クラブラウンジを評価する上で、気になるものの1つ。
シャンパーニュ(以下シャンパン)
ウェルカムシャンパンだったり、カクテルタイムにシャンパンがあったりすると、
クラブラウンジの格が1つ高い印象を受けるのは紛れもない事実。
当サイトの評価基準でも、やはりシャンパンの有無は重要視しています。
今回は、シャンパンが楽しめるクラブラウンジをご紹介致します。
シャンパンとスパークリングワインの違い
と、その前に。
何故、格が高い印象があるのか。
シャンパンとスパークリングワインの違いを改めて。
お酒好きな方はご存知かと思いますが、広義で考えれば、
シャンパンもスパークリングワインの一種には違いありません。
しかし、シャンパンはそんなスパークリングワインの中でも
「特別」
なのです。
まず、1つがシャンパンはフランス、シャンパーニュ地方で作られたものしか、
シャンパーニュと名乗る事が許されていません。
これはシャンパンの大前提ともなっています。
他にも、つくられる地域や使うぶどうの品種、栽培方法、製造方法、アルコール度数、
それ等全てを満たして、初めてシャンパーニュ、シャンパンと名乗る事が出来るのです。
同じ製法、同じ地域、同じぶどう品種等で作っても、
シャンパーニュ地方で作られていなければ、
スパークリングワインとしか名乗れませんし、
シャンパーニュ地方で作っていたとしても、
製造方法や栽培方法等、どれか1つでも満たせなければ、
その時点でシャンパンではなく、通常のスパークリングワインとしか名乗れないのです。
それだけ、シャンパンは別格の扱いを受けている飲み物になっています。
その為、どれだけお手頃なシャンパンであっても、
スパークリングワインと比べれば3倍以上の値が当たり前です。
特別な空間であるクラブラウンジに、特別な飲み物であるシャンパンが加われば、
「特別×特別」
で、より一層評価が高まるのは自然な流れではないでしょうか。
ANAインターコンチネンタルホテル東京・クラブラウンジ
ここからは、私おすすめのクラブラウンジをご紹介してまいります。
まずは、当サイトではすっかりお馴染み。
私のお気に入りホテルの1つでもあります、ANAインターコンチネンタルホテル東京。
ガーデンプールにてイベントが開催される事もあって、
提供されるシャンパンは「マム」
F1のシャンパンファイトでも15年使われていた輝かしい実績を持つ、
シンプルな装丁が美しいシャンパンです。
味わいとしては、軽やかで癖がなく、酸味も程よい為、非常に飲み易いシャンパンです。
酸味が苦手な私でも、難なく飲む事が出来るので、
酸味が苦手な方には特におすすめです。
M3Fのシャンパンバーやイベントとの兼ね合いもあるので、
常時置かれているかは難しいところですが、
ガーデンプール開催時やその前後ならほぼ確実にあるはずです。
カクテルタイム時にはコンシェルジュの方にカクテルをお願いする事も出来るので、
是非シャンパンカクテルもお願いしてみては如何でしょうか。
オレンジジュースと合わせるカクテル「ミモザ」や、
飲み易さとは裏腹にアルコール度数の高めなジンと合わせる「フレンチ75」等がおすすめです。
ANAインターコンチネンタルホテル東京のクラブラウンジに関してはコチラも併せてご覧ください。
ザ・リッツ・カールトン東京・クラブラウンジ
クラブラウンジ広しと言えども、
プライベートブランドのシャンパンを提供するホテルは、
日本国内でもここくらいではないでしょうか。
今ではプライベートブランドのシャンパンやワインを提供するだけでなく、
スパークリングワインや赤・白ワインも複数提供するなど、
東京都内でも屈指の豪華なクラブラウンジとなりました。
シャンパン自体は、香りの主張が強めではあるものの、
それでいてバランスが取れている為、万人受けするシャンパンのラインだと思います。
カクテルもそのオリジナルシャンパンを使ったカクテルがあったりと、
かなり拘りを感じさせる構成になっています。
何より、フード類の充実度は東京都内でも最高レベルな為、
レストランへ出掛けずとも大満足出来る程の空間になっています。
クラブフロアに関してはコチラもご覧ください。
ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクション・クラブラウンジ
