前提の味付けな印象。
こちらも多くが既製品ですが、及第点だと思います。

楽しみにしていたご当地グルメコーナー。
五島産きびなごフライは、この朝食で1、2を争う素晴らしい出来。
2日続けておかわりするくらい、すっかりお気に入りになりました。
一方で、皿うどんかまぼこは何とも言えない味わいに。

こちらはご飯のお供にぴったりなお惣菜。
長崎で食べたものは甘じょっぱいものが多い印象でしたが、
こういったお惣菜は思っているより薄味なものも。

紅茶・緑茶のコーナーは茶葉のパックが充実しています。
カップが可愛らしいのは好印象。
こちらにも彼杵茶が置かれていますね。

パンの種類もそこそこに豊富です。
クロワッサンとパイナップルデニッシュがどうやらイチオシの様子。
パイナップルデニッシュは他のホテルでは殆ど見掛けない品ではないでしょうか。
クロワッサンは結構大ぶりです。

バゲット等はこちらに陳列。
ジャムやバターの種類が思いのほか豊富。
ヌテラやピーナッツバターもあるのは長崎らしい多国籍さを感じます。
シリアルは甘くないものを中心に7種類とこちらも割と豊富。

ソフトドリンクは自家製のスムージーやデトックスウォーターの他、
フレッシュのキャロットジュースやみかんジュースも。
デトックスウォーターの出が、物凄く悪いのが気になりました。

デザート類は控え目です。
フルーツ系のヨーグルトが2種類、それに加えるフルーツが4種類。
右上に見切れている島原牛乳はおすすめの一品。
態々瓶で用意されている拘りを感じます。
また、チーズも計5種類と意外なほど充実。
他のホテルではあまり見掛けないチーズもあり、そちらもおすすめ。

ドーナツは5種類の提供。
お味に関しては非常にジャンキーで甘い印象。
ドーナツの陰になっていますが、こちらにはフレッシュフルーツが4種類並べられています。
ホテルらしくどれもカットされて食べやすい状態に。

こちらはサラダコーナー。
ほうれん草や葉物は非常に状態が良く、農園から直送とのこと。
他の野菜も種類こそ程々ですが、
どれも美味しく満足度はかなり高め。
また、ドレッシングは4~5種類程なのですが、
その中でも、あご出汁ドレッシングは是非一度お試しいただきたい一品です。

コールドミールは全4種類ですが、どれも安定感抜群。
炙り生ハムはあまり見掛けない気がします。
スモークサーモンは1枚1枚が大ぶりで嬉しいですね。

ご飯はお粥の他、長崎県産のなつほのかが用意されています。
炊飯から時間が経っているにも関わらず、
美味しいお米が食べられるのは嬉しい限り。

こちらは別日の様子です。
メニューがいくつか変更になっている以外は、
そこまで大きな変化を感じられません。
とは言え、美味しいものは連日提供されていたので、
お気に入りのメニューがあれば問題はないかと思います。

この日は、ちゃんぽん飯と塩こうじ焼きが登場。
塩こうじ焼きはふっくら焼き上がっていて美味しいですね。
ちゃんぽん飯は、ちゃんぽんらしさがあまり感じられず、どちらかといえば炒飯に近い印象。

期待値が高かったポークソーセージですが、
作業工程が良くないのか、本来の味わいが全く感じられず非常に残念。

地元ならではのメニューで、私が一番期待していたのがハトシ。
これは朝食で食べた中でも一番微妙なお味でした。
長崎駅近くの売店で買ったハトシの方が凄く美味しかったので、
ハトシを楽しみにされている方は是非とも駅近くの売店にて。

素麺は五島うどんへと変更されていました。
こちらもご自身で湯がいてからお好みの食べ方で。
長崎マリオットホテル 朝食にはエッグステーションも!オムレツは変わり種が2種類の他、通常のオムレツも。

ホテル朝食のお楽しみと言えば、エッグステーション。
長崎マリオットホテルでは、フライドエッグ、スクランブルエッグ、オムレツの他、
2つのシグネチャーオムレツが用意されています。

まずは、シグネチャーグリーンオムレツをオーダー。
具は長崎県産牛の赤ワイン煮込みです。
やはりその場で仕上げてくれるのは、見ていてワクワクしますね。

こちらが出来上がりのグリーンオムレツ。
外側は割としっかり熱を入れていますが、中はふわトロに仕上がっています。
赤ワイン煮込みが入っている関係か、全体的には薄味な印象。
テーブルに胡椒や塩が常備されているので、お好みに合わせてご自身で仕上げを。

