
ネスプレッソカプセル「マスターオリジン」とは
単一の原産国から選ばれた豆のみを使用した種類。
前シングルオリジンシリーズに代わるシリーズです。
シングルオリジンシリーズと同じく、
香り、味、口当たり、全てにおいて特徴的な物が多く、
飲む人で好みがはっきり分かれるタイプです。
基本的には代替えに近いカプセルが多いですが、
インドネシア等、今シリーズで初めてお目見えするカプセルも。
ネスプレッソが定める味わいの強さも4~11とふれ幅が大きめ。
全てがエスプレッソカプセルになっている為、オススメの飲み方も勿論、エスプレッソがオススメです。
また、現状外部では販売しておらず、ネスプレッソ公式サイトでのみ購入が可能です。
マスターオリジン インド

産地:インド産
味わいの強さ:11
香り:カカオ、スパイシー
特徴:焙煎香が強く、スパイシーな香りが鼻をくすぐります。
味わいは以前のシングルオリジンとほぼ変わらず、
アタックは強いですが、後味がかなりスッキリとしており、味わいの強さとは裏腹に非常に飲み易い。
砂糖を入れると抜群の味わいへと変化するのも同じです。
飲み比べたワケではないので確証はありませんが、
受けたイメージは殆どシングルオリジンのインドリヤと変わらないので、飲み方も同じで良いと思います。
マスターオリジン インドネシア

産地:インドネシア・スマトラ産
味わいの強さ:8
香り:木のような香り
特徴:香りは、かなり柔らかい印象を受けます。
その柔らかい香りとは裏腹に苦みとコクはかなり強め。
ただ苦みは尾を引く苦みではなく、割とスッキリした印象です。
香りとは相反する味なので、エスプレッソとして楽しむには好みが分かれそうです。
砂糖を加えても、苦みとコクは強さを残したまま。
アレンジのし甲斐がありそうなカプセルになっています。
マスターオリジン コロンビア

産地:コロンビア産
味わいの強さ:6
香り:ワイン
特徴:淹れた時の香りがやはり鮮烈なコロンビア。
前モデルとなるロサバヤの特徴とも一致しているので、やはり大きな変更は無さそうです。
相変わらず酸味が多少キツメであり、砂糖との相性はややイマイチ。
好みが分かれるのも共通しているので、こちらもほぼロサバヤと同じ使い方で良いかと思います。
香りを活かす為に、一緒に楽しむものは出来るだけ控え目な香りのものがオススメ。
ただ、同系統の香りなら相乗効果も期待出来るので、ブルーベリー等を合わせて見るのも面白いです。
マスターオリジン ニカラグア

産地:ニカラグア産
味わいの強さ:5
香り:甘く穀物の様な香り
特徴:公式ではハチミツの様な香りや口当たりと書いてありますが、穀物の香りが先に立っています。
とは言っても、淹れたてから数秒で優しい香りに変わるので非常に飲み易い。
前モデルとなるダルサオと同じく酸味・苦味は控え目ですが、やや苦みが勝っているかなという感じ。
ダルサオと全く同じでは無さそうですが、感じる印象はほぼ変わらず。
全体的に輪郭がボヤッとぼかされた味わい。
恐らく敢えて飲み易く、引っかかりのない味わいに仕上げているのだと思います。
砂糖を入れてもミルクを入れてもそれは変わらずなので、
これなら使い道がハッキリしているヴォリュートを選んじゃうかなと思ったのが正直な感想です。
マスターオリジン エチオピア

産地:エチオピア産
味わいの強さ:4
香り:鮮やかな花の香り
特徴:特徴も香りも、シングルオリジンのブケーラを引き継いだマスターオリジン。
味わいの強さは3から4へと変更されています。
こんなに酸味が前面に来ていたかな?と首を傾げるくらい酸味が立っています。
もしかすると、おすすめの飲み方が以前のルンゴではなく、エスプレッソに変わったからかもしれません。
しかし、飲んだ後のキレの良さはまさしくブケーラそのもの。
個人的には、砂糖を加えてエスプレッソで飲むのが一番美味しいと思います。
ミルクメニューにすると、格段に飲み易くなるものの、
折角の香りも含めて全体がかなりボヤけるので、相変わらずミルクメニューには不向きだと思います。
朝の一杯に最適な優しい香りとキリっとした味わいなので、モーニングエスプレッソに是非。
おすすめのネスプレッソカプセル(グラン・クリュ)は「マスターオリジンインド」
やはりと言うか、シングルオリジンの代替えと言う印象は変わりませんでした。
一方で、今回加わったマスターオリジン インドネシアは中々に面白いカプセル。
香りと味わいで受ける印象が全く違う為、
様々なアレンジで評価がガラリと変わりそうな可能性を秘めています。
私自身が柔らかい香りが好みな他、酸味もそこまで強くないので、評価は割と高いです。
まだカプセルが残っているので、色々と試したいなと思います。
気軽にオススメ出来るのはやはりマスターオリジンインド。
使い方も以前のシングルオリジンインドとほぼ変わらない感じで使えるので、
砂糖を加えてエスプレッソで飲むか、ミルクメニューで飲むのがオススメ。
相変わらず砂糖を加えると絶品の味になります。
ティラミスの材料に使ってみるのも楽しいです。
もし普段砂糖を加えずにエスプレッソで飲まれるのであれば、
マスターオリジン インドネシアの方が飲んでいて飽きないと思います。
完全にリニューアルかと思いきや、マイナーチェンジ版として戻ってきた今シリーズ。
少なからず値上げされているので、体裁をとった値上げと言われても仕方ないかもしれません。
しかし、絶品カプセルの1つであったインド産カプセルがまた楽しめるのは嬉しい限りです。
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