開業して数年経ち、すっかり馴染んだ感じもあるプリンスホテルのフラグシップホテル。
以前はルイロデレールだったのですが、最近はロスチャイルドに変更されています。
ワイン漫画、神の雫にも登場し、話題となった、
フランスの名家、ロスチャイルド家が営むシャンパーニュブランドです。
キレのある飲み易さとは裏腹に、味わいと香りの主張はかなり強く、
一度気に入るとこれ以外考えられない程に、強さを打ち出したシャンパンです。
単独で飲む事も勿論おすすめですが、
相性の良い香りが強めのチーズ等のアペリティフと共に楽しむ事をおすすめします。
特にこのプリンスギャラリーのクラブラウンジは、
お酒に合うフードを中心に構成している為、
自分が好きな組み合わせを見つけるのも滞在の楽しみになるのではないでしょうか。
主張が強いシャンパンなので、
フードも出来るだけ主張が強いものの方がシャンパンと良く合います。
ザ・キャピトルホテル東急・クラブラウンジ
リニューアルして久しいクラブラウンジがある東急ホテルのフラグシップホテル。
こちらでは拘りのシャンパーニュが提供されています。
季節のシャンパンと謳うシャンパンは、時期によって様々。
固定のシャンパンがないのは、色々と試してみたい方には嬉しいかも。
飲み易いシャンパンと言うよりは、
お酒好きな方が好む味わいがしっかりとしたシャンパンをチョイスする事が多い印象。
こちらも単独で楽しむよりは、
何かフードと一緒に召し上がる方がより一層シャンパンの良さを感じられるかと思います。
混雑していなければ、簡単なシャンパンカクテルならお願いする事も可能なので、
フレッシュオレンジジュースを使った「ミモザ」をお願いしてみるのもありです。
パレスホテル東京・クラブラウンジ
国内を代表するホテルであるパレスホテル東京。
こちらで楽しめるシャンパンはローランペリエ。
オシャレさと豪華さを兼ね備えるラベルが特徴的です。
昔ながらのシャンパンを貫くこのシャンパンブランドは、ほんのりとした甘みが特徴的。
香りも豊かで、ロスチャイルドとはまた違った個性を打ち出したシャンパンです。
甘さがある為、スイーツとの相性が抜群に良い他、
対極になる辛い料理や香辛料が効いた料理との相性も良い為、
クラブラウンジで提供されるフードの多くと一緒に味わっても
シャンパンの個性を殺さず相乗効果が楽しめる様になっています。
クラブラウンジでシャンパンを楽しむコツ
シャンパンは単独で飲む事が多いイメージがあるかもしれませんが、
実は食事と共に楽しむマリアージュやペアリングが最近密かなブームとなっています。
自宅でペアリングやマリアージュを楽しむには、中々手間が掛かりますし、
何より一度開けてしまうと保存があまり効かないシャンパンは、
食べるよりも飲む事をどうしても優先しがちになってしまいます。
そんなシャンパンをホテルのクラブラウンジでは、保存を気にする事がなく、
自由に自分が好きな量を楽しむ事が出来ます。
更に、マリアージュ用のフードは予め沢山用意されており、
こちらも自分で好きなものを、好きなだけ楽しむ事が出来ます。
ホテルのクラブラウンジはシャンパンでマリアージュする最高の舞台なのです。
もし、上記のホテルのクラブラウンジに宿泊する際、
シャンパンが楽しめる方であれば、
是非一度マリアージュを考えながら過ごしてみては如何でしょうか。
以前、私はテタンジェのアンバサダーさんにこんなことを教えてもらいました。
「シャンパンと食事を合わせる事は冒険に出ることと同じ。
冒険は楽しむ事とチャレンジする心が大切です。
是非、シャンパンとのマリアージュも楽しみながらチャレンジもしてみてください」
これはシャンパンとは合わないかも?
そう頑なに考えず、一度童心に返ってみてはいかがでしょうか。
シャンパン×チーズといった王道も勿論素晴らしいですが、
シャンパン×和菓子
シャンパン×肉料理
シャンパン×魚料理
シャンパン×パン
色んな組み合わせで、あなただけのナンバー1マリアージュを是非見つけてみてください。
私としては和菓子を是非試していただきたいです。
これが意外と・・・合うんです。
クラブラウンジの新しい楽しみ方の1つになれば良いなと思っています。
面白い組み合わせを見付けたら、是非私にも教えてください。
コメント