
今回宿泊記をお届けするのは
「モクシー東京錦糸町」
国内初のモクシーブランドとして誕生したホテルです。
場所は錦糸町南口の歓楽街のど真ん中という立地。
果たして、モクシーとはどんなホテルなのでしょうか。
早速見ていきましょう。
モクシー東京錦糸町 1ベッドクイーン 意外と広くて意外と快適なシンプル過ぎる客室

今回は客室から先に見ていきましょう。
モクシー東京錦糸町の客室は2タイプしかありません。
それも、1ベッドか2ベッドかの違いのみ。
今回は1ベッドのクイーンルームを予約しました。

クローゼットがない為、備品の多くは壁に掛けられています。
靴ベラ、バゲッジラック、チェア、ミニテーブルもこの様に掛けられています。
客室の広さが17㎡~24㎡と物凄いブレがありますが、基本的には17㎡です。

一番手前にはウェットエリアがあります。
こちらも、狭いスペースに様々な備品やアメニティをギュッと詰め込んでいます。
バスアメニティは歯ブラシやヘアブラシ、
カミソリといった本当に必要最低限の物のみ。
使い勝手はまずまずといったところ。

モクシー東京錦糸町は全室シャワーブースのみ。
レインシャワーと普通のシャワーの2タイプとなっています。
こちらも全体的にスペースがかなりタイトです。
2人同時に利用することはほぼ不可能と考えて良いかと思います。

スリッパ等もこちらに用意されています。
身支度時に便利な椅子があるのはGOODポイント。
ビジネスホテルに泊まり慣れてる方なら概ね大丈夫なはずです。

では、ベッドエリアへと視線を移していきましょう。
17㎡と数値だけ見ると平均的な広さなのですが、
調度品の数がかなり少ない為、数値以上の広さを感じる事が出来ます。
これが実に不思議で、決して広くはないのに何だか広く感じるのです。

テレビは50インチと部屋の広さの割にはかなり大き目なサイズ。
基本的にはベッドに寝転がって見る事になります。
チャンネル数は一部BS放送が見られるタイプです。

錦糸町らしさを感じるスカイツリーの写真の他、
アーティスティックなものがいくつか。

ベッドサイドには椅子も用意されています。
これが独特な座り心地。
身体の沈み込みはかなり深いのですが、意外と悪くはありません。
感覚としてはハンモックと椅子の中間といった感じでしょうか。

ベッドサイドのルームコントローラーも必要最低限。
そしてこの辺りに置かれた調度品は実にモクシーらしい自由さを感じます。

見た目はダイヤル式ですが、操作は完全にボタンタイプの客室電話。
一時期アメリカでこういった電話が流行していました。
使い勝手が良いかはさておき、面白いです。

ミネラルウォーターも2本用意されています。
そして隣に鎮座するのがオタマトーン。
モクシーと言えばコイツを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。
恐らく色んな方に遊ばれたからでしょうか、残念ながら反応はイマイチ。
とはいえ、ついつい触ってみたくなる魅力がこのオタマトーンにはあります。

ナイトウェアはワンピースタイプのものが用意されています。
開業してから暫くはナイトウェアが一切置かれていなかったホテルなのですが、
流石にナイトウェアのリクエストは多かったのでしょう。
今ではこちらのワンピースタイプとなっています。
着心地は極普通のビジネスホテルでよくあるナイトウェアといった感じです。

モクシー東京錦糸町では、チェックイン時に、1杯だけ無料でウェルカムドリンクを提供中。
アルコールが入ったものも選べるとの事だったので、
Moxy Bar & Loungeオリジナルのカクテルをいただきました。
非常にサッパリとしてアルコール感も控えめな飲みやすいカクテルです。
因みに後述しますがアルコール以外の一部ソフトドリンクは、
ラウンジにていつでも無料で飲むことが出来ます。

ベッドサイズはクイーンサイズなので2人で寝るには少し狭め。
お2人でゆったり眠りたい場合は2ベッドタイプの客室がおすすめです。
その代わり、客室の広さはやや狭く感じるので、難しいところ。

客室内でゴロゴロ過ごす場合も考えると、
1ベッドクイーンの方が居心地が良いかもしれません。
この辺りはパートナーとの過ごし方で大きく影響しそうです。

最後に客室からの様子をお届け。
それなりに高階層の客室をアサインしてくれました。
とは言え、景色は御覧の通り。
向かいのマンションの客室が余裕で中まで見通せる様な状態です。
そっとブラインドを下ろしましょう。
1つ注意点として、このホテルは錦糸町の南口の歓楽街のど真ん中にあります。
その為、週末の騒音は想像よりも更に大きいと思っていた方が無難です。
朝の3~4時くらいまで、外からの騒がしい声が普通に聞こえてきます。
気になる方は前もってリクエストやフロントで、
静かなお部屋が良い等をホテルへお伝えすることを強く強くおすすめします。
モクシー東京錦糸町 ホテル館内を散策!珍しいアイロンルームは個性的!