こちらはもう1つのシグネチャー、雲仙しまばら鶏の和風オムレツです。
具は雲仙しまばら鶏、玉ねぎ、三つ葉。仕上げに銀餡がかかっています。
こちらもどちらかと言えば塩味が優しい味付け。

オムレツのすぐ隣にはエッグベネディクトとパンケーキ用のステーションもありました。
私は無類のエッグベネディクト好きなので、勿論エッグベネディクトをオーダー。
こちらもあごだしオランデーズソースと、あまり見掛けない味付けになっています。

エッグベネディクトというよりは、あくまでエッグベネディクト風と言った印象です。
オランデーズソースはほんのりあご出汁の香りが漂います。
黒コショウを掛けると丁度いい風味になりますね。
長崎マリオットホテル 朝食の評価は・・・

朝食の価格は5,500円。
今回、複数日滞在しましたが、5,500円という価格を考えると
そのままの価格帯では、ややコスパが厳しい印象を受けました。
本来はハイライトとなって欲しい長崎名物の料理が、
軒並み期待通りの質を感じなかったのが主な理由です。
ただ、事前に朝食プランで予約すれば、大人約3,000円前後になる為、
一転して、価格に見合った満足感があります。

また、絶品だったきびなごフライをはじめ、
トッピングやドレッシング、ソース等はこだわりを感じ、非常に好印象。
沢山のメニューを美味しく楽しみたい方には、やや不向きかと思いますが、
気に入ったものをのんびり食べたい方には、最適な朝食ではないでしょうか。

天井が高く、解放感のある空間で、席間も割とゆったりとしており、
景色もやや低階層とは言え、どの席からも空の抜け感を十分に堪能出来ます。
長崎らしい料理も一度にまとめて楽しめるので、
朝食付きプランで予約するのであれば、一考の価値ありだと思います。
長崎マリオットホテルの宿泊記は以上となります。
長崎マリオットホテル ブログ風宿泊記 まとめ

- 客室は広く、快適。特にハーバービューバルコニールームからの景色は最高!
- ながさきみなとまつりの花火が客室からゆったり見られる!
- 長崎駅ほぼ直結で、周辺施設も充実しており、利便性は抜群!
- 宿泊費の価格帯も安定しており、良コスパ!
- コンシェルジュのサービスは安心感がある
- 朝食は朝食込みプランなら一考の価値あり
- クラブラウンジはコスパが悪い・・・
今回宿泊した長崎マリオットホテル。
今回はあくまで「ながさきみなとまつり」の花火を主軸に旅程を考えました。
結果、花火を存分に堪能でき、期待以上のコスパの良さを発揮してくれました。
その為、ハーバービューバルコニーへの宿泊は絶対条件。
特に宿泊費に関しては、想定よりもかなりリーズナブルな価格帯で予約する事が出来ました。
客室そのものも、広さが程良く、
バルコニーから見る長崎港の景色も素晴らしく、ゆったりと寛げました。
ながさきみなとまつりへの来訪、
特に花火をゆったり楽しみたい方には、是非おすすめしたいホテルです。

一方、クラブラウンジですが、2万円を超えるコスパは全く感じられず非常に残念。
フードやドリンク、景色等、
何か1つでもハイライトとなるものがあれば良かったのですが・・・。

コンシェルジュに関しては、全体的にサービス精神が高く、
特にエントランスのコンシェルジュは気持ちの良い滞在を底支えしてくれました。
長崎駅やアミュプラザ隣接と立地も良く、滞在中に困る事はほぼ皆無な点も高評価です。
繁忙期でない限り、滞在費は朝食付きプランで3万~4万円前後を推移しており、
通常プランであれば2万円台後半で予約出来ます。

長崎旅行の際、恐らく数日滞在される方が多いと思います。
1泊は朝食付きプランで、もう1泊は朝食のない通常プランで予約し、
近隣施設や長崎駅周辺の有名店で朝食やブランチを取るスタイルがおすすめです。
繁忙期でなければ、ホテル全体ものんびりとした雰囲気になりますし、
コスパも良好なので、比較的おすすめのホテルだと思います。
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