ここからはホテル館内を探索していきます。
とは言え、付帯施設はフロントを内包したMoxy Bar & Lounge、
フィットネスジム、そしてアイロンのみが置かれたアイロンルームのみとなっています。

まず最初に訪れたのはアイロンルーム。
こちらは各階に1つ用意されている、文字通りアイロンをする為だけのお部屋。
予めアイロン2種とアイロン台が置かれています。

壁に描かれたお兄さんがアイロンを掛けている姿が何とも印象的。
このホテルは本当に色んなところで遊び心を感じますね。

フィットネスジムは2階に。
24時間いつでも利用できるのですが、コロナ過になってからは人数制限がされ、
利用希望の場合は予めフロントにてお願いすることになっています。

広さこそそこまで広くないのですが、マシンは割と充実。
パンチングバッグといったホテルフィットネスでは殆ど見掛けないものまで。
意外と利用者が多く、この日も終始誰かがトレーニングに励んでいました。
モクシー東京錦糸町 ホテルのハイライトはフロント兼任のラウンジバー!「Moxy Bar & Lounge」

そして、このホテルのハイライトとなるのが、1階のフロントを内包した
「Moxy Bar & Lounge」
バーカウンターも兼任するフロントでは、
前述の通りウェルカムドリンクをいただく事が出来ます。
また、宿泊者限定で、一部ソフトドリンクは無料で飲むことが出来るのも嬉しい点。

このMoxy Bar & Loungeは思いの外広く、色んなタイプの席が用意されています。
ソファー席には、ソーシャルディスタンスを訴えるクマさんが寝そべっています。
ウェルカムドリンクはこちらでいただく事も出来ますし、
勿論、私の様にお部屋で楽しむことも出来ます。

一番奥にはドリンクやフード類が置かれたグラブ&ゴーコーナーが。
こちらには普段あまり見掛けない飲み物やアイスといったものが多数用意されています。

夜になるとムーディーなライトアップになり、宿泊者だけでなく、
普通にバー利用される方も。
特に外国の方が好んで利用されている様で、異国情緒が高まります。

アートウォールには沢山のぬいぐるみが。
隣にはDJブースがあったり、ギターがあったりと、本当に自由過ぎる程自由です。
スタッフのサービスも良い意味で凄くラフです。

バーラウンジコーナーの逆サイドはライブラリー・コワーキングスペースとなっています。
こちらには、こういったサッカーボードの様な遊べるものや、
コワーキング用の電源があるテーブル席が多数用意されています。

プルマン東京田町でもそうでしたが、
最近の新規開業ホテルは卓球が流行っているのでしょうか。
こちらは本格的な卓球台が用意されています。

暖炉を模した壁には、日本らしい壁画や気になる調度品がいくつか。
潔い程の統一感のなさがモクシーらしいところ。

繁華街方面に向けられた少し変わったタイプの椅子も。
どの椅子にもテーブルが置かれているので、外来ゲストでも使いやすいですね。
因みに外来ゲストの場合は1時間1杯制と時間が定められています。
宿泊者は勿論自由に利用して大丈夫です。

ライブラリー・コワーキングスペースだけあって、ちゃんとライブラリーコーナーも。
とは言っても、日本人向けな書籍は殆どなく、基本は外国人向け。
コワーキングスペースはコロナ過なので互い違いに座る様な仕切りが付けられています。

荷物が多い場合は、ロッカールームも備わっています。
ロッカーの数はそこまで多くないので、繁忙期は中々大変そうです。

コワーキングスペースの奥には、個室スペースの様なソファー席も。
ウェルカムドリンクを持って暫しの休息です。
本当に皆さん自由な時間を過ごされています。

ホテルに泊まりに来たと言うより、友人の家に泊まりに来た様な感覚が近いでしょうか。
自由な時間を自由に過ごす。
特にMoxy Bar & Loungeは使い方次第で物凄く快適なホテルライフになりそうです。
モクシー東京錦糸町 ブログ風宿泊記 まとめ

初めてモクシーブランドに宿泊しましたが、物凄く評価が難しいホテルだと思います。
最近は個性派なハイビジネスホテルが多くなってきていますが、
モクシー東京錦糸町はその個性をMoxy Bar & Loungeが9割程占めている感じです。
サービスや居心地が気に入れば、かなり使い勝手の良いホテルでもあります。
私の滞在中、会話が耳に入った方に限りますが、なんとほぼ全員がリピーター。
特にシングル利用で、ビジネスの方や外国人観光客に支持を受けている様子。

スタッフのサービスも決してラフ過ぎるわけではなく、距離感が近いだけで、
サービス自体はそれなりにしっかりしているのも魅力の1つだと思います。
価格帯が15,000円前後~で、この価格帯がかなり悩ましいです。
というのも、錦糸町にある他のホテルと比べても価格帯が高め。
更には競合内に含まれる両国駅には、
コスパ良好筆頭のホテル「ザ・ゲートホテル両国 by HULIC」がある為です。
一度リーズナブルな日に宿泊してみて、合う合わないを確かめる。
もしくは、近隣の方なら夕方や夜にバーラウンジに立ち寄って、
実際にバー利用をしてみて、ホテルの雰囲気を味わってから決める事をおすすめします。
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